2020年を見据えた翻訳アプリケーションの開発:てがき翻訳
概要
ドコモはコンシューマ向け翻訳サービスとして、「はなして翻訳(音声認識翻訳)」の2012年リリースを皮切りに、「メール翻訳(テキスト翻訳)」「うつして翻訳(画像文字認識翻訳)」とさまざまなシーンで利用できるスマートフォン向け翻訳アプリケーションを提供してきた。本稿では、これらに続く新サービスである「てがき翻訳(手書き文字認識翻訳)」を中心に、ドコモの翻訳サービスについて解説する。
小栗 伸/池畑 嘉則/塩田 政義/田中 美沙
- 1. まえがき
- 2. 翻訳アプリケーション全体像
- 2.1 翻訳アプリケーション概要
- 2.2 各翻訳サービスの概要
- 3. てがき翻訳
- 3.1 てがき翻訳概要
- 3.2 てがき翻訳開発の経緯
- 3.3 翻訳範囲判定ロジック
- 4.てがき翻訳の実証実験
- 4.1 東京国際空港ターミナル株式会社
- 4.2 東京海上日動火災保険株式会社
- 5. あとがき
文献
[1] 首相官邸:“明日の日本を支える観光ビジョン構想会議 第2回 議事要旨,”Mar. 2016.
[2] NTTドコモ報道発表資料:“企業向け接客翻訳サービス「はなして翻訳for Biz」を提供開始 ,”Jun. 2016.
[3] 武市,ほか:“多様な利用シーンに対応する話し言葉翻訳サービスの開発,”本誌,Vol.24, No.3, pp.13-21, Oct. 2016.
[4] NTTドコモ報道発表資料:“「てがき翻訳」のトライアルサービスを提供開始,”Sep. 2015.
[5] 東京海上日動火災保険株式会社:“訪日外国人ならびにインバウンドビジネス事業者向けの新商品・サービスの提供開始,”May 2016.
本記事は、テクニカル・ジャーナルVol.24 No.3(Oct.2016)に掲載されています。