地域からのお知らせ(東海)

バンテリンドーム ナゴヤ「docomo 5G プライム・ツイン」シートで映像解析AIによるハイライトシーン配信サービスを実証
~2021年プロ野球シーズン終了までのサービス提供継続を決定~
<2021年6月30日>

株式会社NTTドコモ東海支社
株式会社ナゴヤドーム
富士通株式会社

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と株式会社ナゴヤドーム(以下、ナゴヤドーム)は、2019年9月に両社で締結した「新たな観戦スタイルの創造」に関する連携協定に基づき、バンテリンドーム ナゴヤのペアシート「docomo 5G プライム・ツイン」において、富士通株式会社(以下、富士通)のAIによるリアルタイム映像活用技術であるRealtime Movie Utilization技術(以下、RMU技術)を用いた実証実験を2021年3月30日(火曜)より実施しました。

実証実験では、RMU技術により各選手の打席毎の映像を解析し、ハイライト映像を抽出、保存したもの(以下、自動ハイライトコンテンツ)を、「docomo 5G プライム・ツイン」シートに設置された5G端末に配信するサービス(以下、本サービス)を実施しました。
実証実験の結果、RMU技術のAIによる映像認識率が概ね90%を達成することが確認できました。
このことから、今後も安定的に自動ハイライトコンテンツを提供することが可能と判断し、2021年プロ野球シーズン終了まで本サービスを継続することといたしました。

  • 各打席のハイライト映像の抽出および打席の結果判定や選手名の検出など

「docomo 5G プライム・ツイン」シートでは、昨シーズンより実施している他の実証実験で提供しているマルチアングルのライブ映像配信(LMV(※1)も引き続き提供してまいります。これにより、観客のみなさまには、5Gならではの超低遅延を活かし、ほぼ待ち時間なく視聴いただける自動ハイライトコンテンツと合わせて、新たな観戦スタイルをお楽しみになれます。

【プレー再配信画面】

プレー再配信画面キャプチャ

【LIVE画面(2020シーズンより提供済)】

LIVE画面キャプチャ

試合画像は実際のナゴヤドーム館内映像をキャプチャ、加工処理しています。

ドコモとナゴヤドーム、富士通は本実証実験の成果である自動ハイライトコンテンツの提供により、「docomo 5Gプライム・ツイン」シートをご利用される観客のみなさまに野球観戦をより一層楽しんでいただけるよう、2021年プロ野球シーズンを通じて連携を図ってまいります。また、併せて、ウィズコロナを踏まえた社会で野球観戦の役に立つソリューションも検討していくとともに、今後も、観客のみなさまに新たな楽しみや価値を感じていただけるよう、力を合わせて取組んでまいります。

なお、本サービスの提供にあたっては新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえ、観客のみなさまにあんしんして体験いただくため、各機器類の定期的な消毒やソーシャルディスタンスを意識した運用を徹底し対策してまいります。

サービスの概要

バンテリンドーム ナゴヤの館内映像から、各選手の打席毎の結果を解析して映像を保存(以下、クリップ映像)します。「docomo 5Gプライム・ツイン」の各シートに設置された5Gスマートフォンの画面(LMV画面)には、クリップ映像作成時にスコアボード欄に通知が行われ、クリップ映像再生アプリを表示いただくと、任意の回のクリップ映像を【中継】【3塁側カメラ】【ベンチ上カメラ】の3映像から選択して再生することができます。

【プレー再配信画面】

プレー再配信画面キャプチャ

【クリップ映像作成時(スコアボード欄に通知))】

クリップ映像作成時キャプチャ

試合画像は実際のナゴヤドーム館内映像をキャプチャ、加工処理しています。

参考情報① RMU技術について

  • バッターの各打席の【ラスト1球】をAIで自動検知し、クリップ映像として抽出
  • 各打席の結果、出塁状況、アウトカウント、選手名などを館内映像からAIが自動認識

参考情報② 高画質LIVE映像のマルチアングル配信について

別ウインドウが開きますhttps://www.docomo.ne.jp/binary/pdf/info/news_release/topics_200807_05.pdf

参考情報③ ナゴヤドームとNTTドコモによる連携協定

https://www.docomo.ne.jp/info/notice/tokai/page/190920_00.html

各社の役割

株式会社NTTドコモ 5G MECでの映像編集・配信環境の構築・提供
株式会社ナゴヤドーム カメラ映像および実証フィールドの提供
富士通株式会社 AIによるリアルタイム映像解析技術(RMU技術)の提供

  1. LMV (Live Multi Viewing)は、株式会社TBSテレビ、株式会社WOWOW、日興通信株式会社が共同で開発・運営するマルチビュー・超低遅延などを特徴とする映像配信アプリケーションです。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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