AED遠隔監視システム「AEDガーディアン」販売に関するフクダ電子、エヌ・ティ・ティ・ドコモ、日本ソフト販売3社合意に関して
<2009年10月5日>
フクダ電子株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
日本ソフト販売株式会社
フクダ電子株式会社(社長:福田 孝太郎、以下フクダ)、NTTドコモ(以下ドコモ)、日本ソフト販売株式会社(社長:中川 基、以下日本ソフト)の3社は、2010年1月に販売開始予定の、より安心、安全なAED1 の普及を促進する新サービス「AEDガーディアンTM」の提供につき、共同して行っていくことを合意しましたのでお知らせ致します。
- 1 AED:
AEDとは自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)の略称です。
心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、再び正しいリズムに戻し、蘇生するための治療機器です。
使い方は突然の心停止(心室細動)の際に、電源を入れ、AEDの音声アナウンスに従って心臓を挟むように身体表面(一般的には右肩と左腹部側面)に除細動パッドを貼付、心電図を解析して電気ショックを与えるべきかを調べる。電気ショックが必要と解析した場合にはAEDの指示に従ってスイッチを押すと電気ショックを与えるものです。
フクダは医療機器メーカーですが、AEDに関しては株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパンより仕入れたフィリップス製AEDを販売しております。フィリップス製AEDはもともとメンテナンス・フリー(毎日のセルフチェック機能保有)であり、ハートスタートFR2+、ハートスタートHS1、ハートスタートFRxの3機種を全国のフクダ電子販売会社(68拠点)を通じて販売しております。
なお、AED所有者(管理責任者)が行う現状の日常点検項目としては、以下の3点がございます。
- AED本体の状況確認(LEDインジケーターまたは、砂時計マークのステータスインジケーター点滅確認)
- AEDの消耗品(バッテリー、除細動パッド)の期限確認
- 目視による損傷などの外観確認
AED遠隔監視システム「AEDガーディアンTM」販売に関する概要
AEDガーディアンTMの概要
「AEDガーディアンTM」(以下本サービス)は、AEDが収納されているボックス内にAEDの赤外線を受信するフクダ製の機器と、ドコモのFOMA®モジュールを搭載した通信ユニットを設置することにより、設置場所で目視確認をしなくとも24時間365日遠隔で自動監視することが可能となり、安心、安全なAEDの普及を促進するサービスです。
<提供機能>
- 通報機能
- バッテリー残量の低下
- 除細動パッドの破損(ハートスタートFR2+®は除く)
- 持ち出し(利用通知)
- その他のエラー(AED本体の機械的故障など)
- バッテリー、除細動パッドの有効期限
- 定期点検管理機能
- AED機能日次点検管理(日報管理機能)
本サービスの導入に際しては、通信モジュールを内蔵しているため大掛かりな配線工事は不要で、AEDを設置したその日から監視を始めることができます。
各社の役割
本サービスのシステムは3社共同で開発を行いました。今後はフクダが本サービスの販売を行い、ドコモが通信モジュールユニットの供給、フクダおよび日本ソフトがサービスの運営、メンテナンスをそれぞれ行います。
フクダ、ドコモ、日本ソフトの3社は、引き続きお客様の安心・安全に繋がるサービスの充実に努めてまいります。
AEDガーディアンTMのサービスイメージ
【システム構成】
【通知画面イメージ1】
【管理画面イメージ1】
- 「FOMA/フォーマ」は、NTTドコモの登録商標です。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。