夏の暑さからスマホを守る!「スマホ熱中症」注意点と予防のススメ

「スマホ熱中症」とは?

近年、猛暑日となる日数も増え、気温上昇に伴い「熱中症」に関するニュースも多くなっています。
「熱中症」とは、高温多湿な環境下で、発汗による体温調節などがうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をさしており、重度になると命の危険もあります。

夏になると「熱中症」のリスクが高まるように、スマホも「スマホ熱中症」のリスクが高くなります。
スマホを高温の場所に放置したり、充電しながらのアプリの使用などにより、スマホの温度が高い状態が続くと、スマホの内部に熱がこもった「スマホ熱中症」の状態となり、以下のような症状が出る可能性があります。

スマホ熱中症のイメージ画像

「スマホ熱中症」になると…

  • 消費電流を下げて温度を下げようとするため、動作が重くなる。
  • 充電電流を下げて温度を下げようとするため、充電が遅くなる。
  • 温度上昇を防ぐため、カメラなどの一部の機能を制限する。

さらに温度が高くなると…

  • 熱暴走を防ぐため、電源が落ちる。
  • 電池の劣化が進み、使用時間が短くなる。

お客さまからの「スマホの発熱」に関するお申出の件数も、グラフのように気温の上昇とともに増加し、7月~8月がピークとなっております。

スマホの発熱に関するお申出件数(2024年度)

ここでは、夏の暑さからスマホを守るための、「スマホ熱中症」の注意点と、予防方法についてご紹介します。

「スマホ熱中症」の注意点と予防策

持ち運ぶ際はなるべく熱のこもらない方法で

暑い日に厚着をすると、体温が上がって熱中症のリスクが高くなるように、スマホも熱がこもりやすい場所に入れると「スマホ熱中症」のリスクが高くなります。
夏場は衣類のポケットの中も高温・高湿になりやすいので、外出時などはなるべく衣類のポケットに入れず、カバンなどに入れて持ち運ぶことで、「スマホ熱中症」を予防できます。

「持ち運ぶ際はなるべく熱のこもらない方法で」のイメージ画像

温度が上がりやすい場所に置かない

直射日光下や車の中は温度が上がりやすいため、スマホの放置は「スマホ熱中症」のリスクが非常に高くなります。
スマホは直射日光の当たる屋外や家の窓際、熱がこもりやすい車の中などには置かず、日の当たらない場所や風通しのよい場所に置くことで、「スマホ熱中症」を予防できます。

「温度が上がりやすい場所に置かない」のイメージ画像

使用中はこまめに休憩を

長時間の運動をすると体温が上がって熱中症のリスクが高くなるように、スマホもアプリのゲームや動画再生などの消費電力の多い機能を長時間使用すると、内部温度が上がって「スマホ熱中症」のリスクが高くなります。

ゲームアプリや動画再生などをご利用の際は、長時間の連続使用をせずに、こまめにスマホを休憩させることで、「スマホ熱中症」を予防できます。

「使用中はこまめに休憩を」のイメージ画像

「スマホ熱中症」になってしまった時は

人が熱中症になってしまった時の対処としては、「涼しい場所へ移動する」「安静にする」「体を冷やして体温を下げる」などが一般的ですが、「スマホ熱中症」も同様の対処が可能です。
スマホが熱くなったり、「スマホ熱中症」の症状が確認された時には、以下を試してください。

「「スマホ熱中症」になってしまった時の対処」のイメージ画像

涼しい場所に置く

直射日光の当たる場所や熱のこもりやすい場所は避け、風通しの良く涼しい場所に置くことで、スマホの内部温度が下がりやすくなります。

電源をOFFにする

一時的に電源をOFFにすることで、バックグラウンドで動作しているアプリや通信が停止し、消費電流が低くなることで、スマホの内部温度が下がりやすくなります。

扇風機などで涼しい風を送る

扇風機やうちわなどで涼しい風を送るのも、スマホの内部温度を下げるのに効果的です。

  • 注意
    エアコンの冷風を直接当てる、保冷剤で冷やす、水に入れる、冷蔵庫に入れるなど、スマホを急激に冷やすと、結露などによる故障の原因となりますので行わないでください。

通信回線事業者との合同の取り組み

ドコモでは業界団体であるMCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)を通じて、他の通信回線事業者とともに注意喚起活動を実施しています。

MCPCと各通信回線事業者での取り組みについてご紹介します。

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