生物多様性保全活動

 ドコモグループでは、ICT技術の活用や、各地域での社員やお客さまとの活動を通じて、生態系の保全/回復に取り組んでいます。

香川県

香川の美し海づくり(Sea-Com)

実施場所

屋島西町「長崎の鼻」海岸

直近の活動

【実施日】 2025年5月31日(土)
【参加者数】 26名

活動内容

 香川県の海洋生物の保全を目的とし、ドコモグループ社員及びその家族で生物にとって有害となる生活廃棄ゴミの駆除を屋島西町の長崎の鼻海岸で行いました。

 清掃終了時には、参加者全員で、回収したゴミを確認し、香川県の海ごみの特徴でもある養殖用カプセルや、レジ袋、食品トレイが劣化したマイクロプラスチック、そして、靴やペットボトル、ガラス瓶などの漂流してきた多種多様な生活ゴミの多さに驚きました。生活ゴミが生物に与える影響が私たちの生活に連鎖することを話し合い、日頃から『①ゴミを減らす』『②ゴミの分別を行う』などの私たちの行動が大切だと改めて考え、海岸清掃を実施する意義を参加者全員で再認識しました。

 今後も美しい海岸環境を保護すると同時に多様な生物の保全に資する活動についても積極的に取り組んでいきます。

愛媛県

愛媛県主催防鹿ネット設置活動

直近の活動

【実施日】 2025年11月15日(土)
【実施場所】 成川渓谷(愛媛県北宇和郡鬼北町)
【参加者数】 16名

活動内容

 11月15日、昨年度に続き、ドコモから10名を含む総勢16名が参加し、防鹿ネットを2基設置しました。

 本活動は、「生物多様性保全」を目的とし、シカによる食害から森林を守り、生態系のバランス維持など、地域の植生回復に貢献する取り組みです。

 現地では、NPO法人西条自然学校の職員から「鹿による被害の深刻さ」について説明を受けた後、標高375mの足場の悪い斜面に苦労しながら杭を打ち、概ね10m四方の防鹿ネットを設置しました。

 本活動を通じて「生物多様性の基礎」を理解する機会が得られるとともに、自然環境・生物多様性保全の重要性を再認識することができました。

 今後も植物や動物が共存する豊かな自然を持続していくための活動に取り組んでまいります。

高知県

土佐・いの 元気の森

直近の活動

【実施日】 2025年11月8日(土)
【参加者数】 33名

活動内容

 2025年11月8日(土)、高知県吾川郡いの町「ドコモ四国 土佐・いの 元気の森」にて、ドコモグループ社員といの町森林政策課など総勢33名が、生物多様性保全を目的とした環境整備活動を行いました。

 当日は、高知大学の石川教授をお招きし、高知県全体における里山利用の変遷や現状について解説いただいた後、森に自生する山野草を参加者全員で観察しました。山中には「アケビ」や「ヤマノイモ」など食べられる植物もあり、実際に味わう場面も見られました。

 今回の整備では、指標種である「フジツツジ」の保全を中心に作業を実施。活動中には、高知で「かんたろう」と呼ばれるシーボルトミミズも姿を見せ、自然の豊かさを感じるひとときとなりました。

参加者からは、
「自然と触れ合えたこと、職場の仲間と普段とは違う取り組みで汗を流せたことがとても有意義だった」
「植物に関する知識が深まり、ツツジの群生も見分けられるようになった。自分が手入れした場所が育っていくのが楽しみ」
といった声が寄せられ、充実した活動となりました。

徳島県

吉野川河口干潟の絶滅危惧種生物と環境保全活動

直近の活動【2025年度 ネイチャーポジティブ活動に参加】

吉野川一斉清掃と特定外来生物の駆除
【実施日】  2025年7月6日(日)
【実施場所】 吉野川河口住吉干潟
【参加者数】 3名

とくしまSATOUMIリーダー養成講座
【実施日】 ①7月21日(土)「海岸の生物調査にトライしよう」
      ②8月2日(土)「海岸漂着物の今」
      ③8月24日(日)「砂浜アクテイビストになろう」
      ④9月20日am(土)「ビーチクリーンアップ(実地講座)」
      ⑤9月20日pm(土)「海とゴミの話(座学講座)
      ⑥10月5日(日)「振り返り・交流会(座学講座)」
【実施場所】①大神子海岸 ②エコみらいとくしま ③小松海岸・エコみらいとくしま
      ④エコミライとくしま(櫛木海岸) ⑤⑥エコミライとくしま
【参加者数】延べ11名

活動内容

 徳島支店では、地域の生態系保全活動に向け、昨年度より、徳島環境保全プロジェクトに参加(シオマネキの生息地を守ろう)や徳島県内で活動する環境保全団体「とくしま自然観察の会」(代表:井口利枝子さん)との交流を深め、吉野川河口干潟の希少生物とゴミからみえる環境保全、干潟保全の楽しみ方について勉強会を開催する等取り組んできました。

 会社の近隣干潟に、絶滅危惧種指定生物(シオマネキ)がいる。価値のある自然環境があることに社員が驚きと興味を持ち、以前から実施の「アドプトプログラム吉野川」 (河川敷清掃活動ボランティア)においても、より多くの社員が参加し、生態系保存というプラスの視点を持った清掃活動となってきました。

 今年度についても国や県が主催するネイチャーポジティブ活動の一環である吉野川一斉清掃や特定外来生物(ナルトヒナギク)の駆除・とくしまSATOUMIリーダー養成講座に参加、地域の方々とともに、地域の希少生物や自然環境が後世に残るよう環境保全活動に取り組むとともに、交流のあるNPO法人の悲願である四国初のラムサール条約の登録に向け、一助となるよう取り組んでいきます。

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