ドコモ、アルカテル・ルーセント、エリクソン、富士通、NEC、NSNの6社がIMS通信方式におけるネットワーク付加価値サービスを実現する技術仕様を作成し共同実証実験に成功
<2009年9月7日>
株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
アルカテル・ルーセント
エリクソン
富士通株式会社
日本電気株式会社
ノキア シーメンス ネットワークス
NTTドコモ(以下ドコモ)、アルカテル・ルーセント、エリクソン、富士通株式会社(以下富士通)、日本電気株式会社(以下NEC)、ノキア シーメンス ネットワークス(以下NSN)は、IMS通信方式1 のネットワークで付加価値サービスを実現する共通の技術仕様を作成し、共同で実施した実証実験に成功しました。
本仕様は、IMS通信方式のネットワーク内に、画像処理などのデータ処理装置を設置することにより、IMSサービスをお客様にとって更に魅力あるサービスに拡張できる技術仕様です。これにより、例えば、送信者が送った写真を、ネットワーク上で多様な画像変換を加えて相手と共有して楽しんだり、日本語のテキストメッセージを、ネットワーク上で英語に変換して相手に届けるなどのサービスが容易に実現可能となります。
ドコモ、アルカテル・ルーセント、エリクソン、富士通、NEC、NSNは共同で、本年8月に本技術仕様にもとづいたネットワークシステムを構築し、実証実験を行い、正常に動作することが確認できたことから、GSM(Global System for Mobile Communications)アソシエーション2 のRCS(Rich Communication Suite)グループ3 において、新たな技術仕様の1つとして策定されるよう、活動を進めてまいります。
- 1 IMS(IP Multimedia Subsystem)通信方式とはIP技術を用いてインスタントメッセージやコンテンツシエアリング、プレゼンスなどのサービスを提供する方式です。
- 2 GSM(Global System for Mobile Communications)アソシエーションとは世界中の移動通信事業者およびモバイル産業界に関連するメンバーにて構成され、移動通信業界全体の発展を目指した活動を行っている団体です。
- 3 RCS(Rich Communication Suite)グループとはIMSサービスに関し、お客様にとってより魅力あるサービスを実現するための仕様を策定し、事業者間での相互接続およびベンダ間の相互運用の確立を行っているグループです。
付加価値サービスの例
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。