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「iFデザインアワード2023」金賞受賞

ドイツ現地時間の2023年5月15日に,5G・IoTビジネス部の小栗 伸,近藤 淳,大和 はるか,日田 勝,水野 暁乃,吉野 僚太朗が企画開発を行った「認知機能チェックサービス」が,世界3大デザイン賞の1つである「iFデザインアワード2023」を受賞しました.

「iFデザインアワード」は,ドイツのインターナショナル・フォーラム・デザイン(iF:International Forum Design)が主催し,全世界の工業製品などを対象に優れたデザインを表彰するデザイン賞です.

金賞はドコモとしては2回目,サービスデザイン部門での日本企業の受賞は本アワードが始まってから今までの70年間で初となります.

「認知機能チェックサービス」では,ご本人,同僚,ご家族もその兆候に気付くことが難しい認知機能の低下を電話により測定します.本サービスでは,スマートフォンや固定電話から電話をかけ,ご本人が数問の質問に回答するとサービス側で認知機能をチェックし,判定結果をショートメッセージで通知します.定期的に,かつ簡易に認知機能のチェックができるのが特長です.

「iFデザインアワード2023」金賞受賞

第56回「電気通信産業功労賞」受賞

2023年11月22日に開催された第56回電気通信産業功労賞贈賞式において,6Gネットワークイノベーション部の福田 敦史,無線アクセスデザイン部の花木 明人が電気通信産業功労賞を受賞しました.

同賞は,電気通信技術の普及・啓発活動などに取り組む一般社団法人電気通信協会(昭和13年設立)が表彰しているもので,電気通信事業またはこれに関連する事業に従事し,創意工夫により業務改善をあげ,あるいは機器の開発・改良により,事業の発展に貢献された方の功績を顕彰するものです.

福田は,マルチバンド無線回路の研究に従事し,700MHzから2.5GHzまでの8つの周波数帯に対応した電力増幅器の開発,世界初となるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術の電力増幅器への適用などを行いました.また,3GPP(3rd Generation Partnership Project)標準仕様策定業務を牽引し,第5世代移動通信システム対応の基地局装置の商用化に貢献しました.その後,ミリ波帯やサブテラヘルツ帯におけるカバレッジ拡張技術として,誘電体導波路を応用した新たなエリア構築手法を開発するなど,長きにわたり新たな技術を世の中に提供しました.

花木は,第3世代から第5世代までの移動通信システムにおける無線方式の方式設計・基地局開発に携わりました.特に第3世代移動通信方式の高度化(HSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)/EUL(Enhanced Uplink))においては,方式設計や商用ネットワーク導入に向けた最適化により,ネットワーク高度化に大きく貢献しました.その後,第4世代移動通信システムの基地局開発に携わり,第5世代移動通信システムの商用化における方式設計・技術開発に寄与し5Gサービスの開始に貢献しました.現在は,より安価かつ柔軟なネットワーク展開を可能とする仮想化基地局の開発にも従事しています.

こうした功績を通して,通信事業の発展に貢献したことが評価されて今回の受賞となりました.

第56回「電気通信産業功労賞」表彰式の模様と表彰状
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