地域からのお知らせ(北陸)
福井県とデジタルを活用した行政サービス浸透に向けた実証事業を開始
~スマートフォン利用拡大に向け、スマートフォン無償貸し出しや体験会を実施~
2025年8月1日
株式会社NTTドコモ北陸支社(以下、ドコモ)は福井県と連携し、デジタルを活用した行政サービス浸透に向けてスマートフォンの無償貸出などを行う実証事業を2025年8月1日(金曜)に開始いたします。
本実証事業では、福井県内5市(敦賀市、大野市、あわら市、坂井市、越前市)のスマートフォン未保有の住民に対し、スマートフォンをお試し利用体験できる機会を提供するとともに、貸出時にはスマートフォンの体験会を開催し、住民のデジタル活用スキル向上をめざします。また、各市独自で住民向け講座を開催できるよう、講師を育成いたします。自治体が住民に無償でスマートフォンを貸し出し、デジタルスキル向上をはかる施策は北陸初の取り組みです。
本実証事業を通じ、デジタル行政サービスの活用促進および地域コミュニティ活性化に資するかについて検証します。
1.背景
福井県では本年度より、県および県内17市町で構成する「福井県プッシュ型行政推進協議会」を設立し、県民の属性や興味関心に合わせて適切なタイミングで情報を発信するプッシュ型行政の実現と、住民ニーズに合ったデジタルサービスの提供について検討を進めています。
一方で、高齢者を中心としたスマートフォンを持っていない県民への対策も課題となっており、福井県と連携し、県内5市において今回の実証に取り組むことになりました。
2.実証事業概要
(1)正式名称
デジタルデバイド対策実証事業
(2)実証事業内容
① スマートフォン端末の無償貸し出しおよびスマートフォン体験会の実施
・各市より貸出希望者に対し、スマートフォンを貸し出し
・対象ドコモショップなどにてスマートフォンの操作方法をご案内する体験会の実施
② スマートフォン講座の講師育成
・各地域で講師となる方(以下、地域講師)の育成講座を開催
③ 地域講師によるデジタル行政サービス使い方講座(以下、地域スマートフォン講座)の開催
・各市からの情報配信の確認方法、電子回覧板アプリ等の操作方法
・その他スマートフォン操作方法に関する相談など
④ 実証結果のとりまとめ
・各取り組み参加者のアンケートの収集・分析
(3)対象地域
福井県内5市:敦賀市、大野市、あわら市、坂井市、越前市
(4)実証期間
2025年8月1日(金曜)〜2025年12月31日(水曜)予定
上記期間内で、実証地域毎に順次実施いたします。住民へのスマートフォン貸出期間は3か月です。
(5)2026年度以降のデジタルデバイド対策の検討
本実証事業の結果を踏まえ、2026年度以降、福井県内他市町への展開検討が予定されています。

3.各団体の役割
福井県 | ・実証事業の実施 |
福井県内5市 |
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ドコモ |
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ドコモは実証事業を通じて、通信キャリアとしての知見やノウハウを活かし、デジタルデバイド解消および地域コミュニティの活性化に努めてまいります。
デジタルデバイド対策実証事業内容
1.スマートフォン端末の無償貸し出しおよびスマートフォン体験会・対 象 者:市ごとにスマートフォンを持たない高齢者の方を中心に募集
・周知方法:各市の広報誌や募集チラシなどでご案内予定
・貸出期間:3か月。貸し出し期間終了後、スマートフォン端末は各市にご返却いただきます。
・対象機種:Galaxy A23 5G SC-56CまたはAQUOS wish4 SH-52E
- 対象者への貸出時に各市が指定させていただきます。
・利用料金:通話料・通信料は福井県が負担
- ※ショートメッセージ等一部利用いただけないサービスがあります。
・対象ドコモショップ:表1のとおり
2.地域講師育成
・講 師:ドコモ社員
・対 象 者:各市で選出
・講座内容:スマートフォン操作に不慣れな方に対し、基本操作や各市行政サービス・アプリ等の操作方法を
- 講義するためのポイントなどを専用テキストを用いて実施(90分/回)
3.地域スマートフォン講座
・講 師:地域講師
・対 象 者:地域にお住まいの方で受講を希望される方
・講座内容:居住市に特化した行政情報の取得方法や電子回覧板アプリの操作方法などその他スマートフォン
- 操作方法に関する相談など
4.実証結果とりまとめ
・実証に参加する住民に向けたアンケートの実施
