気象等に関する特別警報

気象等に関する特別警報について

警報の発表基準をはるかに超える大雨や、大津波等が予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合に、最大級の警戒を呼びかけることを目的として、気象庁が発表する気象等に関する特別警報に基づき、災害・避難情報として各市区町村から配信されます。

現象の種類 基準
大雨 台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想され、もしくは、数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場合
暴風 数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により 暴風が吹くと予想される場合
高潮 高潮になると予想される場合
波浪 高波になると予想される場合
暴風雪 数十年に一度の強度の台風と同程度の温帯低気圧により雪を伴う暴風が吹くと予想される場合
大雪 数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合

気象等に関する特別警報を受信した時の心得

時間を追って段階的に発表される気象情報、注意報、警報、土砂災害警戒情報等を活用して、早め早めの行動をとることが大切です。自治体から避難指示等が発令されたときには、速やかに必要な避難行動をとってください。
いざというときに落ち着いて行動できるように、日頃から近所の危険な場所や避難方法・避難場所等の確認、防災用品の準備をしておくことが大切です。

対応の具体例

大雨の場合

大雨の場合の画像
  • 周囲の状況や避難指示などの情報に従い、避難場所などの安全な場所に移動してください。
  • 土砂災害のおそれがある場所では、当該区域等外の少しでも安全な場所への早めの避難が必要です。
  • 大雨や暴風により外出して避難場所に向かうことがかえって危険な場合は、頑丈な建物の上層階で崖や沢からなるべく離れた部屋などの少しでも安全な場所へ移動してください。

暴風・波浪・高潮の場合

暴風・波浪・高潮の場合の画像
  • 暴風が吹き始めてからの移動は命の危険を伴うため、災害の危険が実際に迫ってきてからでは避難場所等への避難が困難になります。早めに避難しましょう。
  • 波浪特別警報・警報・注意報が発表されているときは、むやみに海岸には近付かないでください。
  • 高潮災害で生命に危険がおよぶ範囲は、高潮の高さによって大きく異なります。事前に自治体のハザードマップなどで、高潮の浸水想定区域やお住まいの地域の標高等をご確認ください。

大雪・暴風雪の場合

大雪・暴風雪の場合の画像
  • 大雪による建物の倒壊や斜面でのなだれの発生等に警戒し、自宅のある地域の危険度や建物の構造等によっては早めの避難が必要です。
  • 屋根等からの落雪、路面の凍結、着雪による停電や倒木に注意してください。
  • 暴風雪については、視界不良などにより自分の位置が分からなくなるため、建物の中などの安全な場所に移動して天気の回復を待ちましょう。不要不急な外出は控えてください。
  • 自動車の運転中に暴風雪により視界が悪くなってしまったときは、運転をやめ、建物の中などの安全な場所に移動して天気の回復を待ちましょう。

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