地域からのお知らせ(四国)

四国初「AI運行バス」の実証実験を高松で開始
~全国初 陸・海・空のマルチモーダルな観光型MaaSの共同実験で「AI運行バス」を活用~

2020年2月14日
株式会社NTTドコモ 四国支社

 株式会社NTTドコモ四国支社(執行役員 四国支社長 三ケ尻 哲也/以下、ドコモ)は、瀬戸内洋上都市ビジョン協議会※1(事務局 scheme verge(株)/以下、協議会)が行う実証実験において、オンデマンドの乗合型交通サービス「AI運行バス®」を提供します。

 協議会は、2020年2月15日(土曜)から2月28日(金曜)までの間、陸・海・空のマルチモーダルな観光型MaaSの共同実証実験(以下、本実証実験)を実施します。本実証実験の一環で、「Horai」アプリ※2を利用する国内外の観光客に、『高松アート旅クルーザー(Takamatsu Arts and Hotels Cluiser)』という名称でドコモの「AI運行バス」をご利用いただきます。

「AI運行バス」では、利用者がスマートフォンのアプリやWebサービスを操作して行う膨大な乗車予約に対して、AIによりリアルタイムに最適な配車が決定されるため、利用者は時刻表に縛られることなく乗車し、移動できます。ドコモは、「AI運行バス」を2019年4月1日から提供開始し、2020年1月現在、16地域で実証、商用サービスを提供しており、累計24万人を超える利用実績があります。

 本実証実験では、利用者が滞在する高松市内主要部のホテルやアートスポット、駅・バス停などへ最適な配車により「AI運行バス」が運行されます。協議会は国内外の観光客にとっての利便性、および乗り合わせへの許容度、ホテルなど観光事業者への新たな交通手段について価値の提供と検証を行います。なお、「AI運行バス」は、今回が四国初の提供であり、また陸・海・空のMaaSと連携した「AI運行バス」の運行は全国初となります。

 ドコモは本実証実験を通じて、陸・海・空を通じた観光客の移動に関する陸上部における利便性訴求を行い、持続的な瀬戸内観光振興に向けたまちづくりへ貢献してまいります。

  1. 活動目的:国内外の瀬戸内観光客を対象に、海・陸・空の交通機関ならびに観光事業者とAPI連携した旅程提案型MaaS「Horai」を提供する。アプリと連携先から得られたデータを分析し人工知能を用いて観光客の行動変容を促す提案を行う。そのデータ解析から、持続的な瀬戸内観光振興に向けたまちづくりへの示唆を検討する。
  2. scheme verge株式会社が開発したスマート観光コンシェルジュアプリ

*「AI運行バス」は株式会社NTTドコモの登録商標です。

「陸・海・空のマルチモーダルな観光型MaaSの共同実証実験」における「AI運行バス」提供の概要

  • 1.「AI運行バス」利用の目的
    国内外の瀬戸内観光客を対象に、海・陸・空の交通機関ならびに観光事業者とAPI連携した旅程提案型MaaS「Horai」を提供する実証実験の中で、海と陸をつなぐ移動について、「AI運行バス」を利用したオンデマンドシャトルバスを運行する。利用者にとっての利便性および乗り合わせへの許容度、ホテルなど観光事業者にとっての送客価値について検証を行う。
  • 2.名称
    高松アート旅クルーザー(Takamatsu Arts and Hotels Cruiser)
  • 3.運行範囲
    高松市内中心部
    (主な停車先:高松港、JR高松駅、ことでん瓦町駅、丸亀町グリーン、中央公園、栗林公園、高松市立美術館、ホテルなど)
  • 4.営業時間
    日によって異なるため「Horai」アプリよりご確認ください。
  • 5.運賃
    無償
  • 6.対象者
    「Horai」利用者
    (アプリ上から専用サイトのURLを通知)
  • 7.実証期間
    2月15日(土曜)~2月28日(金曜)
  • 本実証実験全体に関する詳細は、瀬戸内洋上都市ビジョン協議会へお問い合わせください。

AI運行バスの概要

1.サービス概要・特徴

  1. 乗りたいときに、乗りたい場所で、誰でも簡単に乗車予約(オンデマンド)
    需要に応じて配車されるので、お客さまは時刻表などを気にせず、いつでも気軽に利用できます。
    予約は乗車人数、乗降場所、乗降希望時刻などを伝えるだけです。スマートフォンのアプリや電話から利用可能です。また時刻表も運行ルートも決まっておらず、利用者の移動需要に最も効率的に対応できる送迎順で、必要な乗降ポイント間を走行することができるため、定時・定路線の循環バスなどに比べ、利用のない区間の走行が不要になるなどの効率化も見込めます。

  2. 乗客はスマートフォンや電話から乗車予約 乗客はスマートフォンや電話から乗車予約
  3. 高度なAIによる配車制御
    出発地・目的地の異なる多くのお客さまの乗降リクエストが新たに発生すると、複数の車両から効果的な配車・ルートを算出するための膨大な計算を、AIを利用することでリアルタイムに行うことができ、効率的な乗り合わせ(乗り合わせる組み合わせ)を実現します。

  4. リアルタイムのルート変更 リアルタイムのルート変更

2.運行実績

「AI運行バス」は、2019年4月1日に提供を開始してから、2020年1月現在、生活交通用途と観光交通用途を合わせて、16か所で実証、商用サービスを提供しており、累計24万人を超える利用実績があります。

都市部/地方部の全国16か所で有料/無料運行にて24万人超の輸送実績 都市部/地方部の全国16か所で有料/無料運行にて24万人超の輸送実績
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