船舶モバイル通信事業者Blue Ocean Wireless社への出資について
<2008年9月11日>
NTTドコモ(以下ドコモ)は、船舶においてGSM携帯電話サービスを提供するBlue Ocean Wireless社(President & CEO:ロバート・ジョンソン、本社:ダブリン、以下BOW社)に対し、第三者割当増資により普通株式総数の約11.5%を約1千万米ドル(約11億円)1 で取得いたしました。
ドコモは従前、フィリピンの通信事業者Philippine Long Distance Telephone Company(本社:マニラ)およびその子会社であるSMART Communications Inc.(本社:マニラ、以下SMART社)と幹部レベルの会合を定期的に開催し、広範な事業分野における業務提携の実施を共同検討してまいりました。今般、新たな成長機会の創出に向けた取組みとして、船舶モバイル通信事業に高い優位性を持つBOW社に出資を行うことといたしました。今後はSMART社と連携の上、船舶上で利用可能な通信サービスの利便性向上に向け、同社を支援してまいります。
BOW社は、船上に衛星用アンテナとGSM基地局、および変換用機器を設置し、衛星電波を専用ソフトウェアによって汎用なGSM方式に変換することにより、船上からの通信を可能とするサービスを提供しています。これにより、遠洋航海中の船舶上からも一般のGSM携帯電話を利用した音声およびSMSの発着信が可能となり、また、効率的な通信帯域の利用により通常の衛星電話に比較し低コストでの運用を行っています。
ドコモは本出資を通じ、船舶モバイル通信という新たなモバイルコミュニケーション手段の普及を推進するとともに、グローバル・モビリティの更なる拡大を図ってまいります。
出資の概要
出資契約締結の目的
BOW社への出資を通じて、船舶モバイル通信事業を推進し、成長機会の獲得を目指す。
出資内容
第三者割当増資により普通株式を取得する。
- 出資額 … 約1千万米ドル(約11億円
1)
- 出資比率 … 約11.5%
Blue Ocean Wireless社の概要
会社名 | Blue Ocean Wireless Limited |
代表者 | Robert Johnson(CEO) |
所在地 | アイルランド共和国ダブリン市 |
事業内容 | 船舶モバイル通信事業者 |
Blue Ocean Wireless社の概要
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