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韓国旅行の費用はどのくらいかかる?(2泊3日・3泊4日・4泊5日の場合)
2022年10月以降、入国後のPCR検査が不要になるなど規制緩和が進んでいる韓国。今回は、海外旅行先として韓国を選んだ場合にかかる費用や、おすすめの観光スポットをご紹介します。

韓国旅行の基本情報

K-POPや韓国ドラマなど、ポップカルチャーで世界に注目される韓国は、週末旅行や日帰りで訪れる人がいるほど、日本人にとって身近な海外旅行先です。日本各地から直行便が発着していますが、例えば東京からソウルまでのフライト時間は約2時間40分で、時差はありません。
【気候】
韓国は日本と同じように四季があります。春や秋は乾燥した晴れの日が多いですが、1日の寒暖差が大きく、冬は厳しい寒さになるのが特徴です。
季節ごとに違った魅力があるため、目的に合わせて行く時期を決めましょう。
観光や街歩きが目的なら晴天の多い春と秋、ショッピングを満喫するならデパートや免税店のセールが行われる夏と冬がおすすめです。
【物価】
韓国の物価は日本よりも安いと言われていましたが、インフレにより物価が上昇しています。食料品の値上がりが影響し、レストランやカフェなどの飲食代は日本と同じくらいになっています。
日本の物価をイメージして予算を立てておくと、観光やショッピング代を切り詰める必要もなく、満足度の高い旅行ができるでしょう。
なお、韓国旅行の移動手段は地下鉄またはタクシーの利用が一般的ですが、地下鉄は10kmまで135円、10~40kmの間であれば5kmごとに10円が追加される料金設定で日本よりも安く、タクシーの基本料金は380円(2km以内)となります。
韓国の通貨はウォンです(1ウォン=0.10円で換算)。
ソウルのタクシー基本料金は、2023年2月から480円(1.6km以内)となります。
韓国旅行の費用の目安

韓国旅行をする場合、どれくらいの費用が必要でしょうか。
東京発・ソウル行きのLCC(格安航空会社)を利用し、ソウルのホテル(ミドルクラス)に滞在した場合の1人分の費用の目安を、滞在日数別で調べてみました。
航空券やホテル代はシーズンやグレードによってさまざまですので、予算や目的に合わせて検討しましょう。
旅行会社の格安パッケージツアーを利用する場合もありますが、ここでは個人手配旅行の費用の目安をご案内します。
2泊3日 | 3泊4日 | 4泊5日 | |
航空券 (エコノミークラス往復) |
約3万円~ | 約3万円~ | 約3万円~ |
ホテル | 約2万円~ | 約3万円~ | 約4万円~ |
食事 | 約1.5万円~ | 約2万円~ | 約2.5万円~ |
合計 | 約6.5万円~ | 約8万円~ | 約9.5万円~ |
航空券は燃油サーチャージや空港使用料などの諸費用が含まれています。
旅費以外に必要な費用も

