iモード対応コード認識機能は下記のように分類されます。
使用する機能によっては、読み取り可能な機種を明記した上で利用することが必要となります。

iモード対応コード認識機能1.0

iモード対応コード認識機能1.0のみで作成したバーコードは全コード認識機能対応機種で利用可能です。
iモード対応コード認識機能で読み取り可能なバーコードは、以下の2つです。

  • JANコード(JAN8/13)
  • QRコード(モデル2)

JANコード

対応するJANコードは以下のとおりです。

  • 13桁モード(標準タイプ)
  • 8桁モード(短縮タイプ)

QRコード

対応するQRコードは以下のとおりです。

QRコード対応条件一覧表

QRコード対応条件一覧表
バージョン 1~10
誤り訂正レベル
  • レベルL
  • レベルM
  • レベルQ
  • レベルH
モデル モデル2
モード
  • 1数字モード:
    0~9(ASCII値0x30~0x39)
  • 2英数字モード:
    0~9(ASCII値0x30~0x39)、A~Z(ASCII値0x41~0x5A)、スペース、$、%、*、+、-、.、/、:の9個の記号(ASCII値0x20,0x24,0x25,0x2A,0x2B,0x2D~0x2F,0x3A)
  • 38ビットバイトモード:
    JIS X 0201(ASCII値0x00~0xFF)に基づく文字
    英小文字a~z(ASCII値0x61~0x7A)はこのモードに含まれる
  • 4漢字モード:
    JIS X 0208に基づくShift-JIS漢字
    上記4つの任意の組み合わせも可能です。
クワイエットゾーン
(余白)
上下左右にそれぞれ4セル分以上
対応機能
  • 電話帳登録機能
  • メール連携機能
  • ブックマーク登録機能
  • テキスト表示
  • iアプリからのコード読み取り

iモード対応コード認識機能2.0

  • iモード対応コード認識機能1.0をベースに機能を拡張したものです。
  • 拡張した機能はiモード対応コード認識機能1.0対応機では基本的に無視されます。

iモード対応コード認識機能2.0で拡張した機能

  • iアプリ連携機能
  • コンテンツ認識機能
  • 連結機能
  • FEP機能

iモード対応コード認識機能3.0

  • iモード対応コード認識機能2.0をベースに機能を拡張したものです。
  • 拡張した機能はiモード対応コード認識機能1.0、2.0対応機では基本的に無視されます。

iモード対応コード認識機能3.0拡張

iモード対応コード認識機能3.0拡張
  表示名 プロパティ名 説明
電話帳登録機能 誕生日 BDAY: 電話帳の誕生日にセットする文字列を指定する
住所 ADR: 電話帳の住所にセットする文字列を指定する
ホームページ URL: 電話帳のホームページにセットする文字列を指定する
ニックネーム NICKNAME: 電話帳のニックネームにセットする文字列を指定する

iモード対応コード認識機能4.0

  • iモード対応コード認識機能2.0をベースに機能を拡張したものです。
  • 拡張した機能はiモード対応コード認識機能1.0、2.0、3.0対応機では基本的に無視されます。

iモード対応コード認識機能4.0で拡張した機能

  • コンテンツ認識機能のトルカ対応

端末シリーズと対応コード認識機能

各端末シリーズで利用可能なiモード対応コード認識機能は「端末スペック一覧」をご参照ください。ただし、一部機種で対応機能を全て満たしていないものもあるのでご注意ください。(詳細は「その他留意点」および「機能概要」「端末スペック一覧」をご参照ください。)

下記要領で作成することが全コード認識機能搭載端末で利用可能なQRコード作成の目安となります。

機能の範囲

  • iモード対応コード認識機能1.0のみで作成します。
  • 各機能において、全機種対応となっているプロパティのみを使用します。

コード読み取り条件

  • コード認識機能が搭載された端末におけるコード読み取り条件の目安を以下に示します。
  • 解析条件を満たしていても、印刷方法、プリンタの印刷精度、紙質といった印刷品質および汚れ、変色、照明などの明るさ、湾曲、しわ、折れ目などの環境条件により影響を受けるため、試し刷りによる実機での確認を推奨します。

コード読み取り条件一覧表

コード読み取り条件一覧表
項目 解析条件
セルサイズ 0.28mm以上
端末カメラのモード設定 接写モードに設定
読み取り距離 5~10cm
環境 室内を推奨
コントラスト 55%以上
湾曲 平面を推奨(湾曲させる場合でもΦ70mm以上)
軸の非均一性(縦横比) 1:1を推奨(紙送りなどで縦横比が崩れないようにすること)
プリンタ 600dpi以上のレーザプリンタ(1200dpi以上推奨)
用紙 白色度85%以上の上質紙推奨

QRコード作成時のその他の留意点を以下に示します。

  • SH900iはFEP機能に非対応です。
  • 2009年4月時点でマイクロQRに対応した端末はありません。

注意「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

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