地域からのお知らせ(九州・沖縄)

長崎県・長崎大学・ドコモが交通課題解決に向けた覚書を締結
~産学官連携によるビッグデータ等を活用した交通渋滞対策を検討~

2022年5月31日
長崎県
長崎大学
株式会社NTTドコモ

 長崎県、長崎大学、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は3者による覚書を締結し、ドコモのモバイル空間統計®※をはじめとするビッグデータ等を活用して、地域における渋滞箇所等の交通課題の解決に向けた検討を行います。

 国道206号や207号をはじめとする長崎市北部地域およびその近郊の幹線道路の渋滞は、朝・夕の通勤ラッシュ時間帯や休日に発生しており、日中においても慢性的に速度が低下する状態が続いています。このような交通課題の解決に向け、人々や車の移動の現状を正確に把握し、それをもとに対策の検討を行うことが重要です。

 本取り組みにおいては、地域が抱える交通課題に対し、モバイル空間統計®をはじめとするビッグデータ等を活用することで、人々や車の移動状況を広域的かつ詳細に分析・可視化し、データから導かれたエビデンスをもとに、道路整備等のハード面の対策に加え、交通需要マネジメントによるソフト面の対策も検討します。

 長崎県、長崎大学、およびドコモは、本覚書による連携を通じて、エビデンスベースの社会課題の解決に向けて取り組んでまいります。

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モバイル空間統計について

 モバイル空間統計は、ドコモの携帯電話ネットワークの仕組みをもとに作成される統計情報を提供するサービスです。

・モバイル空間統計サービスページ

別ウインドウが開きますhttps://mobaku.jp/

 本取り組みにおいては、モバイル空間統計の新機能である「移動人口統計」を活用します。移動人口統計では、特定の日時・エリアにいた人が、当日その後どこに分布しているかを把握することができます。

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 長崎県内における人々の移動状況を把握することで、正確なデータに基づいた効果的・効率的な道路計画を検討します。

  • モバイル空間統計はエリアごとや属性ごとの集団の人数を示す情報であり、お客さま個人を特定することはできません。本実験で使用する人口統計は、お客さまのプライバシーを厳重に保護するべく、モバイル空間統計を作成・提供する際の基本事項をまとめた「モバイル空間統計ガイドライン」を順守しております。

    モバイル空間統計ガイドライン
    別ウインドウが開きますhttps://www.docomo.ne.jp/corporate/disclosure/mobile_spatial_statistics/guideline/index.html

  • 「モバイル空間統計」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
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