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NGMN(Next Generation Mobile Networks)社による報道発表について

<2006年9月15日>

NTTドコモ(以下ドコモ)およびChina Mobile(チャイナモバイル、本社:中国)、KPN(本社:オランダ)、Orange(オレンジ、本社:フランス)、Sprint Nextel(スプリントネクステル、本社:アメリカ合衆国)、T-Mobile(Tモバイル、本社:ドイツ)、Vodafone(ボーダフォン、本社:英国)の7社は、既存のHSPA注意1(HSDPA注意2およびHSUPA注意3)などの方式に続く次世代モバイル通信ネットワークの共通のビジョンとその実現に向けたロードマップを共同で策定します。本活動を推進する主体として、このたび英国法人NGMN Limited(NGMNリミテッド、以下NGMN社)が設立されました。

本件につき、NGMN社より報道発表が9月14日(木曜)午後8時《日本時間》に行なわれておりますのでお知らせします。報道発表された内容(抄訳)は以下のとおりです。

ドコモでは、本活動をこれまで取り組んできたSuper3G注意4の標準化、実用化の一環と位置づけ、従来からの活動と共に精力的に取り組んでまいります。

  • 注意1 HSPA:
    下りの高速化を実現するHSDPAと、上りの高速化を実現するHSUPAの総称。
  • 注意2 HSDPA:
    High-Speed Downlink Packet Accessの略称。パケット通信の高速化への要求に対応するために3GPPでW-CDMAの発展型として標準化された下りの通信速度を飛躍的に向上させる技術。方式上は、下り最大14Mbpsの高速通信が可能。
  • 注意3 HSUPA:
    High-Speed Uplink Packet Accessの略称。パケット通信の高速化への要求に対応するために3GPPでW-CDMAの発展型として標準化された上りの通信速度を飛躍的に向上させる技術。方式上は、上り最大5.7Mbpsの高速通信が可能。
  • 注意4 Super3G:
    W-CDMAの拡張技術HSPAからさらに発展した標準規格。データ通信速度は、下り100Mbps以上/上り50Mbps以上の高速通信を実現し、遅延の改善や周波数の利用効率向上などを目的としたシステムです。
    現在、Super3Gは、W-CDMAの標準化団体3GPP注意5にて、Long Term Evolution(以下LTE注意6)として検討されており、ドコモはその中で中心的な役割を果たしてきました。2006年6月に開催された3GPPの会合にて、LTEの基本検討はほぼ終了しています。
  • 注意5 3GPP(3rd Generation Partnership Project):
    IMT-2000 W-CDMAの詳細な仕様を作成するパートナーシッププロジェクト。各国地域の標準化組織が、3GPPで作成された仕様を各国・地域共通の標準規格とする。世界の主要な移動通信関係会社を含む多くの会社や団体が加盟。
  • 注意6 Long Term Evolution(LTE):
    Super3Gの3GPP規格名称。

【NGMN社 報道発表文(抄訳)】
携帯電話事業者7社、次世代モバイル通信ネットワークのビジョン・ロードマップ策定に向けて提携

China Mobile(チャイナモバイル、本社:中国)、KPN(本社:オランダ)、NTTドコモ、Orange(オレンジ、本社:フランス)、Sprint Nextel(スプリントネクステル、本社:アメリカ合衆国)、T-Mobile(Tモバイル、本社:ドイツ)、Vodafone(ボーダフォン、本社:英国)の7社は、既存のHSPAやEVDOに続く次世代モバイル通信ネットワークの共通のビジョンとその実現に向けたロードマップを共同で策定していきます。

これまでも7社は、高い相互運用性とユーザの利便性を実現できる次世代のモバイル通信ネットワークの共通のビジョン策定活動を「The Next Generation Mobile Networks(以下NGMN) initiative」という名称のもと行ってきましたが、英国法人NGMN Limitedを設立、体制を整備することにより、本格的な検討を開始します。

NGMNは、既存の標準化団体と連携し、次世代モバイル通信技術の発展および標準化を推進していきます。また既存のインフラや周波数の割り当てにも留意することにより実現性も重視し、新しく革新的なサービスを提供可能なプラットフォームの発展に寄与していきます。

こうして推奨される計画のもと、NGMNは現状のHSPAやEVDOを、ユーザのニーズに応え高い競争力を持つサービスが提供できる次世代のモバイル通信ネットワークへと発展させることができるように、具体的な指針を決定しています。

計画の基本方針は以下のとおりです。

  • 効率的な周波数利用および遅延の軽減
  • 低廉な運用・メンテナンスコスト
  • 既存ネットワークとの互換性
  • 高度な認証・セキュリティと差別化されたサービス品質
  • 端末認証方法の改善

設立メンバーとなる各社は、目的達成に向け、他の移動通信事業者や、インフラ設備・端末関連メーカー等の業界の主要なパートナーのNGMN Limitedへの参加・協力を呼びかけていきます。あわせて研究機関・大学等に対してもアドバイザーとしての参画を求めていく考えです。

NGMの公式サイトは以下のとおりです。
(別ウインドウが開きます)http://www.ngmn.org (英語のみ)

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。なお最新のお問い合わせ先は、お問い合わせをご覧ください。

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