営業収益は、スマートフォンやタブレット端末などの利用数、「カケホーダイ&パケあえる」契約数、「ドコモ光」契約数の拡大によりデータを中心にご利用が増え、機器販売収入の減少はあるものの、通信サービス収入の回復が継続しています。また、コンテンツや金融・決済サービスなどのスマートライフ領域※の順調な成長により、前年同期に比べ734億円増の2兆2,883億円となりました。
営業費用は、「ドコモ光」およびスマートライフ領域にかかわる費用が増加したものの、有形固定資産の減価償却方法の変更による費用の減少や端末機器原価の減少、継続的なコスト効率化の取組みなどにより、前年同期に比べ497億円減の1兆7,027億円となりました。
これらの結果、営業利益は前年同期に比べ1,230億円増の5,856億円、当社に帰属する当期純利益は前年同期に比べ883億円増の4,054億円となりました。
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- 対前年同期 増収増益。お客さま還元を強化した上で
コスト効率化のさらなる推進により業績予想を見直し - 通信事業は「カケホーダイ&パケあえる」などの契約数拡大により、
ARPUの回復が継続 - スマートライフ領域はコンテンツや金融・決済サービスなどが着実に成長
- 対前年同期 増収増益。お客さま還元を強化した上で
通信事業においては、料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の契約数が3,342万契約に伸び、加入者によるパケット利用の拡大が進みました。「ドコモ光」は253万契約に増加し、順調に拡大しています。
スマートライフ領域においては、「dマーケット」などのコンテンツサービスやクレジットカード「dカード」などの金融・決済サービスが利益成長を牽引したほか、「dポイント」の加盟店数拡大などを進め、ポイントがたまる・つかえる店舗数は約20,900*1となりました。
また、多様なパートナーとの協創により事業拡大や新サービス創出をめざす「+d」のパートナー数は164*2を超え、順調に拡大しています。
2016年度上期は増収増益となり、通信サービス収入の回復やコスト効率化を推し進めた結果、当初の見込みより好調であることから、2016年度業績予想を見直し、営業利益を9,400億円といたします。
下期も通信事業においては料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」や「ドコモ光」の普及拡大を進めるとともに、スマートフォンのご利用やタブレット端末など2台目需要を促進していきます。また、LTEネットワークは高度化を進め、2017年3月にスマートフォン国内最速*4の500Mbpsサービス、さらに3月以降には682Mbpsの高速データ通信サービスを開始する予定です。
スマートライフ領域においては「dマーケット」契約数の拡大をめざし、また「+d」の取組みを加速させてパートナーのみなさまとともに社会的課題の解決や地方創生・2020に取組んでいきます。
今後もお客さま還元を強化しつつ、さらなるコスト効率化などの企業努力も進め、「お客さまサービスの向上」と「企業の持続的発展」の両立に全力で取組んでまいります。
*1 2016年10月現在
*2 2016年9月現在
*3 dカード・dカードminiの合計
*4 2016年10月19日現在、日本国内における携帯電話事業者において(自社調べ)
- ※スマートライフ領域「スマートライフ事業」と「その他の事業」を合わせた事業領域のこと。