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5G Evolution & 6G特集(2) —具体化に向けた取組みとユースケース—
「超低遅延」「無途絶」「超臨場感」を体現可能とする映像伝送処理基盤

伝送レート制御 映像高品質化 AI

宮地 涼子(みやち りょうこ)  樋口 栄作(ひぐち えいさく)
山川 康彦(やまかわ やすひこ)

6Gネットワークイノベーション部

あらまし
近年,映像の高精細化や無線通信の高速大容量化に伴い,無線通信を用いた高品質な映像伝送サービスの提供,および社会インフラへの活用が期待されている.一方で無線通信では通信帯域の変動や瞬断など,各種制約が存在する.ドコモでは,映像への期待と無線通信利用時の制約を両立させることを目的に,通信帯域を有効活用する映像伝送処理基盤の開発を進めている.本稿では映像伝送処理基盤に含まれる代表的な機能と,これらを適用した実証実験の内容,さらに映像ユースケースの今後の展望について解説する.

01. まえがき

  • 2020年3月にサービス開始された第5世代移動通信システム(5G)は, ...

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    2020年3月にサービス開始された第5世代移動通信システム(5G)は,「高速・大容量,高信頼・低遅延,多数端末同時接続」を特長とし,一般コンシューマだけではなく産業機器や社会インフラなど,さまざまな分野での活用が進められている.5Gを活用したユースケースはエンターテインメントやセキュリティ,遠隔操作や自動運転など多岐にわたるが,多くのユースケースにおいて映像が用いられることから,無線通信を活用した映像サービスも,コンシューマ向け,エンタープライズ向け双方での適用拡大と,さらなる進化が期待されている.

    一方で無線通信は,移動における通信帯域*1の変動やネットワークを利用する他ユーザの通信状況の変化といった各種環境変化に伴って絶えず通信速度*2が変化するなど,利用にあたって各種制約を伴う.また,5Gサービスの普及・拡大に伴いユーザ通信も大容量化しており,このような制約は今後さらに厳しく,激しくなるものと予想される.さらに,現状においては高品質な映像を伝送する上で十分な通信速度が得られない環境も少なからず発生している.これらの制約の下で通信速度を超える大量のデータや信号をネットワーク上に送信すると,ネットワークの一部に著しいデータの滞留やデータ損失が発生する.このため,無線通信を活用した動画映像サービスにおいては,上記のような各種制約を理解して適切に運用しないと,受信映像の途絶や品質劣化,遅延などが発生し,サービスの運用に支障をきたす恐れがある.

    そこでドコモでは,映像サービスへの期待と無線通信利用時の制約を両立させるための映像伝送処理基盤を開発し,docomo MEC*3上に導入している.本稿では,その中でも代表的な,通信環境に合わせて適切な伝送レートで映像データを送信する機能と,十分な通信速度が得られない環境下でも高品質な映像を提供する機能を2種類解説するとともに,これらの機能を適用した各種実証実験の内容と,ドコモが考える映像ユースケースの今後の展望についても解説する.

    1. 通信帯域:通信に用いる周波数の範囲.
    2. 通信速度:送受信できるデータ量.
    3. docomo MEC:ドコモ5Gコアネットワーク内のユーザの近くにサーバを配置し,仮想マシン環境や接続環境を提供して低遅延・高セキュリティを実現するためにドコモが提供するMEC(Multi-access Edge Computing)サービス.

02. 通信帯域を有効活用する映像伝送・処理機能

  • 2.1 通信速度に基づく伝送レート制御

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    本機能は,絶えず変動するネットワークの通信速度を推定し,適切に伝送レート制御を行うことで,映像途切れが抑制されたスムーズなリアルタイム映像伝送を実現するものである[1][2].

