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Red Hat APAC Innovation Awards 2022受賞

2022年10月27日に開催された「Red Hat Summit:Connect | Japan 2022」(レッドハット株式会社(以下,Red Hat)主催)において,受賞カテゴリ「ハイブリッドクラウド基盤」および「デジタル・トランスフォーメーション,クラウドネイティブ開発」にて,ドコモがRed Hat APAC Innovation Awards 2022を受賞しました(「ハイブリッドクラウド基盤」は日本電気株式会社(以下,NEC)との共同受賞).

Red Hat APAC Innovation Awardsは,「Explore what's next」をテーマに,急速に変化するビジネス環境に適応し,ビジネスモデルを変革し,オープンソース・ソリューションで顧客により良い体験を提供する組織の能力を称えるものです.今回は,業界のトレンドやお客さまのニーズを先取りするためにRed Hatのソリューションをクリエイティブに活用した日本のデジタル変革の成功事例が表彰されました.

「ハイブリッドクラウド基盤」では,ドコモ(代表者:ネットワーク開発部長 音 洋行)は,Red Hatのコンテナ基盤であるOpenShiftを採用した,NECが提供する5Gコアソリューションを活用することにより,ドコモが5Gコア導入に求める安定運用と未来への柔軟性,強靭な動作基盤を実現しました.これにより5Gインフラのスケーラブルかつ最適なリソースコントロールを可能とし,運用コストやリソースコストを削減しながら,5G SA(5G StandAlone)計画の迅速な展開を実現したことが評価されて今回の受賞となりました.

「デジタル・トランスフォーメーション,クラウドネイティブ開発」では,ドコモ(代表者:サービスデザイン部長 伊藤 孝史)は,約30年にわたる事業拡大により,機能多く,開発工数高く,開発に時間がかかるというレガシーシステムを,モダナイズし,マイクロサービス・アーキテクチャに適合させることで,デジタル・トランスフォーメーションを実現しました.ドコモは,マイクロサービスやコンテナ環境を活用するクラウドネイティブ開発を行うにあたり,自システムの機能数を75%削減,Red Hatチームと業界標準の優れた技術ノウハウ・ベストプラクティスを導入,OpenShift活用でITインフラの自動化を行っています.その結果,ソースコードの約52%削減,平均生産性約2倍,リリースサイクル半減を達成したことが評価されて今回の受賞となりました.

ハイブリッドクラウド基盤
デジタル・トランスフォーメーション,クラウドネイティブ開発
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