SD-Binding機能とは

SD-Bindingとは、SDA(SD card Association)注意1と4C Entity(IBM、Intel、パナソニック、東芝の4社で構成されるデジタルコンテンツ著作権保護技術ライセンス組織)注意2により規定された、高度な暗号化技術(CPRM:Content Protection for Recordable Media)を用いてSDカード注意3にコンテンツを格納するための規格です。コンテンツ格納の際に用いる暗号鍵が取り出せる条件を限定することで、コンテンツを復号化することが可能な対象(特定の機種や挿入されているドコモUIMカード(FOMAカード)など)をしぼることができます。
SDカードへの格納(移行注意4)はユーザ自身の操作によって行われますが、格納の条件については後述のSD-Bindingヘッダによりコンテンツプロバイダ側で指定します。SDカードの特徴である大容量を活かすことで、ユーザにとってはより多くのコンテンツを利用可能となり、端末のメモリを拡張するのと同等以上のサービスを提供することができます。
以降、本ページではSD-Bindingを用いたメモリ拡張機能をSD-Binding機能と呼びます。

SD-Binding機能の詳細

対応機種

各機種の対応状況についてはiモード対応機種 対応コンテンツ・機能一覧をご参照ください。

対象コンテンツファイルとバインド種別

対象コンテンツ

以下に示す再配布不可の対象コンテンツについて、SD-Binding機能の対象となります。なお、再配布可のコンテンツについては、SD-Binding機能には非対応となりますが、再配布可であるため、従来どおり外部メモリ/外部IFなどにより端末外へ再配布可能です。

対象コンテンツ
  • iモーション注意1
  • iアプリの利用するデータ注意2注意3
  • 着うたフル®
  • その他iモード網経由で取得した全コンテンツ(画面メモ、メールの添付ファイル、メッセージRなど含む)注意4
  • 注意1 P902iでは、音声なしのiモーションおよび再生制限の付与されたiモーションはSD-Binding機能に非対応。
  • 注意2 スクラッチパッドのように利用可能。iアプリの利用するデータを本機能に対応させる場合には、iアプリ側での作りこみが必要。詳細は「iアプリコンテンツ開発ガイド ~iアプリオプション・iアプリ拡張編~」(DoJa-4.x、Star-1.x以降)をご参照ください。
  • 注意3 L-01A/L-04A/L-06Aは非対応。
  • 注意4 メーカオプションです。
  • 注意「着うたフル®」「着うた®は株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントの登録商標です。

バインド種別

SD-Binding機能によって対象コンテンツを管理する際の条件をバインド種別と呼びます。どのようなバインド種別によってコンテンツを配信するかは、次節で説明するSD-Bindingヘッダにより指定します。

バインド種別注意1注意2注意3 補足
UIM+機種バインド
(デフォルト)
  • 同一機種(製造番号は同じとは限らない)かつ同一ドコモUIMカード(FOMAカード)で紐づけて暗号化・管理される。
  • 同一ユーザの同一機種へのみ、移行・再生を可能とする。
UIMバインド
  • 同一ドコモUIMカード(FOMAカード)で紐づけて暗号化・管理される。
  • 同一ユーザの他機種への移行・再生を可能とする。
  • 注意1 SD-Binding機能対応端末では対象コンテンツをSDカードに格納可能である(SDカードへの移行は禁止するパターンはない)が、高度な暗号化により、SD-Binding機能対応端末以外(PCなど)での復元は不可能です。
  • 注意2 いずれの場合も、ドコモUIMカード(FOMAカード)動作制限機能が有効であるため、ダウンロード時と同一のドコモUIMカード(FOMAカード)がない場合には実行不可能です。
  • 注意3 アプリの利用するデータについては、上記以外のバインド種別も規定されている。詳細は「iアプリコンテンツ開発ガイド ~iアプリオプション・iアプリ拡張編~」(DoJa-4.x、Star-1.x以降)をご参照ください。

SD-Bindingヘッダ

バインド種別を切り替えるためには、コンテンツ配信時のHTTPレスポンスヘッダに、以下のHTTPヘッダ(SD-Bindingヘッダ)を指定します。

ヘッダ 補足
X-Dcm-Move:<SP>N
注意<SP>:半角スペース
  • 半角英数字で記述する
  • コロン(:)とN の間には半角スペースを入れる
  • 大文字・小文字の区別はしない
  • N には次に規定する半角数字を指定する

N の値とバインド種別

SD-Bindingヘッダとバインド種別の関係は以下のとおりです。

N の値 SD-Bindingヘッダ注意1注意2 バインド種別
0000 X-Dcm-Move: 0000 UIM+機種バインド
0001 X-Dcm-Move: 0001 UIMバインド
  • 注意1 SD-Bindingヘッダが付与されない場合、またメールに添付されたコンテンツおよびiアプリから保存したコンテンツなどのように取得時にSD-Bindingヘッダとの紐づけができていない場合、バインド種別はデフォルトであるUIM+機種バインドとなる。
  • 注意2 画面メモのHTMLファイルについては、「X-Dcm-Move: 0001」が付与されている場合にUIM+機種バインドとなり、「X-Dcm-Move: 0000」が付与されている、またはSD-Bindingヘッダが付与されていない場合にUIMバインドとなる。画面メモを構成するファイル(HTML/JPEG/GIFなど)全てがUIMバインドの場合に画面メモのバインド種別はUIMバインドとなり、画面メモを構成するファイルのうち1つでもUIM+機種バインドとなっている場合は、画面メモのバインド種別はUIM+機種バインドとなる。

ドコモから公開しているiモードHTMLシミュレーターIIでSD-Bindingヘッダの指定状況の確認が可能ですので、必要に応じてご利用ください。

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