    高品質な映像の伝送においては,大容量の映像データが送出される一方,通信速度以上のデータが送出されると,データの滞留やデータ損失が発生し,映像途切れや遅延の増加を引き起こす.そこで本機能では,映像データを送受するアプリケーション間でデータ送信時のRTT(Round Trip Time)*4やパケットロス*5の発生率など各種情報をやり取りし,これらの情報を基にネットワークの通信速度をミリ秒単位でリアルタイムに推定している(図1).映像データをネットワーク上に送出する際には,導出された通信速度推定結果に応じて映像解像度や映像コーデック処理*6の圧縮率を動的に調整する.この結果,利用しているネットワークの通信速度が変動しても,適切な伝送レートでの映像データ送信が可能となり,映像途切れや遅延の増加が抑制される.

    なお,現在ドコモでは本機能のさらなる精度向上に向けて,上記の方法に加えて基地局情報や端末情報など(個人情報を除く)も活用した協調型推定手法も検討している.また,並行して本機能を各種映像ユースケースに適用した場合の有用性を検証するために,実証実験を実施しており,その内容については後述する.

    図1 通信速度に基づく伝送レート制御イメージ

    2.2 AIによる映像高品質化

    本機能は,圧縮伝送した低容量映像データにAIを用いた超解像処理を施すことで,送信レートを抑えつつ撮影当時の高品質な映像の提供を可能とするものである(図2).

    超解像処理とは,低解像度の画像から高解像度の画像を生成する画像処理技術である.図3に示すように,既存の画像で不足しているピクセル間の情報を,演算により補間することで高解像度の画像を生成する.従来,補間する際の演算方法には,線形式を使う方法や,bicubic法*7といった手法が用いられていたが,これらによる補間は既存の映像と比較して映像品質が劣化してしまう.そこで補間処理に,AIを用いることで,映像品質の劣化なしに高解像度の画像を生成できる.

    なお映像伝送においては,送信レートが映像品質に対して重要な要素となる.ここで解像度および画像処理方式別に異なる送信レートで映像伝送した場合の受信映像の品質について,VMAF(Video Multimethod Assessment Fusion)*8[3]と呼ばれる客観評価指標で評価した結果を図4に示す.VMAF値が高いほど画質が高く,綺麗な映像である.この評価結果から,送信レートが低い場合に,8K映像のまま高い圧縮率でデータを圧縮して送るよりも,4K映像を低い圧縮率で圧縮伝送した後AIを用いた超解像処理で8K映像に拡大した方が綺麗な映像となることが分かる.

    そこでドコモでは,十分な通信速度が確保できない環境下においては,解像度を落とした上で映像データを圧縮伝送し,さらにdocomo MEC上でAIを用いた超解像処理を施すことで,送信レートを抑えつつ高品質映像の提供を可能としている.

    一方,AIを用いた超解像処理では,処理負荷が大きいことと処理遅延が発生することが課題として挙げられる.リアルタイムな映像伝送を実現するためには,処理負荷の削減および低遅延化が必要である.そこで,映像特性を考慮した優先領域の自動指定アルゴリズムやAIを用いた認識機能と連携することで,超解像処理を優先的に施す領域を定義し,それに従って超解像処理をする.これにより,処理負荷の削減と低遅延化を実現している.

    図2 AIを用いた超解像処理による高品質化処理イメージ 図3 超解像処理イメージ 図4 VMAFによる画質評価

    2.3 特徴点情報による映像高品質化

    本機能は前述した「AI超解像処理による映像高品質化機能」と同様に,圧縮伝送した低容量映像データを高品質化するものであるが,これはあらかじめ映像データから抽出された特徴点情報に基づいて,高品質映像を再現する機能である.

    本機能ではまず,映像送信側にて伝送する映像データを,映像主データと高周波成分情報*9に分離する(図5).一般的な映像伝送では,映像データはコーデック処理が行われた上でネットワーク上に送出されるが,データが量子化*10される際に高周波成分情報が情報量削減のために削除され,映像の質感が大きく損なわれてしまう.そこで,本機能においてはあらかじめ高周波成分情報を抽出しておき,残った映像主データのみ通信環境に合わせて解像度をダウンサイズした後コーデック処理を行って伝送する.その後,docomo MEC上にて受信映像の解像度をアップスケールして元の解像度に戻した後,映像伝送時のコーデック処理によって劣化した映像に対してリンギング低減*11やジャギー低減*12処理を施す.さらにエンハンス機能*13によって輪郭補正を実施した後,高周波成分情報を適用することで映像の質感を再現する.その際,受信した映像のYCrCb*14情報から生成する顕著性MAP*15により,色の濃淡情報を判定して高周波成分の強弱を調整することで,臨場感のある映像が再現できる.

