生物多様性保全活動(九州・沖縄)
ドコモグループでは、ICT技術の活用や、各地域での社員やお客さまとの活動を通じて、生態系の保全/回復に取り組んでいます。
福岡県
博多湾をテーマにした環境学習会の開催
直近の活動
【実施日】 2025年6月11日(水)
【実施場所】 ドコモ九州支社(西鉄薬院駅ビル)
【参加者数】 52名(ドコモグループ)
活動内容
一般社団法人ふくおかFUN様のご協力のもと、ドコモ九州支社にて「博多湾の海や環境の現状を理解する」ことを目的に社内向け環境学習会を開催しました。
博多湾の現状についての説明を受けながら、「現在の地球環境がどうなっているのか」、「私たちはどのようなことから取り組めばよいのか」といった、改めて知っておきたい環境の基礎知識をわかりやすくお伝えいただき、参加者に考える機会を提供しました。
また、カーボンクレジット、ネイチャーポジティブ、30by30など、世界的に推進されている環境活動についても共有いただき、持続可能な社会の実現に向けて「企業だからこそできること」「私たち一人ひとりにできること」について、改めて考える貴重な時間となりました。
アマモ場づくり、マイクロプラスチックでの万華鏡つくり体験を実施!
直近の活動
【実施日】 2025年10月18日(土)
【実施場所】 福岡市中央区地行浜
【参加者数】 29名(ドコモグループ21名)
活動内容
ドコモ九州支社では、福岡市中央区地行浜において、博多湾を中心に海や海の生き物を守るために活動している「一般社団法人ふくおかFUN」様と共に、海や生き物について学びながら、「藻場」再生に向けた取り組みと参加者の意識向上に努めました。当日は、ドコモ九州グループの社員とその家族のほか、福岡放送様、日本航空様の社員とそのご家族にも参加していただきました。
福岡市は都市と海が近く豊かな自然を感じることができる一方で、海洋ゴミやマイクロプラスチックの問題があり、藻場の生育に影響を及ぼすさまざまな課題を抱えています。
当日は、まず博多湾の海の実態環境に関する座学で海のゆりかごと呼ばれる“アマモ”について理解を深めつつ、参加者が活動の意義を認識することからスタートしました。
続いて、アマモの種子を海へ投げ入れるため、寒天粘土(生分解性)で種子を包んだ『アマモ種子団子』づくりを実施しました。
小さなお子様も、お団子を作る感覚で簡単に楽しみながら挑戦していました。そして、メインイベントである種子団子の投げ入れでは、皆一斉に海へ向かって勢いよく投げ入れ、アマモが無事に成長するよう願いました。
ビーチクリーン活動では、マイクロプラスチックごみの回収を行い、プラスチックが小さなかけらとなり、大量に海に漂流している現状を、肌で感じることができました。マイクロプラスチックを活用した万華鏡づくりを実施し、スマホに映し出された万華鏡の鮮やかな映像に、参加者全員が驚いていました。
今後も、九州グループでは引き続き博多湾の生物多様性保全活動に取り組んでいきたいと考えています。
ミツバチネットワークを活用したこどもと生き物の未来をつなぐ活動
直近の活動
【実施日】 2025年8月23日(土)
【実施場所】 ドコモショップ六本松店(スタジオセカンドスペース)
【参加者数】 26名
活動内容
生物多様性保全活動の重要性をお客さまに知っていただくことを目的として、ドコモショップ六本松店(スタジオセカンドスペース)にて、地域の子どもたちと保護者を対象に「ミツバチを楽しく学ぼう&デジタルアートイベント」を開催しました。
当日は、NPO法人博多ミツバチプロジェクト様による講演や、地元学生ボランティアの皆さまにも参加いただき、日本ミツバチの生態やはちみつができる過程、環境への貢献について、子どもたちにもわかりやすく紹介しました。
さらに、最新タブレットを活用したデジタルアート体験では、ミツバチや自然をテーマに作品づくりを楽しみました。巣箱の観察では、子どもたちが興味津々で学ぶ姿が見られ、ミツバチが花から花へ飛び回り、受粉を通じて生態系全体をつなげていることを理解する貴重な機会となりました。
今後もドコモは、生物多様性の保全と自然との共生を推進してまいります。
福岡県(北九州)
響灘ビオトープで生物多様性について学ぼう!
