地域からのお知らせ(東海)

総務省委託事業、令和元年度5G総合実証試験を岐阜県中津川市にて実施しました
<2019年11月1日>

NTTドコモ東海支社は、総務省からの委託事業「令和元年度第5世代移動通信システム(5G)の総合実証試験」を実施しました。

複数基地局による超高速通信を活用する新たな市場の創出に向け、「遠隔教育による伝統芸能の伝承」「音の視覚化による生活支援」の2つのテーマにて、利用シーンを想定し、10月23日(水曜)に「音の視覚化による生活支援」の実証試験、10月27日(日曜)に「遠隔教育による伝統芸能の伝承」をそれぞれ実施しました。

「遠隔教育による伝統芸能の伝承」では、株式会社CBCクリエイション、中部日本放送株式会社、株式会社CBCテレビと共同で、岐阜県東濃地域で盛んに行われている地歌舞伎を演ずる子供役者に、歌舞伎の師匠が高精細画像により、5Gを用いた稽古を実施しました。歌舞伎では、からだの動きは、もちろん、表情や目配りなど、演者の細かい動きを師匠が確認する必要があり、5Gの高速大容量通信を活用し実現しました。

「音の視覚化による生活支援」では、サン電子株式会社と共同で、試験者が装着するサン電子製のスマートグラスを通して、試験者の周囲で発生する多くの音をサーバに送信し、解析を実施した結果を、画像・テキスト情報に変換し、音を視覚化することを目的として、5Gの活用で高速な情報伝達の実証試験を実施しました。

5G基地局の設置状況

5G基地局の設置状況

試験模様(音の視覚化)

試験模様(音の視覚化)

試験模様(伝統芸能の伝承)

試験模様(伝統芸能の伝承)

今後、これらの実証試験の結果を活かし、さまざまな社会課題を解決するため、市場の創出に取組んでまいります。

システム構成図

遠隔教育による伝統芸能の伝承

遠隔教育による伝統芸能の伝承遠隔教育による伝統芸能の伝承

岐阜県東濃地域の伝統芸能である地歌舞伎の演技指導を、複数拠点に対して行う仕組みを検証します。演技指導を実現するため、4K高精細映像を高速大容量の5G通信により実現し実証試験を行いました。

音の視覚化による生活支援

音の視覚化による生活支援音の視覚化による生活支援

聴覚障がい者への新しい生活支援サービスを目指し、周囲の危険音等を検知し、視覚情報として伝えるサービスの検証を行います。音の検知にはウェアラブルのマイクを利用し、検知した音から必要な情報を判断し、聴覚障がい者が装着するスマートグラスに視覚情報として通知します。また、周囲の映像から施設等の詳細情報を表示するサービスの検証も行いました。


報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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