    図5 特徴点情報による高品質化処理イメージ
    1. RTT:データを送信してから応答が返ってくるまでの往復時間.
    2. パケットロス:データの一部またはすべてが届かずに消滅してしまうこと.
    3. コーデック処理:映像や音声データに対し,符号化方式を使って圧縮や復号を行うこと.
    4. bicubic法:求める画素の周囲4×4画素を用いて,3次関数により画素値を補間する手法.
    5. VMAF:人間の主観により近い画質評価を行うことができる機械学習ベースの画質評価指標.
    6. 高周波成分情報:画像に含まれる空間周波数成分のうち周波数の高い成分で,変化の激しい部分ほど高周波成分が多く含まれる.
    7. 量子化:変換処理にて生成される離散データの値を,飛び飛びの値である粗い区間の代表値に対応づけること.歪みを許しながら大幅に情報量を削減することが可能.
    8. リンギング低減:画像のコントラストの高い部分に発生した輪郭ノイズを除去して映像を鮮明にするための映像処理方法.
    9. ジャギー低減:線や輪郭に現れる階段状のギザギザを除去して,輪郭を滑らかにする映像処理方法.
    10. エンハンス機能:輪郭を強調して,くっきりとした映像にする映像処理方法.
    11. YCrCb:色を表現するために輝度や色差情報を数値化したもの.
    12. 顕著性MAP:入力画像を特殊な方法で二値化し,色の濃淡などの情報から特徴のある部分を抜き出しMAPPINGする映像処理方法.

03. 各種映像ユースケースでの実証実験

  • 前述した機能は,各種通信制約の下で高品質映像の提供を可能とするものであるが ...

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    前述した機能は,各種通信制約の下で高品質映像の提供を可能とするものであるが,その有用性については,各ユースケースの実態を正確に把握した上で検証する必要がある.そこでドコモでは,これらの機能を用いた各種実証実験を実施している.現在計画中のものも含めて以下にその一部を紹介する.

    (1) 自動運転車両の遠隔監視および車両の遠隔操作

    交通事故のない安心安全な社会の実現や渋滞の緩和,効率的な交通手段の提供や運転者の負担軽減を目的に,現在,世界各国で自動運転技術の開発および実証が活発化している.日本においても,2022年の道路交通法の改正に伴い,遠隔監視を導入するなど一定の条件下において自動運転システムが車両を運転し,ドライバーの介入を不要とする「レベル4」が解禁された.「レベル4」においては,安全な車両運行のためには車両およびその周辺環境の遠隔監視は不可欠であり,また不測の事態においては遠隔から車両を操作する必要性もある.このような場合において,当該車両を視点とした車両周辺の映像を常に視認し続けられるように,映像データを低遅延かつ安定的に伝送し続けることは重要な要件となる.そこでドコモでは,前述した「通信速度に基づく伝送レート制御機能」を用いて,公道走行中の車両からのリアルタイム映像伝送実験および車両の遠隔操作実験を行い,当該機能により上記要件を満たすことができるか検証した.

    公道走行中の車両からのリアルタイム映像伝送実験では,車内にFHD(Full High Defintion)カメラを設置した車両を用いて神奈川県横須賀市内の公道を規制速度で走行させ,カメラが捉えた映像を,公衆のセルラ回線を介して同市内にあるドコモの建屋にリアルタイム伝送した.走行ルートは山に囲まれたLTE環境で,通信速度が常時変動する環境であったため,伝送レートを固定して映像伝送を行った場合は,受信映像に乱れや途切れが発生し,さらには完全に映像が固まってしまう現象も発生した.一方,伝送レート制御機能を適用した場合は,通信速度が十分でないエリアを車両が通過する際に解像度の低下がみられるものの,受信映像に途切れなどは確認されなかった.