直近の活動
【実施日】 2025年11月8日(土)
【実施場所】 北九州市響灘ビオトープ
【参加者数】 18名(ドコモグループ17名)
活動内容
北九州市若松区にある響灘ビオトープにて生物多様性保全活動~セイタカアワダチソウ駆除~を実施しました。
はじめに響灘ビオトープのスタッフの方による座学で「ベッコウトンボ」について学びました。ベッコウトンボは絶滅の危険度が最も高いIA類に指定されており、日本全国5県でしか見ることができません。北九州市響灘ビオトープはベッコウトンボの貴重な生息地となっています。
そんなベッコウトンボの生息地を脅かす存在がセイタカアワダチソウです。セイタカアワダチソウは環境省が生態系被害防止外来種リストに載せている植物であり、種子と地下茎の両方で増え、在来植物とは比べ物にならない繁殖力を持っています。セイタカアワダチソウを駆除しベッコウトンボが生息しやすい環境を作っていきます。
座学後、駆除作業を実施しました。駆除作業を実施ながら、響灘ビオトープの多様な生き物や景色に触れることができました。外来種の問題は深刻ですが、こうした活動を通じて自然とのつながりを感じられるのは貴重な体験です。
絶滅した生き物には様々な原因が考えられますが、そのほとんどが人間の活動によるものだと言わざるを得ません。
個人として企業としてできることを一つずつやっていかなければいけないと実感しました。今後も生物多様性保全活動に取り組んでまいります。
佐賀県
アクトクリーンSAGA2025 海岸清掃
直近の活動
【実施日】 2025年9月13日(土)
【実施場所】 東よか干潟海岸
【参加者数】 全体650名(ドコモグループ12名)
活動内容
有明海「東よか干潟」の生物多様性保全活動として、サガテレビ主催の「アクトクリーンSAGA2025」に参加し、海岸清掃を行いました。地元企業や地域のみなさまなど、約650人が参加し、開会式後、一斉に海岸清掃活動を開始しました。
海岸の漂着物などおよそ3トンのゴミが回収され、見渡す限りゴミのないクリーンな海岸となりました。
本取組みの背景として、2015年、有明海の2カ所の干潟が「ラムサール条約」登録湿地として認められました。干潟はズグロカモメ、クロツラヘラサギ、ホウロクシギなどの絶滅危惧種を含む水鳥類の国内有数の渡り鳥の中継地および越冬地となっており、国際的にもその重要性が高く評価されています。
そのうちの一つである「東よか干潟」において、生物多様性保全の活動の一環として活動しています。
本活動を通じて干潟の生態系保全の重要性を再認識するとともに、活動を継続する必要性も強く感じました。今後もこの活動を継続し、次世代へこの自然豊かな干潟を残していきたいと思います。
長崎県
今年も、長崎の海を綺麗に!!
