ユニバーサルサービス制度

ユニバーサルサービス制度とは

国民生活に不可欠で、日本全国で提供されるべきサービスであるユニバーサルサービス1の安定的な提供の確保のための国の交付金制度です。現在ユニバーサルサービスとして、電話(「加入電話」「公衆電話」「緊急通報(110番、118番、119番)」)とブロードバンド(「FTTH」「CATV(HFC方式)」「ワイヤレス固定ブロードバンド」)が指定されております。
また、当制度の運用は、総務大臣による指定を受ける一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)が担っており、当社は、当該交付金制度における負担事業者となっております。

  1. ユニバーサルサービスとは、電気通信事業法第7条により、「あまねく日本全国で提供が確保されるべき」と規定されているサービス

(参考)
一般社団法人電気通信事業者協会は、ユニバーサルサービス支援機関として、総務大臣による指定を受けています。交付金・負担金に係る詳しい情報の問い合わせ先:

  1. 電話のユニバーサルサービス制度関連
    一般社団法人電気通信事業者協会 第一種支援業務室 コールセンター
    TEL 03-3345-4830(午前9時~午後5時土・日・祝休日・年末年始を除く)
  2. ブロードバンドのユニバーサルサービス制度関連
    一般社団法人電気通信事業者協会 第二種支援業務室 コールセンター
    TEL 03-6302-8035(午前9時~午後5時土・日・祝休日・年末年始を除く)

電話のユニバーサルサービス制度とは

<概要>
「加入電話」「公衆電話」「緊急通報(110番、118番、119番)」の提供を確保するために必要な費用の一部を、電気通信事業法第110条によりNTT東日本・NTT西日本も含めたほかの固定電話、携帯電話、PHS、IP電話など、ユニバーサルサービス提供設備と接続などすることによって受益する通信事業者全体で応分に負担する仕組みです。
NTT東日本・NTT西日本に対して補てんする金額2をもとに、1電話番号あたりの支払い額(番号単価)を一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)が算定します。
この番号単価に基づき、各通信事業者は利用する電話番号の数に応じた負担額を一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)に支払い、一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)からNTT東日本・NTT西日本に補てんされます。

  1. 補てん額は、離島・山間地などの高コスト地域における加入電話基本料のコストの一部や、第一種公衆電話における赤字などを対象に算定されます。

<背景>
携帯電話やIP電話の普及および電話サービスの競争進展などに伴い通話料金などが大幅に安くなりましたが、一方では、ユニバーサルサービスの確保に必要な費用が不足することとなりました。このままでは、NTT東日本・NTT西日本だけでユニバーサルサービスを維持できなくなるため、主要な通信事業者全体で支えていくことになりました。

ブロードバンドのユニバーサルサービス制度とは

<概要>
テレワーク、遠隔教育、遠隔医療などのサービスを利用する上で不可欠なブロードバンドサービスを、原則として日本全国どこでも利用可能にするため、令和4年改正電気通信事業法にて、ユニバーサルサービスの新たな類型として追加されました。
ブロードバンドサービスがユニバーサルサービスに追加されたことに伴い、不採算地域などにおけるブロードバンドサービスの提供を確保するために必要な費用の一部を、固定ブロードバンドサービス事業者、モバイルブロードバンドサービス事業者をはじめとする、受益する通信事業者全体で応分に負担する仕組みです。
NTT東日本、NTT西日本をはじめとする交付金対象事業者に対して補てんする金額3をもとに、負担対象となる電気通信役務4における、1回線あたりの支払額(回線単価)を一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)が算定します。
この回線単価に基づき、各通信事業者は回線数に応じた負担額を一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)に支払い、一般社団法人電気通信事業者協会(TCA)からNTT東日本、NTT西日本当をはじめとする交付金対象事業者に補てんされます。

  1. 補てん額は、不採算エリア(支援区域)におけるサービス提供に要する維持管理費用の一部を対象に算定されます。
  2. 携帯電話・PHSアクセスサービス、FTTHアクセスサービス等の第二号基礎的電気通信役務の提供に係る第二種交付金及び第二種負担金算定等規則 第二十五条で規定

<背景>
人口減少に伴う採算性の悪化や離島・山間地などの地理的条件により、光ファイバ基盤の維持が今後課題となることを踏まえ、市場競争によるブロードバンドのエリア拡大では十分な整備な難しいことから、主要な通信事業者全体で支えていくこととなりました。

お客さまにご負担いただくユニバーサルサービス料

ドコモでは、ユニバーサルサービス制度の趣旨に照らし、お客さまのサービス利用状況に応じて「ユニバーサルサービス料」をご負担いただきます。
お客さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

電話ユニバーサルサービス料(電話ユニバ料)

電話ユニバーサルサービス料(電話ユニバ料)
名称 電話ユニバーサルサービス料(電話ユニバ料)
ご負担の基準 ご利用中の電気通信番号(電話番号)数 ※020からはじまる番号は除きます
1番号あたりの料金 月額3.3円(税込) ※2025年12月時点 ※2026年1月より2.2円に改定予定
対象月 毎月
備考
  • 1か月に満たない利用の場合には、原則日割り料金をご負担いただきます。ただし、2023年6月30日以前にNTTレゾナント株式会社より提供していたサービスについては、日割り料金の対象外となります。詳細は別ウインドウが開きますこちらをご確認ください。
  • なお、2023年6月30日以前にNTTレゾナント株式会社より提供していたサービスにおいて、「電話リレーサービス料」が発生する場合は「電話ユニバーサルサービス料」、「電話リレーサービス料」を合算して、電話ユニバーサルサービス料などとして請求させていただきます。詳細は別ウインドウが開きますこちらをご覧ください。
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ブロードバンドユニバーサルサービス料(BBユニバ料)

ブロードバンドユニバーサルサービス料(BBユニバ料)
名称 ブロードバンドユニバーサルサービス料(BBユニバ料)
ご負担の基準5 ブロードバンドユニバーサルサービス制度の負担対象役務に該当するサービスの回線数
1回線あたりの料金6 月額2.2円(税込)
対象月6 2026年3月利用分
備考
  • 1か月に満たない利用の場合には、原則日割り料金をご負担いただきます。ただし、2023年6月30日以前にNTTレゾナント株式会社より提供していたサービスについては、日割り料金の対象外となります。詳細は別ウインドウが開きますこちらをご確認ください。
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(参考)第二種負担金の算定対象となる当社の主な役務およびサービス(2025年12月時点)
FTTHアクセスサービス7(ドコモ光など)、携帯電話アクセスサービス(Xi・5Gサービスなど)、衛星アクセスサービス(ワイドスターⅢ)、仮想移動電気通信サービス7(OCNモバイルONE、副回線サービスなど)

  1. 対象となるサービスの詳細につきましては、今後改定する各種契約約款・提供条件書などをご確認ください。
  2. 2027年以降のブロードバンドユニバーサルサービス料および対象月については、改めてHPなどにてお知らせします。
  3. 当社への回線卸元のブロードバンドユニバーサルサービス負担金の扱いによっては、当社もブロードバンドユニバーサルサービス料のご請求を実施しない場合もございます。
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