災害対策
水害発生時に備えた防災機関等の重要通信の確保
過去に台風や豪雨、それによる河川の氾濫等で浸水被害を受けた基地局設備のかさ上げ対策に加え、人命救助に関わる防災機関や関連する公共機関等の施設に対し、非常時でも通信が確保できるよう様々な対策を実施します。(2017年3月完了予定)
具体的には、自治体から発出されているハザードマップを元に防災機関等のエリアをカバーする基地局に対し、「複数基地局によるエリアカバー」「中ゾーン基地局」「基盤強化」といった3つのいずれかの対策を実施します。
対策実施内容
複数基地局によるエリアカバー
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ある地点において、複数の基地局でエリアカバーをすることで、1つの基地局でサービスが中断されても残りの基地局でエリアを確保します。
中ゾーン基地局
既存基地局の基盤を強化し、災害時に周辺をカバーすることが可能な基地局を設置します。
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中ゾーン基地局の定義
- 停電対策により、電源喪失時も24時間以上の運用が可能。
- 伝送路の二重化対策により、伝送路の一つが切断されても通信が可能。
- アンテナの角度を遠隔操作で変更することが可能。
基盤強化
災害時に防災機関等のエリアをカバーするため、対象箇所に対していずれかの方法で基盤も強化します。
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予備電源の強化
伝送路の二重化
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遠隔でのエリアコントロール
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基地局の嵩上げ
2016年7月時点