日々の取組み

「LAPOSTA 2025」 変わる推し活の現場も、つなげ続ける

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2025年1月27日(月)~2月2日(日)、東京ドームシティにおいて音楽イベント「LAPOSTA 2025 Supported by docomo」が開催されました。東京ドームシティ一帯がイベント会場となり、LAPONE所属アーティストのファンが多く詰めかけました。通信環境の整備では、東京ドームでの既存の対策をベースに、イベント用の臨時対策を追加導入。過去に前例を見ないほどの大規模イベントで困難な場面もありましたが、ドコモグループだけでなく東京ドームや主催者、関係各社が一丸となって快適な通信環境を実現しました。

東京ドームシティを1週間ジャック。過去最大規模のイベントに参画

2025年1月27日(月)から2月2日(日)にかけて、東京ドームシティでは大規模音楽イベント「LAPOSTA 2025 Supported by docomo」が開催されました。イベント期間中は、さまざまなアーティストが集結する「東京ドーム公演」3日間を筆頭に、多彩なステージが展開されました。東京ドームだけでなく周辺施設もイベント仕様に様変わりし、グッズ販売のほか、アーティスト衣装の展示、ファン参加型ダンスイベント、ファンミーティングなど、さまざまな企画を実施。東京ドームシティ各所には出演アーティストのフォトパネルが設置され、飲食店ではイベント特別コラボメニューが提供されるなど、エリア全体が熱気に包まれました。

ドコモからも連動したブースを出展

ドコモは「エンターテイメントは感動で、世界を変えていく力がある」というビジョンのもとエンターテイメント事業を推進しています。動画配信サービス「Lemino」における協業をきっかけに、本イベントにはトップパートナーとして参画。会場の通信環境構築に加え、公演チケットの販売や「ドコモ未来フィールド×LAPOSTA 2025」※1の実施などを通じてイベントの盛り上がりを後押ししました。「ドコモ未来フィールド」とは、子どもたちが夢や将来を考えるきっかけとなるような「ワクワクする体験」や「プロの世界に触れることのできる体験」を提供するプロジェクトです。LAPOSTA 2025では実際にレッスンを受けた子どもたちが東京ドームのステージでその成果を披露しました。

  1. 「ドコモ未来フィールド×LAPOSTA 2025」について詳しくはこちら別ウインドウが開きますをご確認ください。

変化を先読みした恒常対策と、経験を活かした臨時対策

電子チケットの導入や物販のキャッシュレス化など、スポーツ・エンターテイメントシーンの現場における通信需要は大きく変化しています。ドコモでは東京ドームをはじめとする集客施設において、スポーツやコンサートなどのイベントでもお客さまに快適な通信を提供できるよう通信設備の強化を推進してきました。
「LAPOSTA 2025」は、約1週間東京ドームシティをジャックするという前例のない大規模イベントであることから、万全な通信環境構築に向けて臨時対策を導入し、徹底して通信容量の増強に努めました。
今回の対策において大きな課題となったのは、臨時基地局の設置でした。通常、イベント対策では移動基地局車を活用しますが、移動基地局車は車体サイズが大きく「LAPOSTA 2025」で通信対策したい場所に配備することは困難でした。そこで導入したのが、移動基地局車と光ケーブルで接続した小型の可搬型基地局を活用する手法です。これは2024年12月開催のコミックマーケット(コミケ)※2でも活用した手法であり、そこで成功した手法がLAPOSTA 2025でも活かされました。可搬型基地局を活用することで、通信対策が必要な場所に臨時基地局を設置できる目処が立ちました。

施設外に配備した移動基地局車。可搬型基地局とつながっている

移動基地局車と可搬基地局をつなぐ光ケーブル敷設では、来場されるお客さまの動線を考慮に入れて、数百メートルに及ぶケーブル経路を細かく計画しました。

現地調査を重ねて許諾スペース内に可搬型基地局を設置
  1. 2024年冬のコミックマーケットにおける取組みはこちらをご確認ください。

関係者が一丸となって快適な通信環境の構築を実現

「LAPOSTA 2025」の通信環境構築は、ドコモだけでは実施できませんでした。計画から設営、保守まで、東京ドームや主催者、関連会社の多大なるご協力によって完成しました。臨時対策を施した3つの施設では、それぞれの施設担当者や演出担当者と調整を重ね、通信設備が音響や照明などの演出効果を妨げないように調整することで、通信環境と鑑賞環境の双方の最適化が実現しました。

ドーム内に設置された臨時基地局。演出と被らないように調整

東京ドームでは連日集客イベントが開催されていたため、臨時基地局の設営期間の確保が課題となりましたが、東京ドームや主催者の協力によって柔軟に対応していただきました。また設営作業における関連会社の支援もあり、約1週間にわたるイベント期間中、高速かつ安定した通信環境を維持することができました。

通信で推し活の現場に貢献し、エンタメを盛り上げる

これまで東京ドームで積み上げてきた通信対策と「LAPOSTA 2025」専用の臨時対策を組み合わせ、現時点で最高水準の通信環境を実現しました。東京ドーム公演が行われた最後の3日間だけでも約15万人のファンが集まりましたが、高速かつ安定した通信環境を継続的に提供することができました。

公演の開場前からファンが多く集まった

今回、対策を強化した場所のひとつにセントラルパークエリアがあります。このエリアは撮影スポットであり、SNS投稿などの利用が想定されたことから、重点的に通信対策を実施しました。その結果、多くの人が集中する状況でも通信の問題は発生しませんでした。
お客さまに「来てよかった」と感じていただくためには、トータルな体験価値の向上が重要です。通信がつながらないことで思い出にネガティブな感情を残してしまうことがないよう、引き続きお客さまのニーズに沿った通信環境の整備を行い、エンタメシーンのさらなる活性化に貢献してまいります。

  • 株式会社ドコモCS
    首都圏本部 エリア品質部

    平島 裕太

  • 株式会社NTTドコモ 首都圏支社
    ネットワーク部

    中川 龍人

  • 株式会社NTTドコモ 首都圏支社
    ネットワーク部

    豊生 雄一

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