報道発表資料
(お知らせ)自転車シェアリング「広域実験」の実施状況について
<2016年4月14日>
株式会社NTTドコモ
株式会社ドコモ・バイクシェア
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と株式会社ドコモ・バイクシェア(以下、ドコモ・バイクシェア)は、千代田区、中央区、港区、江東区(以下、4区)、および東京都と協力して2016年2月1日から4月30日まで、自転車シェアリングの利便性向上を図るため、相互利用の実現に向けた「広域実験」を実施しています。
広域実験では、4区の自転車サイクルポートを共用(相互利用)することで、140か所以上のサイクルポート、1,700台以上の自転車を利用することができ、また、区境を越えた自転車の貸出や返却が可能です。
広域実験の実施期間中、4区全体の利用回数は30%以上増加(実験期間の2016年2月〜3月平均と実験前の2016年1月平均との比較)し、また、区境を越えた利用回数が全体の約14%を占めるなど、利用促進効果について一定の効果が見られました。
なお本広域実験は、4区と東京都の協議結果に基づき、2016年5月1日(日曜)以降も当面、継続的に実施し、引き続き円滑な自転車の貸出・返却に向けた運営改善を図ってまいります。
また、今後も4区において、エリア内のサイクルポート数や自転車台数をさらに増加させるなどサービス内容の充実やお客様の利便性を向上させる取り組みを継続して実施するとともに、自転車シェアリングの事業性について更なる検証を進めてまいります。
ドコモは、パートナーとともに新たな価値を協創する「+d」の取り組みを通じて、様々な社会的課題の解決に貢献し、お客様の生活をより豊かにすることをめざしております。
ドコモ・バイクシェアは、今後も自転車をはじめとする様々な移動手段のシェアリングや、利用分析データの活用を通じた新たな付加価値サービスの創出を進め、地域に根差した移動手段として、幅広いお客様にご利用いただくことで、温室効果ガス排出量削減や地域・観光の活性化に寄与してまいります。
広域実験の概要は、別紙のとおりです。
別紙1 自転車シェアリング広域実験の概要
1. 名称
「広域相互利用の実現に向けた自転車シェアリング広域実験」
2. 実験内容
- 現在東京都内4区(千代田区、中央区、港区、江東区)において提供中の自転車シェアリングについて、区境を越えて広域的に相互利用できるサービスの実験を行います。
- 対象となる4区のいずれかで会員登録があれば、4区のどのサイクルポートでも貸出・返却が可能となります。
- 広域実験を通じて、相互利用により想定される自転車の集中・偏りを緩和し、スムーズに貸出・返却ができる運営体制について検証を行い、恒常的な相互利用への移行を検討していきます。また、利用状況やお客様のご意見などをもとに、さらなるサービス内容の充実や利便性の向上に向けて取り組みます。
3. 相互利用対象サービス
- 千代田区コミュニティサイクル事業実証実験 「ちよくる」
- 中央区コミュニティサイクル事業実証実験
- 港区自転車シェアリング事業実証実験
- 江東区臨海部コミュニティサイクル事業実証実験
4. 実施期間
2016年2月1日(月曜)〜2016年4月30日(土曜)(当初予定期間)
2016年5月1日(日曜)以降も、当面の間継続します。
5. ご利用料金
対象 | プラン | 基本料(税抜) | 延長料金(税抜) |
---|---|---|---|
個人向け | 月額会員 | 2,000円/月 | 1回の利用が30分を超過した場合 30分毎:100円 |
1回会員 | 150円/回 | ||
1日パス | 1,500円/日 | なし | |
法人向け | 法人月額会員 | 2,000円/月 | 1回の利用が30分を超過した場合 30分毎:100円 |
法人定額会員 | 4,000円/月 | なし |
6. 営業時間
年中無休・24時間(一部サイクルポートにおいては利用時間に制限があります)
7. サイクルポート数・自転車台数
サイクルポート141か所、自転車1,760台(2016年4月5日現在)
今後順次拡大予定です。
参考 ドコモバイクシェアシステムの特徴
1. 自転車本体に通信機能やGPS機能を搭載
自転車本体に従来のサイクルポートが持っていた通信機能やGPS機能、遠隔制御機能(自転車の貸出・返却制御や電動アシスト機能のバッテリー残量の把握等)を全て搭載しているため、大規模な工事をする必要がありません。そのため、設置コストおよびスペースを削減でき、サイクルポートを柔軟に設置することができます。
また、GPS機能が自転車に搭載されたことにより、自転車の位置情報をリアルタイムで把握することができるため、効率的な自転車の再配置が可能です。
さらに今後は利用者の走行履歴を分析し、お客様が安全にご利用いただくために役立つ情報の提供などを検討しております。
2. 自転車本体にICカード対応のカードリーダーを搭載
自転車本体の操作パネルにカードリーダーを搭載したため、ICカードやおサイフケータイ対応の携帯電話/スマートフォンをかざすことで、その場ですぐに貸出/返却が可能です。


3. 会員情報サイト(自転車の予約管理・利用状況管理)の提供
貸出可能な自転車の情報などを携帯電話/WEBサイトから確認できるため、即時に自転車を予約することが可能となります。また、お客様の利用履歴や、請求情報をいつでも確認可能です。
4. 無人型登録機(タッチパネル式登録機)
無人型登録機では、タッチパネルでの操作で簡単に会員登録や1日パスの購入などができます。交通系ICカードでの決済にも対応します。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。