ユニバーサルサービス制度

ユニバーサルサービス制度とは

ユニバーサルサービス制度とは、「加入電話」「公衆電話」「緊急通報(110番、118番、119番)」(=ユニバーサルサービス1)の提供を確保するために必要な費用の一部を、電気通信事業法第110条によりNTT東日本・NTT西日本も含めた他の固定電話、携帯電話、PHS、IP電話など、ユニバーサルサービス提供設備と接続などすることによって受益する通信事業者全体で応分に負担する仕組みです。
NTT東日本・NTT西日本に対して補てんする金額2をもとに、1電話番号あたりの支払い額(番号単価)を一般社団法人電気通信事業者協会3が算定します。

この番号単価に基づき、各通信事業者は利用する電話番号の数に応じた負担額を一般社団法人電気通信事業者協会に支払い、一般社団法人電気通信事業者協会からNTT東日本・NTT西日本に補てんされます。

  1. ユニバーサルサービスとは、電気通信事業法第7条により、「あまねく日本全国で提供が確保されるべき」と規定されているサービスです。加入電話の基本料や、社会生活上の安全および戸外での最低限の通信手段を確保する観点から設置されている第一種公衆電話、さらに特例料金となる離島通話および110番・118番・119番の緊急通報がこれに該当します。なお、2011年4月の改正により、加入電話に相当する光IP電話が新たにユニバーサルサービスの対象として追加されました。
  2. 補てん額は、離島・山間地などの高コスト地域における加入電話基本料のコストの一部や、第一種公衆電話における赤字などを対象に算定されます。
  3. 一般社団法人電気通信事業者協会は、ユニバーサルサービス支援機関として、総務大臣による指定を受けています。
    制度についての詳しい情報の問い合わせ先
    一般社団法人電気通信事業者協会
    別ウインドウが開きます ユニバーサルサービス支援業務
    電話番号 0570-02-1267(受付時間:午前9時~午後5時(土曜・日曜・祝休日・年末年始を除く))

ユニバーサルサービス制度導入の経緯

携帯電話やIP電話の普及および電話サービスの競争進展などに伴い通話料金などが大幅に安くなりましたが、一方では、ユニバーサルサービスの確保に必要な費用が不足することとなりました。

このままでは、NTT東日本・NTT西日本だけでユニバーサルサービスを維持できなくなるため、主要な通信事業者全体で支えていくことになりました。

お客さまにご負担いただくユニバーサルサービス料

ドコモでは、ユニバーサルサービス制度の趣旨に照らし、お客さまのご利用になる電話番号数に応じて「ユニバーサルサービス料」を毎月ご負担いただきますので、お客さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

  • ただし、「020からはじまる番号」は除きます。

ユニバーサルサービス料の請求方法

ご利用になる電話番号数(020からはじまる番号は除く)に応じてユニバーサルサービス料を請求させていただきます。

  1. 1電話番号あたりのユニバーサルサービス料は、月額2.2円です。(2024年1月現在)
  2. 1か月に満たない利用の場合には日割り料金をご負担いただきます。
    ただし、2023年6月30日以前にNTTレゾナント株式会社より提供していたサービスについては、日割り料金の対象外となります。詳細は別ウインドウが開きますこちらをご確認ください。
  3. なお、2023年6月30日以前にNTTレゾナント株式会社より提供していたサービスにおいて、「電話リレーサービス料」が発生する場合は「ユニバーサルサービス料」と「電話リレーサービス料」を合算して、ユニバーサルサービス料などとして請求させていただきます。詳細は別ウインドウが開きますこちらをご覧ください。
このページのトップへ