地域からのお知らせ(東海)

岐阜県加茂郡東白川村でシンガポールとのオンライン授業を実施
~英語での異文化交流~
<2021年10月5日>

東白川村
株式会社NTTドコモ東海支社

東白川村・株式会社 NTTドコモ東海支社

岐阜県加茂郡東白川村(以下、東白川村)は、株式会社NTTドコモ東海支社(以下、ドコモ)と共同で、東白川村立東白川中学校(以下、東白川中学校)とシンガポール国立大学GRIP LALIA(以下、NUS GRIP LALIA)(※1をZoom(※2で繋いだオンライン授業を2021年10月13日(水曜)に実施します。

東白川村では、2018年より小中学校にiPad(※3を導入しており(※4、東白川中学校では日常的に1人1台のiPadを活用しています。東白川中学校は全校生徒39名の東白川村で唯一の小規模中学校であり、ほとんどの生徒は小学生の時から同じメンバーで過ごしてきています。

多くの小規模校では、一人ひとりの個性や特性に合わせた教育活動ができる反面、多様な考え方を持つ人々との協働学習機会を持つことが難しい状況にあります。 このため東白川村では、教育ビジョン(※5で『自己表出のできるたくましい子』を育てることを掲げ、以前より外部との交流実施に力を入れています。毎年夏には外国人ボランティアの青年たちが東白川村を訪れて、東白川中学校の生徒と交流活動を実施してきました。しかしながら、コロナ禍となり昨年より活動が中断を余儀なくされているため、今回、ドコモと共同でシンガポールのLALIAメンバーとのオンライン交流授業を実施することとしました。授業は進行含めすべて英語で行います。

ドコモでは、子どもたちが21世紀を生き抜くために必要な力を効果的に身につけるため、『子どものいる場所ぜんぶ、学校になる』を目標に、場所にとらわれない新たな学習体験の提供をサポートしていきます。

今後も東白川村とドコモでは、東白川村教育ビジョンの実現に向けて、ICTを活用した外部との交流機会の創出や少人数を生かした授業の工夫を実施し、生徒たちの情報活用能力とコミュニケーション能力を育成していきます。

開催日時

  • 中学2年生:2021年10月13日(水曜) 午前9時30分~午前10時20分
  • 中学1年生:2021年11月 実施予定
  • 中学3年生:2021年11月 実施予定

実施場所

東白川村立東白川中学校
〒509-1302 岐阜県加茂郡東白川村神土647−4
シンガポール国立大学GRIP LALIA(Zoomにて接続)

役割

東白川村
東白川中学校
本授業の企画、デザインを行うとともに、授業を実施する。
NUS GRIP LALIA 本授業のデザインを行うとともに、授業をサポートする。
ドコモ 本授業の企画、コーディネートを行うとともに、授業でのiPad操作や通信ネットワーク面をサポートする。

授業の詳細

中学2年生

【英語での会話に慣れ親しむとともに、日本とシンガポールの生活習慣や文化の違いについての理解を深める】
生徒が学校の習慣や日本のマナーについて英語で紹介をする。シンガポールからも自国のマナーについて紹介していただき、それぞれの国のマナーやモラル、学校の習慣について意見交換を行う。

中学1年生(予定)

【英語で、相手に意思を伝えたり、相手の質問を聞き取り返答したりできる】
生徒が日本の中学校の1日の様子や東白川村を紹介する動画を英語で作成し紹介する。シンガポールから、動画に対する質問や感想をいただきながら、シンガポールの中学校との類似点や相違点について意見交換を行う。

中学3年生(予定)

【相手との会話の中で、詳しい情報を加えたり工夫したりしながら英語で考えを伝える】
生徒が日本の文化について英語でプレゼンをする。シンガポールからも自国の文化について紹介していただきながら、それぞれの文化について質問や意見交換を行う。発言機会を増やすため、グループを3つに分けて、それぞれ関心の深い別々のテーマで交流する。シンガポールの方に日本の郷土や文化を紹介する活動を通して、相手に自国の文化のよさを伝える。


  1. LALIAはシンガポール国立大学(以下、NUS)の“Graduation Research Innovation Programme(以下、GRIP)”に所属するディープテックベンチャーです。GRIPはNUSの注力プロジェクトで、修士・博士課程の学生や研究職員が学内の最新技術を使って社会課題の解決を目指し、さまざまなサポート(出資機会、特許申請・開発補助、学内オフィス)を与えるプログラムです。LALIAはNUSと共同特許申請の「英文修正AI」と「オンライン英語学習」を組み合わせて、日本など非英語圏の人々が自由に英語を使い、海外でより活躍できる社会の実現を目指しています。
  2. ZoomおよびZoom(ロゴ)は、Zoom Video Communications, Inc.の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  3. iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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