直近の活動
【実施日】 2025年11月22日(土)
【実施場所】 長崎市伊王島町
【参加者数】 21名(ドコモグループ15名)
活動内容
長崎県において最も身近な「海」をフィールドとした、海洋生物の保全を目的とした清掃活動を企画・実施いたしました。
活動の舞台である「伊王島」は長崎市の沖合10kmにある島で、近年では伊王島大橋の開通で車で渡ることができるようになり、島内はホテル・温泉施設・各種アクティビティ等リゾートアイランドとして県内外から多くの観光客が訪れています。
反面、多数の漂着ゴミや観光客が捨てていったゴミ等が落ちており、このままだとエサと間違えて食べてしまうなど、鳥・海洋生物に与える影響も発生しています。また、マイクロプラスチックの誤食は食物連鎖に影響すると近年話題になっています。
私たちが生活している「長崎県」で最も身近な「海」をフィールドとした、海洋生物の保全を目的とした清掃活動を実施しました。
海岸に到着すると、一見きれいなビーチに見えるのですが、近づいてみると発泡スチロールやペットボトル、網やロープの屑といったものが多数漂着していたり、ビーチ周辺にはたばこの吸い殻や空き缶なども散乱していて約一時間の清掃活動でゴミ袋7袋分のゴミを回収しました。
また、マイクロプラスチックをコップに集め、実際どのようなものなのかを家族で一緒に学習したりしました。
今後も、このような活動を通じて海の環境保全に取り組み、生物多様性の保全に貢献してまいります。
熊本県
「ドコモ大津俵山広葉樹の森」で生物多様性保全活動を実施!
直近の活動
【実施日】 2025年11月15日(土)
【実施場所】 阿蘇郡西原村
【参加者数】 23名(ドコモグループ18名)
活動内容
ドコモ熊本グループにおいて、「ドコモ大津俵山広葉樹の森」をフィールドとした「生物多様性」の取り組みを実施しました。
「ドコモ大津俵山広葉樹の森」は、南阿蘇の入口俵山付近にあり周りの山々を一望できる環境にあります。
昨年から、新たな取り組みとして、この森にどのような生物が生息しているかを確認することにし、観察しやすいようにインセクトホテル(昆虫のホテル)を作成・設置し観察しています。今回、小さな蜘蛛などの生息が観察されましたが、大きな昆虫は見られませんでした。
また、熊本博物館の先生から、ドコモの森がある俵山周辺にて外来種の「ソウシチョウ」の目撃情報があり隣接するドコモの森にも生息する可能性があるとの情報提供がありました。
そこで今回は、鳥の巣箱を3台設置して観察を行います。
新たな取り組みだけでなく、従来より実施していた保全活動も重要な取り組みです。2名のOBにも参加いただき交流を図りながら、鎌を使いながらススキや雑木などを取り除きました。
今後においても、このような活動を通じて、環境保全・森林が果たす大切な役割を学びつつ、生物多様性保全に取り組んでいきます。
大分県
「森林づくりボランティア」に参加しました!
直近の活動
【実施日】 2025年3月1日(土)
【実施場所】 大分県民の森 平成森林公園「さくら園」
【参加者数】 約91名(大分支店・dbs大分社員や家族11名)
活動内容
大分県民の森で行われた第29回ボランティアによる森林づくりに、CS九州大分支店・dBS 大分支店の社員や家族11名が、NTT大分グループのボランティア約40名に加え、一般ボランティア40名と一緒に参加しました。
今回の植樹活動では、「ジンダイアケボノ」と「オオシマサクラ」の2種類の桜を植えました。特に「ジンダイアケボノ」は病気に強い品種で、病気の蔓延を防ぎ、長く楽しむことができます。参加者は、桜が健やかに育つための肥料の選び方などを詳しく教わり、生き物たちとの共存を実感する貴重な体験となりました。
植樹体験に先立ち、参加者は環境省のウェブサイト「エコジン」に掲載の「生物多様性とはなにか?」について、2月14日の支店総会で紹介・学習しました。そして、3月1日に約1時間かけて大分支店から「大分県民の森」へと向かいました。
現地では、まず植樹の方法について説明を受け、その後、それぞれの担当エリアへと移動しました。植樹の地点にはあらかじめ穴が掘られ、そばには約3メートルの桜の苗木が準備されていました。苗木をそのまま植えると深すぎるため、根腐れを防ぐために床土を盛り上げた上で植樹しました。
植樹後は、木の根鉢と埋めた土に隙間ができないようにしっかりと土をかぶせ、さらに支柱を取り付けて桜の苗木と支柱を結びつけました。桜が元気に成長するための肥料としては、鳥や動物の糞に加え、雷による空中放電によって生じる窒素が重要であることがわかりました。
宮崎県
第20回「水と緑の森林づくり」県民ボランティアの集いへ参加!
