地域からのお知らせ(四国)
過疎地域での遠隔ヘルスケアモニタリングプロジェクトの開始
〜ICTを活用して生活習慣病の発症とその重症化予防〜
2018年5月30日
株式会社NTTドコモ 四国支社
美波町
牟岐町
海陽町
徳島県立海部病院
株式会社NTTドコモ四国支社(以下、ドコモ)、美波町、牟岐町、海陽町、徳島県立海部病院(以下、海部病院)では協力して、 過疎地域における生活習慣病発症とその重症化予防を目的とした、遠隔ヘルスケアモニタリングプロジェクト(以下、本プロジェクト)を2018年6月1日(金曜)〜6月30日(土曜)までの1か月間実施いたします。
本プロジェクトは、ICTを用いて個人のヘルスケアデータ、バイタルデータをモニタリングして、遠隔で一括管理し、医師・保健師が対象者の健康面を確認するために適宜介入することで、健康増進に寄与できるか検証することを目的としております。
対象者は、生活習慣病発症とその重症化予防のために介入が必要な海部郡内の地域住民30名です。
検証方法は、対象者に専用のウエアラブルウオッチとスマートフォン、ならびにこれらと連動する自動血圧計と体重計を配布します。対象者は、毎日血圧や体重を測定し、そのヘルスケアデータ、バイタルデータはウエアラブルウオッチとスマートフォンを通じて、保健師へ送られます。各データを受け取った各町の保健師と、徳島県立海部病院の医師はタブレットで、これらのデータを一括管理して、適宜、「順調に体重が減少しています」または、「血圧が高めですので、主治医と相談を早めにしてください」のようなアドバイスを個別に行います。
ヘルスケアデータとしては、日々の歩数、消費カロリー、運動時間、活動エネルギー、活動時間、体重、体脂肪率、BMIを用います。またバイタルデータとしては、血圧、24時間心拍数を用います。
さらに、モニタリング前後の肝機能、コレステロール値、中性脂肪値、尿中糖・たんぱくのデータを測定して、これらから「健康年齢®レポート」を用いて対象者個人の「健康年齢」を算出します。本プロジェクトでは、医師・保健師からのアドバイスがこの「健康年齢」に影響を与えるかどうか検証します。
ドコモ、美波町、牟岐町、海陽町、徳島県立海部病院では今後も協力して 、ICTの活用により地域住民の皆様の健康増進に寄与できるように努めてまいります。
- *健康年齢は株式会社日本医療データセンターの登録商標です。
遠隔ヘルスケアモニタリングプロジェクトの概要
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1. 実施期間
2018年6月1日(金曜)〜6月30日(土曜)
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2. 参加者
海陽町、美波町、牟岐町エリアの保健師、徳島県立海部病院の医師
モニタリング対象者:30名を予定 -
3. モニタリング内容
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①活動量
- (a)ムーブ:アクティブカロリー
(b)エクササイズ:活発に運動した分数
(c)スタンド:12時間の中で立ち上がって動き回った頻度
- (a)ムーブ:アクティブカロリー
- ②心拍数
- ③歩数
- ④モニタリング開始前後の血液データ
- ⑤血圧
- ⑥体重 等
4.利用端末
- ①スマートフォン
- ②ウェアラブルウォッチ
- ③タブレット
- ④体組成計(Bluetooth対応)
- ⑤血圧計(Bluetooth対応)
5.使用アプリ
- ①TheDiary
- ②TheDiary Care Pro™
- *TheDiary、TheDiary Care Proは、The Diary Corporationの商標または、登録商標です。
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①活動量