地域からのお知らせ(四国)

5Gを活用したテレビ生中継の実証実験に成功
~5G 簡易中継パッケージを利用した新たなテレビ中継スタイル~

2020年2月17日
株式会社NTTドコモ 四国支社

 株式会社NTTドコモ四国支社(執行役員 四国支社長 三ケ尻 哲也、以下、ドコモ)は、2020年2月15日(土曜)に株式会社瀬戸内海放送(代表取締役社長 山下 誠志、以下、KSB 瀬戸内海放送)放映のKSB 瀬戸内海放送制作『Newsジェニック』(毎週土曜 午前11時25分~正午)において、四国エリアでは初めて第5世代移動通信方式(以下、5G)の特徴である「高速」「大容量」「低遅延」を活用したテレビ生中継の実証実験(以下、本実証実験)に成功しました。

 本実証実験では、5Gプレサービス端末、および可搬型映像伝送装置による簡易中継パッケージを用い、5GのプレサービスエリアであるJR高松駅 駅構内、および駅前広場にて撮影したテレビカメラ映像を5G通信を通じてKSB 瀬戸内海放送内の受信端末へ伝送を行いリアルタイムで視聴者にお届けすることに成功しました。

 これまでの放送局による生中継スタイルでは中継車の手配、駐車場所の確保やケーブル敷設の稼働、また撮影スタッフのスキル・人員確保などが課題でした。本実証実験によりこれらの負担軽減を実現しつつ、より高品質な映像伝送を可能とすることで5G時代の新たなテレビ中継スタイルの実現をめざします。

 今後もドコモは5Gのさまざまな利用シーン創出や社会課題の解決につながるソリューションの実現をめざして検証を継続します。またドコモとKSB 瀬戸内海放送では簡易中継パッケージを活用した番組制作により、放送業界における働き方改革の推進についても取り組んでまいります。

実証実験の内容

  • 1.実証実験概要
    1. (1)実施日
      2020年02月15日(土曜)午前11時25分~正午
    2. (2)実施場所
      JR高松駅前広場(〒760-0019 香川県高松市浜ノ町1-20)
    3. (3)中継構成 イメージ

中継構成 イメージ図 中継構成 イメージ図
  1. H.265エンコーダとはMPEG-2(H.262)比で約4倍、H.264/AVCとの比較でも約2倍の圧縮性能を有する動画圧縮規格を用いて、映像信号を符号化されたデジタル信号に変換する装置です。
  2. SDIとは、ビデオ信号伝送規格の一つであり標準画質の非圧縮デジタル映像とデジタル音声をBNCコネクタと同軸ケーブル1本で伝送が可能です。
  • 2.各社の役割
    ドコモ: 5G通信環境の構築
    KSB 瀬戸内海放送: 5G中継映像作成
  • 3.実証実験の模様
JR高松駅 駅前広場
JR高松駅 駅前広場
(送信側)
KSB瀬戸内海放送
KSB瀬戸内海放送
(受信側)
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