電波の安全性について

電波について知っていただきたいこと

電波は私たちの生活を支えています

電波は目で見えませんし、直接感じることもできませんが、暮らしの中のいろいろなシーンで利用されています。携帯電話も電波を利用してサービスを提供しています。ここでは電波の特徴や、安全な電波の利用のための取組みについてご紹介します。

電波とは?

電波は電磁波の一種です。電磁波とは電界と磁界が相互に作用して空間を光の速度で伝わっていく波です。電界とは電気的な力(プラスとマイナスの極性があり、異なる極性は引き合い/同じ極性は反発する力)が働く空間、磁界とは磁気(N極とS極があり、異なる極性は引き合い/同じ極性は反発する力)が働く空間のことです。
電界と磁界が互いに影響し合いながら、波のように遠くまで伝わっていきます。
電磁波はこの波の周期(周波数)によっていろいろな種類に分類されています。

電波とは?の画像

電磁波の種類

電磁波は自然界にもあります。たとえば雷や摩擦電気の火花放電により電磁波は発生します。太陽や宇宙空間からも紫外線や可視光線のほか、さまざまな種類の電磁波が地球に届いています。
電磁波はその周波数(波長)によって性質が異なり、放送、医療分野など、さまざまな用途に合った適切な周波数の電磁波が使われています。電磁波は周波数に応じて、電離放射線と、非電離放射線の2種類に大別されます。電離放射線とは、エックス線やガンマ線など、周波数が非常に高い電磁波で、物質に当ると物質内の電子を弾き飛ばす性質(これを電離作用といいます)があります。一方、非電離放射線とは、電離放射線に比べ周波数が低く、電離作用を起こさない電磁波であり、携帯電話や放送などで使われています。

電磁波の種類のイメージ

ドコモの携帯電話の電波

日本では、300万MHz(3000GHz, 3THz)以下の周波数の電磁波を『電波』と呼んでいます。電波は周波数によって伝わり方が異なるので、その特徴を利用して、通信や放送だけでなくGPSや気象レーダーなどさまざまな用途に使われています。ドコモの携帯電話はこの『電波』を用いてサービスしています。

サービス名 通信方式 周波数
瞬速5G NR方式 3.7GHz帯/4.5GHz帯/28GHz帯
Xi LTE方式 700MHz帯/800MHz帯/1.5GHz帯/1.7GHz帯/2GHz帯/3.4GHz帯/3.5GHz帯
FOMA W-CDMA方式 800MHz帯/2GHz帯
  • M(メガ)は100万、G(ギガ)は10億、T(テラ)は1兆をさします。
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