プラスチックの油化処理の実証実験を開始
-携帯電話の自己循環型リサイクルの実現に向けて-
<2010年1月20日>
NTTドコモ(以下ドコモ)は、携帯電話の筐体などのプラスチックを熱分解し、再利用可能な油を精製する油化処理、および、油化処理後の残渣などから発生する金銀滓を製錬処理する携帯電話のリサイクルに関する実証実験を2010年1月21日から3月31日の期間に行います。
本実証実験では、携帯電話を分別・解体し液晶などの再利用可能な部品、油化処理し精製される油、および、銅・貴金属・レアメタルを含有する端末部材並びに油化処理後の残渣から精錬される金銀滓に関する品質解析や回収効率などの検証を行います。
なお、本実証実験は、油化処理については日本環境設計株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岩元 美智彦)、金銀滓の製錬処理については三菱マテリアル株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:井手 明彦)の協力を得て、実施いたします。
ドコモは、携帯電話端末の部品、部材の携帯電話への再利用を可能とする「自己循環型リサイクル」の実現を目指し、部材の利活用、化学処理による再生素材の精製について検証を進めて参ります。
ドコモは、社会の持続的成長に向けて、環境・エコロジー、安心・安全、健康管理などの分野で事業を展開し、新しい領域での価値創造を目指します。
- 実施期間 :
- 2010年1月21日から2010年3月31日
- 実施場所 :
- 油化処理(愛媛県今治市、群馬県高崎市)
金銀滓の製錬処理(香川県香川郡直島町)
携帯端末の分別・解体処理(神奈川県川崎市)
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