「音響OFDM」技術を開発
-音楽や音声でURLなどが配信可能に-
<2006年4月13日>
NTTドコモ(以下ドコモ)は、URLやテキストなどのデータを、音楽や音声などのオーディオ信号に乗せて送信し、携帯電話端末で受信することを可能とする「音響OFDM」1技術を開発しました。
本技術では、無線伝送で使用されているOFDM変調技術を音響領域に適用することにより、1kbps以上の伝送速度を実現し、URLや約100文字のテキストを約1〜2秒間で伝送できます。また、OFDM変調されたデータを、オリジナルのオーディオ信号の周波数分布に合わせて調整することで、OFDM変調による聴覚上の影響を低減しました。
本技術が実用化されれば、例えば、テレビやラジオの放送中に、番組関連のWebサイトのURLを番組の音声に乗せることにより、視聴者がそのURLを携帯電話端末に取り込んでホームページにアクセスするなどの利用が想定されます。
今後、ドコモは「音響OFDM」の実用化を目指して、さらに研究開発を進めてまいります。
- 1 OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing=直交周波数分割多重):
複数の搬送波を密に並べることで周波数利用効率を向上させ、高速で情報を伝送できる伝送方式。
「音響OFDM」の概要
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