地域からのお知らせ(東海)

AR技術を用いた災害疑似体験普及のため連携協定を締結
<2018年1月16日>

株式会社 NTTドコモ東海支社
学校法人 電波学園 愛知工科大学

学校法人電波学園愛知工科大学(以下、愛知工科大学)、株式会社NTTドコモ東海支社(以下、ドコモ東海支社)は、2018年1月15日(月曜)、AR(拡張現実)技術を用いた災害疑似体験アプリの普及のため連携協定を締結しました。

愛知工科大学とドコモ東海支社は、防災教育の一環として愛知工科大学工学部情報メディア学科 板宮朋基准教授と研究室メンバーが開発したAR災害疑似体験アプリ「Disaster Scope(ディザスタースコープ)」を、自治体・消防・学校を中心に普及・啓発活動を実施し、多くの好評を得てまいりました。

今後、さらにAR災害疑似体験アプリの普及活動を拡大するとともに、アプリの機能拡充をはかることを目的に連携協定を締結し、愛知工科大学が基盤アプリを開発、ドコモ東海支社が普及活動の窓口として、それぞれの役割を担います。

また、ドコモ東海支社は、普及活動をより効率的に実施するため、株式会社キッズプレート、株式会社デジタルレイと連携し、AR災害疑似体験アプリ「Disaster Scope(ディザスタースコープ)」のレンタルスキームを構築しました。円滑なレンタルスキーム構築により、AR災害疑似体験アプリのさらなる普及を目指します。

レンタルサービスは、2018年2月1日(木曜)から受付を開始し、AR災害疑似体験アプリをインストールしたスマートフォン、および紙製ゴーグルをセットとして、1セットあたりレンタル料 13,500円〜/日を予定しております。

AR技術を用いた災害疑似体験普及のため連携協定を締結
AR技術を用いた災害疑似体験普及のため連携協定を締結
AR技術を用いた災害疑似体験普及のため連携協定を締結

疑似体験アプリ概要

浸水疑似体験

自分が今いる場所が浸水したらどうなるかを疑似体験できます。スマートフォンのカメラで撮影されたリアルタイム映像に水面や流れてくるがれきを重ねて表示させます。3D奥行センサーを装備したスマートフォンでは周囲の物体の立体形状を認識し、足元から徐々に水位が上がってくる様子をリアルに実感できます。水位は10cmごとに設定でき、水位計を実風景に重ねて表示できます。降雨の表現も可能で、豪雨の音を同時に聞くこともできます。

浸水疑似体験

火災(煙)疑似体験

火災発生によって煙が室内に充満する様子を疑似体験できます。煙は天井から充満する性質があり、吸い込まないためには姿勢を低くして避難する必要があります。3D奥行センサーを装備したスマートフォンでは、端末の高さ位置情報を精密に取得が可能です。立った状態では煙が充満して室内がほとんど見えませんが、ユーザーがしゃがんで床に近づくと煙が薄くなる様子を実感できます。煙と空気の境界の「中性帯」の存在も理解できます。

火災(煙)疑似体験

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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