    また車両の遠隔操作実験では,千葉県柏市にある車両テストコースに配置された実験車両の周辺映像を,5Gを含む公衆のセルラ回線を介して横須賀市内にあるドコモ建屋にリアルタイム映像伝送し,同ドコモ建屋にて受信映像を確認しながら車両の直進走行や左折操作などの遠隔操作を行った(写真1).安全に配慮して実験を行うため,車両の走行は非常に低速であったが,受信映像の品質および,コーデック処理も含めた映像遅延は遠隔操作を行う上で問題ないレベルであり,遠く離れた場所からの車両の遠隔操作が可能であることを確認した[4].

    (2) 救急搬送活動時における患者の容態把握

    近年,都市部では交通量が増加し,また地方では市町村の合併などにより病院の管轄エリアが拡大する中,救急車両の病院収容時間は増加傾向にある.搬送患者に対して適切な医療行為を早急に行うためには,患者の容態を適切な医療従事者がいち早く把握することが重要であるが,現状多くの場合において行われる救急隊員からの音声報告では,痙攣の度合いなど医療従事者の把握が困難なケースもある.そこでドコモでは,前述した「通信速度に基づく伝送レート制御機能」を用いて,走行中の救急搬送車両(模擬車両)から搬送予定先となる病院へ,搬送患者(模擬患者)の容態を示す映像をリアルタイム伝送する実証実験を行い,救急搬送中に患者の容態を映像で確認できることの有用性を検証した.

    今回の実証実験では,愛知県新城市の公道を規制速度で走行中の模擬車両から,同市内にある病院に,公衆のセルラ回線を介してリアルタイム映像伝送を行い,受信映像を確認した県内勤務の医療従事者に対してヒアリング調査を行った.模擬車両の走行ルートについては,救急搬送車両の走行ルートが事前に決まっていないことから,伝送レート制御機能があらゆる環境に適応できるか確認するため,LTEエリアと5Gエリアの両方を含み,なおかつ山間から市街地へ抜けるなど,通信速度が激しく変動するルートを選定した.また,評価対象となる映像については,医療従事者に搬送患者の容態を確認する上で必要となる映像を事前にヒアリングした上で,模擬患者の全身,上半身,患部,心電図画面を複数の4Kカメラでそれぞれ撮影して伝送した(写真2).

    その結果,伝送レート制御機能を適用しなかった場合は映像途切れや映像が固まってしまう現象が発生したのに対し,伝送レート制御機能を適用した場合は通信速度によって受信映像の品質に変動が見られるものの,映像途切れなどは確認されなかった.これにより受信映像を確認した医療従事者からは,伝送レート制御機能を適用した場合に「口頭説明では伝わりにくい内容が確認できる」「患者の緊急度合が事前に把握できるため適切な搬送先選定が可能となり,搬送先のミスマッチによる治療の弊害を解消できる可能性がある」など,有用性を評価するコメントが得られた.一方で,伝送レートが1Mbpsを下回り,受信映像の品質が大幅に落ちるようなシーンにおいては「画質が粗く,患者の症状によっては確認が難しい場合がある」といった意見や,「現在の救急医療では,搬送中に救急隊が介入できる内容は限られる」といったコメントも得られており,映像品質の向上に向けた対応を検討するとともに,現在と未来の救急医療の双方に対しどのように貢献できるか,その方法についても適切に検討していきたい.

    (3) ドローン映像による災害状況把握

    近年,大規模な自然災害が全国各地で頻発し甚大な被害が発生している.早急な救助および復旧のためには迅速な被害確認が必要であり,災害用ドローンに搭載したカメラからの映像活用が効果的と考えられる.一方で,上空の通信環境は地上よりも厳しいことから,伝送レート制御機能によるリアルタイム伝送や,遠方から撮影した広範囲の映像を高精細化することは,迅速かつ安全に状況把握を行う上で有用に働くものと考えられる.本件については,現時点で実証実験は未実施であるが,今後取り組むべきであると考える.