韓国旅行をする際に必要な費用は、旅費や現地での飲食、ショッピング代だけではありません。渡航前に必要な申請とその費用についてもチェックしておきましょう。
K-ETA(電子旅行許可制)の申請と費用について
日本国籍の旅行者が韓国に入国を希望する場合、90日以内の短期滞在であれば、渡航する72時間前までにK-ETAの申請をしておくことで、ビザが免除されます。
申請手続きに必要な費用は、以下の通りです。
K-ETA 申請費用 |
10,000ウォン(=1,000円) |
---|
申請はK-ETAサイトから行えます。
1ウォン=0.10円で換算。
申請費用のほか、オンライン決済手数料が別途発生します。
なお、K-ETAの申請にはパスポートと証明写真(パスポートと同一の写真は不可)のデータが必要です。
個人手配旅行の場合、旅行会社のパッケージツアーのように、必要な書類や申請手続きについての案内や代行サービスが受けられません。
韓国入国時に必要な書類や申請と併せて、それらの準備にかかる費用もしっかりと確認しておきましょう。
Q-CODE(検疫情報事前入力システム)への登録について
韓国では、海外からの入国希望者に対してQ-CODEへの事前登録を推奨しています。
Q-CODEは入国時の検疫をスムーズにすることを目的に導入されたもので、検疫調査に必要な情報を事前に登録しておくと、検疫にかかる時間が短縮され、健康状態質問書の提出も不要になります。登録必須項目は、海外でも受信可能なメールアドレス・パスポート情報などです。
なお、登録に費用はかかりません。
新型コロナワクチン接種証明書または陰性証明書について
韓国入国時は不要ですが、日本帰国時は有効と認められる新型コロナワクチンを3回以上接種した接種証明書、または韓国出国前72時間以内にPCR検査を受けて取得した陰性証明書の提示が必要です。
新型コロナワクチン接種証明書発行の申請先は、接種を受けた際に住民票のあった市区町村です。デジタル庁の専用アプリをインストールしたスマホから申請する電子版と、郵送/パスポートセンターで申請する紙版があります。コンビニでの交付にも対応しており、発行料は1通につき120円かかります。
陰性証明書は、医療機関や検査機関でPCR検査を受けた結果として発行されるものです。費用は施設により異なりますが、日本国内では検査費用と陰性証明書発行料を併せて1万円~1万5千円程度かかります。
withコロナにおける海外旅行保険
韓国滞在中に新型コロナウイルスの陽性反応が出た場合、新型コロナワクチン接種証明書を携帯していても、最低7日間の隔離が求められます。治療費や療養のためのホテル代などが全額自己負担とならないためにも、海外旅行保険に入っておきましょう。
費用は保険会社や補償内容によって異なりますが、ご自身やご家族の不安をカバーできる保険選びがおすすめです。
旅行先でのスマホや携帯電話の使用について
コロナ禍の韓国でも、日本同様に営業時間やサービス内容を変更している店舗や施設があると考えられます。最新情報を入手するためにも、現地でスマホや携帯電話を使えるようにしておけるといいですね。
料金が気になるところですが、数日間の韓国旅行なら、「パケットパック海外オプション」などの海外で使えるデータ定額サービスがおすすめです。
【2泊3日の場合:パケットパック海外オプション利用例】
1日目 | 【出国・到着】1時間プラン(200円)+ホテルWi-Fi |
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2日目 | 24時間プラン(980円) |
3日目 | 【出発・帰国】空港のカフェでWi-Fi |
合計額 | 1,180円 |
「パケットパック海外オプション」なら、韓国に到着後、利用したいタイミングで必要な期間を選んで使えるため、海外用のWi-Fiルーターをレンタルするよりもリーズナブルです。
目的別おすすめスポット