直近の活動
【実施日】 2025年11月1日(土)
【実施場所】 宮崎市「阿波岐原森林公園」
【参加者数】 全体500名(ドコモグループ13名)
活動内容
宮崎県で開催された第20回「水と緑の森林づくり」県民ボランティアの集いと連動し、NTT西日本管内で統一的に実施されている環境保全活動「みどりいっぱいプロジェクト」に、ドコモ宮崎グループとして参加しました。
宮崎市内、塩路県有林の「阿波岐原森林公園」に、県内から集まったボランティア約500名とともに、指定のエリアへ移動し、森林の枝打ちや下草刈りの作業を行いました。
鬱蒼と生い茂る雑草を、普段あまり使い慣れていない鎌で悪戦苦闘しながら刈り取り、作業を完了しました。
今回の下刈り作業は、植生の健全な成長を促し、森が多様な生き物にとって豊かなすみかとなるための大切なステップです。
人の手で適切に管理することで、光や水の循環が整い、在来種の植物や昆虫、鳥類などが共生できる環境が守られます。
今後もドコモは、こうした活動を継続し、生物多様性の保全に貢献していきます。
鹿児島県
藺牟田池での生態系保全活動
直近の活動
【実施日】 2025年7月26日(土)
【実施場所】 薩摩川内市祁答院町羅牟田池
【参加者数】 全体152名(ドコモグループ15名)
活動内容
羅牟田池は7つの外輪山に囲まれた静かな池、直径約1km、最深部は約3.5mです。多様な動植物種が生息する貴重な自然環境が残されています。そして、希少野生動植物種であるベッコウトンボや水鳥が生息する重要な湿地として、2005年にラムサール条約湿地として登録されました。
ドコモ鹿児島グループとNTT西日本鹿児島エリア各社の社員およびその家族が藺牟田池に集合し、「外来魚駆除活動」を行いました。
特定外来生物に指定されているブルーギルやブラックバスが多く繁殖しており、自然保護に関わる問題となっています。
早速、希少野生動植物種の卵を食べ荒らす外来魚を釣り上げ、「従来の豊かな生態系を取り戻すゾ~」と意気込み、釣果は参加者152名で277匹ありました。
最後は皆で学習会。藺牟田池に隣接するアクアイム(生態系保存資料館)に全員が入館し、熱心に資料館スタッフの説明に耳を傾け、管内の外来魚の生息について研究し、生態系維持について理解を深めました。
今後においても、このような活動を通じて、地域に密着した環境保全活動に取り組んでまいります。
沖縄県
瀬長島にて環境クリーン活動を実施
直近の活動
【実施日】 2025年6月14日(土)
【実施場所】 沖縄県豊見城市 瀬長島
【参加者数】 ドコモCS九州・dBS28名(NTTグループ100名以上)
活動内容
瀬長島は、南欧風の白い建物が並ぶ「ウミカジテラス」という商業施設があり、風光明媚で沖縄でも人気の観光スポットです。また、この島には宮古や八重山地域で生息していますが沖縄本島ではほとんど観察例がないオオナキオカヤドカリやヤシガニも生息しています。しかし一方で、ビニール袋やペットボトル等プラスチック系廃棄物の投棄や漂着が問題となっている場所でもあります。
今回、NTT西日本グループと連携し「瀬長島」にて環境クリーン活動を実施、グループ社員(家族を含む)で本活動に取り組むことで、組織を超え沖縄エリアの一体感醸成を図るとともに、地域社会への貢献を実施しました。
当日は、夏本番さながらの晴れ間の中、熱中症対策を徹底しながら、3つのエリアに分かれてゴミ拾いを行い、ペットボトルや空き缶、たばこの吸い殻などたくさんのゴミを回収しました。
今後においても、このような活動を通じて、海の環境保全・島の美化に貢献し、生物多様性保全に取り組んでいきます。