グアムセルラー社およびグアムワイヤレス社の買収に合意
<2006年3月20日>
NTTドコモ(以下ドコモ)は、グアム島および北マリアナ諸島(サイパン島を含む)の移動体通信事業者であるGuam Cellular & Paging, Inc.(社長:Mark Chamberlin、本社:グアム島、以下グアムセルラー社)およびGuam Wireless Telephone Company, LLC(社長:Fong Wu、本社:グアム島、以下グアムワイヤレス社)を合計7,180万米ドル1(約83億円)で買収することに関し、本日合意しました。
ドコモは、新たに設立する投資持ち株会社を通じ、グアムセルラー社を100%買収し、さらに、グアムセルラー社を通して、グアムワイヤレス社から営業譲渡を受けることにより、両社を統合する予定です。また、統合会社に対し、設備投資資金として650万米ドル(約7.5億円)を上限とする資金投入を行う予定です。
ドコモは、両社の買収・統合により、日本からの渡航者数の多いグアム島・北マリアナ諸島において、GSMネットワークの強化、およびネットワークのGPRS化によるパケットローミングの実現を通じた顧客利便性のさらなる向上を図ります。また、将来的にはグアムセルラー社の保有する周波数帯も利用したW-CDMA方式による3Gサービスの導入を目指す予定です。
グアムセルラー社は、“Guamcell Communications(グアムセルコミュニケーションズ)”および“Saipancell Communications(サイパンセルコミュニケーションズ)”のブランド名でCDMA方式による携帯電話事業を展開しております。また、グアムワイヤレス社は、“HafaTEL(ハファテル)”のブランド名でGSM方式による携帯電話事業を展開しており、現在、当該地域におけるドコモのローミングパートナーとなっております。
なお、出資および会社概要は以下のとおりです。
出資の概要
1. 買収の目的
日本からの渡航者数の多いグアム島・北マリアナ諸島において、GSMネットワークの強化、およびネットワークのGPRS化によるパケットローミングの実現を通じた顧客利便性の向上を図る。将来的にはグアムセルラー社の保有する周波数帯も利用したW-CDMAの導入を目指す。
2. 買収額、設備投資のための資金投入額、出資比率および払込予定時期
- 買収金額: 7,180万米ドル(約83億円)
- 設備投資のための資金投入額: 上限650万米ドル(約7.5億円)
- 出資比率: グアムセルラー社100%(グアムワイヤレス社はグアムセルラー社への営業譲渡により統合)
- 払込予定時期: 米国規制当局の認可が下り次第
NTTドコモとグアムワイヤレス社・グアムセルラー社の関係(出資・統合などのイメージ)
[参考1]グアムセルラー社の概要
社名 | Guam Cellular & Paging, Inc.(グアムセルラーアンドページング) |
所在地 | グアム島 |
社長 | Mark Chamberlin(マーク・チェンバレン) |
従業員数 | 約120人(2006年2月28日時点) |
事業内容 |
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[参考2]グアムワイヤレス社の概要
社名 | Guam Wireless Telephone Company, LLC(グアムワイヤレステレフォンカンパニー) |
所在地 | グアム島 |
社長 | Fong Wu(フォン・ウー) |
従業員数 | 約90人(2006年2月28日時点) |
事業内容 |
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