    写真1 車両の遠隔操作実験の様子 写真2 救急搬送時映像伝送実験の様子

04. 映像ユースケースにおける今後の展望

  • 映像ユースケースの今後の展望を図6に示す.映像サービスはこれまで ...

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    映像ユースケースの今後の展望を図6に示す.映像サービスはこれまで4Kや8Kなど映像高精細化を中心に発展してきたが,5G時代においては5Gの特長を活かした新たな映像サービスが,コンシューマ向け・エンタープライズ向け双方で創出されてきた.現状の5Gを活用したユースケースの多くが映像系サービスであり,6G時代に向けても映像系ユースケースのさらなる拡大が見込まれる.具体的には,以下3つが挙げられる.

    1. 表現空間の拡大や映像表現の進化による「対人サービスの拡張」
    2. 安定性・低遅延性の進化による「産業利用の拡大」
    3. 情報源としての進化による「センシング用途などの新領域での活用」

    いずれもよりハイレベルな臨場体験の提供や,よりミッションクリティカル*16な領域での活用が加速すると見込まれる.一方で,16Kなどのさらなる映像高精細化については「ヒト」への活用機会は限定的であり,センサ情報源としての活用やAI連携など,新たに「モノ」による活用が増加し,安心・安全などにかかわるユースケースの高度化や未知なる世界の解析など,新領域での活用が予想されるなお,現行の映像伝送処理基盤は図6の点線枠で囲ったところに位置付けされるが,前述した基地局情報や端末情報なども活用した協調型推定手法の検討など,6G時代に向けた進化をめざす.

    図6 映像ユースケースの今後の展望
    1. ミッションクリティカル:サービスを継続的に提供できることが極めて重要であり,障害などによる中断が許されない,あるいは非常に大きな損害になり得るシステムを指す.

05. あとがき

  • 本稿では,通信帯域を有効活用する映像伝送・処理技術として,通信環境に合わせて ...

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    本稿では,通信帯域を有効活用する映像伝送・処理技術として,通信環境に合わせて適切な伝送レートで映像データを送出する機能,圧縮伝送された映像データを高品質化する機能について解説した.また本機能を活用した実証実験の内容や,映像ユースケースの今後の展望についても解説した.今後の映像ユースケースにおいては,あらゆる無線通信の制約の下,よりハイレベルな臨場体験の提供や,よりミッションクリティカルな領域での活用が加速すると見込まれる.本稿で紹介した機能はこのようなユースケースにおいて有用に働くものと考えているが,前述したとおり,現行では一部課題も抽出されている.今後は抽出された課題の解決に向けて取り組むとともに,さらなる実証実験の実施と,新領域での活用に向けた各種解析技術との連携などさらなる映像伝送処理基盤の拡張に取り組んでいきたい.

  • 文献

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    • [1] T. Higuchi, N. Shimizu, H. Shingu, T. Miyagoshi, M. Endo, H. Asano, Y. Morihiro and Y. Okumura:“Video Sending Rate Prediction Based on Communication Logging Database for 5G HetNet,”2018 IEEE 87th Vehicular Technology Conference (VTC Spring), Jun. 2018(DOI: 10.1109/VTCSpring.2018.8417825).
    • [2] S. Floyd, M. Handley, J. Padhye and J. Widmer:“TCP Friendly Rate Control(TFRC): Protocol Specification,”RFC5348, Sep. 2008.
    • [3] Z. Li, A. Aaron, I. Katsavounidis, A. Moorthy and M. Manohara:“Toward A Practical Perceptual Video Quality Metric,”THE NETFLIX TECH BLOG,Jun. 2016.
    • [4] 丸小,ほか:“C-V2Xを活用した協調型自動運転に向けたドコモの取組み,”本誌,Vol.31,No.3,Oct. 2023.
      https://www.docomo.ne.jp/corporate/technology/rd/technical_journal/bn/vol31_3/004.html
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