NTTドコモによるインド タタ・グループの株式取得について
<2009年3月26日>
NTTドコモ(以下ドコモ)は、インドの通信事業者Tata Teleservices Limited(タタ・テレサービシズ リミテッド、社長:アニール・サルダナ、以下TTSL)との2008年11月12日に合意した資本提携に基づき、TTSLの26%相当、約1,274億ルピー(約2,500億円1)の普通株式取得を完了いたしました。
また、TTSLの関連会社であるTata Teleservices Maharashtra Limited(タタ・テレサービシズ マハラシュトラ リミテッド、社長:ムクンド・ゴビン・ラジャ、以下TTML)の株式公開買付け2 についても、3月12日の買付け期間の終了に伴い、約12%相当、約57億ルピー(約110億円
1)の株式取得に向け準備を進めております。
TTSLとTTMLはインド最大規模の財閥、タタ・グループ傘下の移動通信事業者であり、両社のネットワークはインドほぼ全域をカバーしています。また両社は高品質なネットワークと広範な店舗網を有し、成長著しいインド市場において契約者数を急拡大しています。
なお、本出資・提携においては、ドコモより3名がTTSLの取締役へ就任予定であり、積極的な経営参画を図ると同時に、事業・技術協力委員会(BTCC3)などを通じて、TTSL・TTMLの企業価値向上と事業シナジー創出を目指し、両社の持続的成長に貢献してまいります。
1 1ルピー=1.96円(2009年2月27日現在)。
2 TTMLの公開買付けについては、1992年インド証券取引委員会法(SEBI Act : Securities and Exchange Board of India Act, 1992)の1997年公開買付規則に準じ実施のもの。
3 ドコモと出資先で構成され、両社のシナジー創出を目的とする委員会(Business & Technology Cooperation Committee)。
NTTドコモによるインド タタ・グループの株式取得の概要
TTSL株式取得概要
- 取得方法 :
- 新規発行株式8.44億株(20.00%)取得および既存株主からの普通株式2.53億株(6.00%)を取得
- 取得株式数 :
- 1,097,043,742株
- 取得金額 :
- 約1,274億ルピー(約2,500億円
1)
- 取得完了日 :
- 2009年3月25日
- 取得後の所有割合 :
- 26.00%
TTML株式公開買付け概要(予定)
- 取得方法 :
- インド証券取引法に基づく株式公開買付け
- 取得株式数 :
- 229,856,926株
- 取得金額 :
- 約57億ルピー(約110億円
1)
- 取得後の所有割合 :
- 12.12%
各社の概要
会社名 | Tata Teleservices Limited(タタ・テレサービシズ リミテッド、TTSL) Tata Teleservices Maharashtra Limited(タタ・テレサービシズ マハラシュトラ リミテッド、TTML) |
代表者 | ラタン・タタ(会長) アニール・サルダナ(TTSL社長) ムクンド・ゴビン・ラジャ(TTML社長) |
所在地 | インド ムンバイ市 |
事業内容 | インド国内における通信事業 |
契約者数 | 約3,280万(2009年1月末、両社を含む合計) |
その他 | TTMLはTTSLから37.7%の出資を受ける関連会社 |
タタ・グループ概要
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