旅行の目的別に、韓国のおすすめ観光スポットをご紹介します。
【韓国グルメ】
ソウルには、日本でも人気の定番料理から現地でしか味わえないローカルフードまで、魅力いっぱいの韓国グルメが勢揃いしています。
東大門 (トンデムン)エリア |
専門店やテーマ性のある横丁が魅力のエリア。 ・東大門タッカンマリ横丁…日本でも人気の「タッカンマリ(鶏の水炊き)」の専門店が並びます。 ・広蔵市場(カンジャンシジャン)…庶民の味や屋台グルメが味わえる活気あふれる市場です。 ・益善洞(イクソンドン)韓屋通り…昔ながらの伝統家屋をリノベーションしたレトロでおしゃれな韓屋カフェが連なるエリアです。 |
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明洞 (ミョンドン) |
人気のグルメが勢揃いするエリア。 ・明洞メインストリート…トレンドに合わせて屋台が入れ替わるので、韓国グルメの流行がわかります。 ・明洞駅周辺…韓国名物として知られる渡り蟹のしょうゆ漬け「カンジャンケジャン」、若者に人気の韓国風フライドチキンのお店やカフェが立ち並びます。 |
【ショッピング】
買物天国といわれるソウル中心地には、ショッピングモールからデパート、ストリートマーケット、ブティックまで多種多様なジャンルのショップが集結しています。
東大門 (トンデムン)市場 |
ファッションビルや多彩なジャンルの卸売市場が集まる韓国最大級のショッピングエリア。深夜まで営業していて、国内外のバイヤーが買い付けに訪れることでも知られています。 |
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明洞 (ミョンドン) |
“韓国の原宿”とも称されるエリア。 手頃な価格で購入できるアパレルショップや、店舗数1,000を超える韓国コスメ、スキンケア用品のショップが立ち並びます。 |
弘大(ホンデ) |
韓国のサブカルチャー発信地として知られる若者の街。 週末の午後には、地元のアーティストや作家が作品を展示販売するフリーマーケットが開催され、賑わいます。 |
狎鴎亭 (アックジョン) |
一流ブランドが集まるラグジュアリーなエリア。 なかでも「ギャラリア百貨店」には、世界的に有名なデザイナーブランドが軒を連ねることで知られています。 |
【トレンドチェック】
ファッションやコスメショップ、おしゃれなカフェなど、韓国トレンドをチェックするならソウルで話題のエリアへ足を運んでみてはいかがでしょう。
弘大(ホンデ) | 有名な芸術大学や芸術系の専門学校があるエリア。若者やアーティストが集まるアートな雰囲気のなか、個性的で目新しい飲食店やカフェが出店しています。 |
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延南洞 (ヨンナムドン) |
トレンドに敏感な若者の間で話題になっているエリア。おしゃれなカフェやハンドメイドアクセサリーを扱うお店などが立ち並びます。 |
聖水洞 (ソンスドン) |
韓国のSNSユーザーの間でトレンドとなっているエリア。 レトロな町工場の情緒を生かしたカフェや施設が登場しています。 |
【韓国ドラマファンなら】
日本人旅行者の間では、韓国ドラマのロケ地巡りも人気です。ドラマの名シーンを思い浮かべながら歩いてみてはいかがでしょうか。
南山公園 (ナムサンコンウォン) |
明洞駅近くにある自然豊かな公園。階段エリアや噴水広場などはロケ地として有名です。 |
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盤浦大橋 (バンポデギョ) |
全長570mの橋から噴水が流れ落ちるソウルの観光スポット。夜の月光レインボー噴水ショーは橋から川へ七色の光が落ちる幻想的な景色を楽しめます。 |
チョンサン樹木園 | ソウルから車で約2時間30分の場所にあります。大ヒットドラマのロマンチックなシーンが並木道で撮影され、話題を呼びました。 |
陜川 (ハプチョン)映像テーマパーク |
釜山から車で約2時間の場所にある、日本の「東映太秦映画村」のようなスポット。韓国の古い街並みを再現していて、数多くのドラマや映画が撮影されています。 |
【K-POPファンなら】
ソウルの中心地には、K-POPグッズを販売する公式ショップがあります。本場韓国で大好きなアイドルの”推し活“をしてみませんか?
ロッテヤングプラザ 明洞店 |
大手K-POP事務所の公式グッズショップがあります。 |
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NATURE REPUBLIC 明洞ワールド店 |
K-POPアイドルのCDや韓国ドラマのサウンドトラック、DVDが揃っています。 |
【観光】
韓国らしい街並みや歴史的な建造物を観光したい方におすすめのスポットです。
景福宮(キョンボックン) ・西村(ソチョン)マウル |
ソウル中心部にあり約600年の歴史をもつ朝鮮王朝の正宮「景福宮」と、その西にある村「西村マウル」にはノスタルジックな雰囲気が漂います。 |
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北村韓屋村(プッチョンハノンマウル) ・三清洞(サムチョンドン)通り |
景福宮の近くには、韓国の伝統家屋「韓屋」が多く集まり、指定文化財も多数あります。昔ながらの建物をリノベーションした個性的なカフェやレストランも点在します。 |
水原華城 (スウォンファソン) |
ソウルから地下鉄で約1時間。ユネスコ世界文化遺産に登録された、全長約5.7kmのお城です。東洋と西洋の技術を融合させた設計が見どころで、城壁に沿って1周歩くと約2時間30分かかります。 |
慶州 (キョンジュ) |
釜山から車で約1時間。新羅王朝の古都で、ユネスコ世界文化遺産に登録された「石窟庵」と「仏国寺」などの遺跡巡りを楽しめます。「雁鴨池」「慶州国立博物館」も人気の観光スポットです。 |
済州 (チェジュ)島 |
ソウルから飛行機で約1時間。“韓国のハワイ”とよばれるほど温暖な気候のリゾートアイランドです。島内3か所が「済州火山島と溶岩洞窟」としてユネスコ世界自然遺産にも登録されています。ゴルフやカジノなどのレジャー施設も充実しています。 |
まとめ

今回は、韓国旅行の費用や人気の観光スポットについてご紹介しました。
世界的なインフレにより物価が上昇していますが、日本国内の旅行と変わらない予算感で楽しめること、近距離で移動時間が少なく観光に時間が割ける点も、韓国旅行の大きな魅力です。
冬は日本よりも厳しい寒さとなる場所が多いので、防寒対策をしっかりとしてお出かけください。