トップメッセージ
私たちドコモグループの存在意義は、社会を豊かにしていくことにあります。ドコモグループは創業以来、通信技術を進化させ、その進化に基づきさまざまな仕組みやサービスを生み出し、社会を豊かにすることをめざしてまいりました。そして、人と人、人とモノ、人と社会、企業と社会など、新しいつながりを生み出し、育み、その価値を社会に、世界中に広げていけるような会社でありたいと考えています。その思いを込めて、このたび「テクノロジーと人間力で新しいつながりを生み、心躍る価値創造で、世界を豊かに、幸せに。」というグループビジョンと、「つなごう。驚きを。幸せを。」というスローガンを掲げました。また、行動原則もアップデートを行い、社員一人ひとりが「当事者意識」「リスペクト」「チャレンジ」をキーワードとして自主・自律的に行動し「人間力」を発揮することで、社会の未来のために驚きと幸せを生み出し続けるドコモグループを創っていきたいと考えています。
豊かで幸せな未来をめざすことは、同時に社会の持続可能性の向上に貢献していくことであり、それが私たちの使命です。2021年に策定した中期戦略においては、イノベーションを起こし、「社会・産業の構造変革」と「新たなライフスタイル創出」を通じて社会を大きく変えていく挑戦を行うとともに、サステナビリティ課題への取組みを事業運営と一体的に推進することを明確にしています。そして、2022年に定めた「サステナビリティ方針」において特定した、「環境」「社会」「人材」「公正」の各分野の重要課題(マテリアリティ)に対し、さまざまな事業や社会貢献活動を通じて、ドコモグループ一丸となって解決に取り組んでいます。
ドコモグループでは、自社の事業活動での温室効果ガス排出量を2030年までに実質ゼロにする「2030年カーボンニュートラル宣言」に続き、2040年までにサプライチェーン全体で温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「2040年ネットゼロ」を2023年11月に発表しました。また、「自然と共生している未来の実現」に向け生物多様性への取組みを事業と一体で進めるため、2023年9月にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)レポートを公開しました。さらに、ケータイリサイクルなど資源循環型社会を実現する取組みも積極的に行っています。また、障害者差別解消法の法改正を踏まえた合理的配慮の提供や、「スマホ・ネット安全教室」をはじめとするサステナスクールの活動など、お客さま一人ひとりの声に耳を傾け、考え、社会問題の解決に貢献していきます。
私たちは、サステナブルな社会を実現するため、これからもテクノロジーと人間力でイノベーションをリードしつづけ、世界中のパートナーのみなさまに対するリスペクトを持ち、さまざまな挑戦をつづけていきます。