2017年9月 平成29年台風18号
災害の特徴
台風第18号は9月13日(水曜)に非常に強い勢力で宮古島付近を北上。その後、17日(日曜)に鹿児島県に上陸し、暴風域を伴ったまま日本列島に沿って北上した。
これにより、各地で猛烈な雨・風となり、西日本を中心に河川氾濫、土砂災害などが発生。停電、航空機・船舶の欠航などの交通障害が発生した。
土砂崩れと倒木による被害の様子
通信設備被害と復旧対応
(1)石垣島、宮古島への保守人員の先行配置
島しょ部にはドコモの保守拠点が無く、台風通過直後は航空機・船舶が欠航するため迅速な駆けつけができない。そこで、台風の進路予測に基づき石垣島、宮古島へ台風通過前に保守人員(計3班)を先行配置。
石垣島、宮古島では停電が多く発生したが、先行配置により台風通過後に速やかな応急復旧を実施。
(2)平素からの予備電源強化によるサービス維持
発電機による電源救済(北海道上川郡)
基地局の停電が最大で66か所(9月18日(月曜))と多く発生したが、復電または発電機による救済までの間、予備電源によりサービスを維持。
ドコモでは駆けつけ困難な離島・山間部の基地局に対して従来から予備電源の強化に取り組んでおり、停電が多発した台風18号では、その備えが功を奏した。
(離島・山間部では、停電時に数日間の電源確保ができる基地局も多い)
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