報道発表資料
(お知らせ)「単語翻訳アプリ」・「インタビュー翻訳アプリ」を開発
-横須賀市の「商店街まちなかインバウンドの実証実験第2段階」で商用化に向けた検証を実施-
<2016年7月6日>
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、多言語コミュニケーションツールのさらなる利便性向上に向けて、新たな2つの翻訳アプリケーション「単語翻訳アプリ」・「インタビュー翻訳アプリ」を開発し、2016年7月中旬から9月下旬まで、横須賀市が実施する「商店街まちなかインバウンドの実証実験(以下、まちなかインバウンド実証実験)第2段階」において、本アプリの実用化に向けた検証を行う予定です。
「単語翻訳アプリ」は、店舗における外国人のお客様への接客など、1対1でのコミュニケーションの円滑化を目的として開発したものであり、会話中の主要な単語のみを抽出して、翻訳内容とともにスマートフォン上に表示するアプリです。本アプリでは、雑音などの影響で誤って認識した単語を削除したり、必要な単語を後から追加したりすることができるため、アプリ利用者は表示された単語から会話の趣旨を把握して効率良くコミュニケーションを図ることができます。
「インタビュー翻訳アプリ」は、翻訳する言語の切り替えがボタン操作で可能となる本アプリ専用マイクを利用し、道案内やイベント時のインタビューなどの会話の翻訳内容をスマートフォンやタブレット上に表示するアプリです。専用マイクを利用するため、マイクを向けるという動作から発話を開始するきっかけがつかみやすく、また、端末の画面上で言語切り替えの動作をする必要がないため、スムーズに会話を翻訳することが可能となります。
ドコモは、横須賀市が訪日外国人とのコミュニケーションを円滑化することを目的として2016年3月1日から5月8日まで横須賀市内5つの商店街で実施した「まちなかインバウンド実証実験第1段階」において、「はなして翻訳® for Biz」の利用検証に関する実験を実施しました。本実証実験の第2段階となる7月からの実証実験では、前回の実証実験で得られた商店街各店舗での翻訳アプリの利用環境や課題などをもとに、より需要の高い利用シーンに特化し、株式会社みらい翻訳※1 のプラットフォームで動作する機械翻訳エンジンを利用して開発した「単語翻訳アプリ」・「インタビュー翻訳アプリ」を活用して新しい翻訳コミュニケーションの検証を行います。
ドコモは、2020年を見据え、今後も様々な翻訳技術開発やサービス提供により、多言語での自然なコミュニケーションの実現に取り組んでまいります。
- みらい翻訳は、株式会社NTTドコモ、SYSTRAN INTERNATIONAL、株式会社フュートレックの3社が共同出資により設立した、機械翻訳ソリューションを提供する会社です。
別紙 横須賀市まちなかインバウンド実証実験におけるドコモの実施概要
1. 本実証実験におけるドコモの実施概要
新たに開発した2つの翻訳アプリケーション「単語翻訳アプリ」・「インタビュー翻訳アプリ」について、横須賀市内の商店街で実証実験を行い、本アプリ実用化に向けた検証を実施する。
2. 実施時期
2016年7月中旬〜9月下旬(予定)
3. 実施場所
横須賀市内の商店街エリア
4. 提供するアプリ及びデバイス概要
単語翻訳アプリ
特徴 | 会話の中から、単語だけを抽出してスマートフォンに表示し、その言葉から要点を推測してコミュニケーションを図るアプリ |
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対応言語(予定) | 日本語⇔英語、中国語、韓国語 |
想定利用シーン | ショッピング、飲食店での接客対応、外国人観光客の道案内など |

インタビュー翻訳アプリ
特徴 | ボタンで言語切り替えが可能なインタビュー翻訳アプリ専用マイクを利用し、会話の翻訳結果をスマートフォンやタブレットに表示するアプリ |
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対応言語(予定) | 日本語⇔英語 |
想定利用シーン | 外国人観光客の道案内、ボランティア、イベントにおけるインタビューなど |


報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。