地域からのお知らせ(九州・沖縄)
那覇バスターミナルでAI案内サービス「おしゃべり案内板」の実証実験を開始
~多言語バス路線案内による訪日外国人対応と、Lアラート情報対応による活用効果を検証~
2019年3月4日
第一交通産業株式会社
モバイルクリエイト株式会社
株式会社NTTドコモ九州支社
第一交通産業株式会社 (以下、第一交通産業)とモバイルクリエイト株式会社(以下、モバイルクリエイト)、株式会社NTTドコモ九州支社(以下、ドコモ)の3社は、タッチに対応したインタラクティブな多言語AI案内サービス「おしゃべり案内板※1」を2019年3月4日(月曜)から那覇バスターミナル1Fに設置し、実証実験を開始いたします。
「おしゃべり案内板」は、ドコモのAIエージェント基盤※2を利用しており、設置場所に応じてキャラクターと対話シナリオのカスタマイズが可能で、案内スタッフの稼働削減、多言語(日本語、英語、中国語、韓国語)での案内によるインバウンド対応を支援することができます。
「おしゃべり案内板」は、ドコモが推進する課題解決型ソリューション「トップガンTM※3」の一環として取り組んでいるものです。
那覇バスターミナルは、特にアジア圏からの観光客が多く、市内や県内各観光スポットへ移動するための交通拠点でもあることから「おしゃべり案内板」を設置することで、インバウンド対応効果や案内所スタッフの稼働削減に向けた機能検証を実施します。利用者との対話は、3DCGのSaya※4が行います。
また、今回新たに防災用サイネージとしても利用可能な災害情報表示機能を追加し、万一災害が発生した場合には、地方自治体等から配信される「Lアラート※5」からの災害関連情報を強制的に多言語対応した情報(地震、津波、大雨情報、避難指示、避難勧告等)画面へ切替えることを可能としました。
今後、第一交通産業、モバイルクリエイト、ドコモの3社は、本実証実験の結果を踏まえて、2019年度中の「おしゃべり案内板」商用化を目指してまいります。また3社は、スタッフの稼働削減、インバウンド対応の課題解決に取り組むことで、より一層の働き方の効率化を提供し、社会的使命を果たします。
- 「おしゃべり案内板」はMCPC award 2018サービス&ソリューション部門のAI&ロボット委員会特別賞を受賞しました。
MCPC award 2018は、企業、団体が持つさまざまな情報システム等に、モバイル、AI、Robot、Bluetoothなどにかかわるサービス・ソリューション・技術等を導入し活用した事例であり、自社(団体)の業績、効率化、社会貢献等の面に 貢献しているものが、評価されます。(http://www.mcpc-jp.org/press/index.htm )
- AIエージェント基盤はNTTグループのAI「corevo®」の技術から構成されています。
- 「トップガン」は、(株)NTTドコモの登録商標です。(
https://www.nttdocomo.co.jp/biz/special/topgun/ )
- Sayaは最先端のコンピューターグラフィックスを表現媒体とし、夫婦で活動するTELYUKAの手から誕生したオリジナルバーチャルヒューマン。2015年に発表し瞬く間に世界中で話題になる。ハンドメードで生まれた彼女は、独特の有機感を持ち、人間とは違う新しい存在(GUIDE)としての役割を探求、進化と成長を見せていくプロジェクトを進行中。
- 「Lアラート」とは、災害発生時に、地方公共団体・ライフライン事業者等が、放送局・アプリ事業者等の多様なメディアを通じて地域住民等に対して必要な情報を迅速かつ効率的に伝達する共通基盤です。
- 「corevo®」は、日本電信電話株式会社の登録商標です。(
http://www.ntt.co.jp/corevo/)
- 「Lアラート」は総務省及び一般財団法人マルチメディア振興センターの登録商標です。
実証実験概要
1.概要
実証内容:多言語での施設、周辺案内、バス路線案内による、案内スタッフの稼働削減の検証
実証期間:2019年3月4日(月)~5月31日(金)
実証場所:沖縄県那覇市泉崎1-20 那覇バスターミナル1F 待合室
2.各社の役割
第一交通産業 |
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モバイルクリエイト |
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ドコモ |
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3. 那覇バスターミナル内の「おしゃべり案内板」バス路線検索(イメージ)


4.Lアラート情報表示(イメージ)

