報道発表資料

  • +メッセージでシェアする

新潟県立海洋高等学校とNTTドコモが、実習船「海洋丸」の災害支援等多目的利用推進に関する連携協定を締結
<2024年12月12日>

新潟県立海洋高等学校
株式会社NTTドコモ

新潟県立海洋高等学校(以下、海洋高校)と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、船舶が持つ高い機動性を活用した被災地への迅速な復旧活動を目的に「実習船「海洋丸」の災害支援等多目的利用推進に関する連携協定(以下、本協定)」を2024年12月12日(木曜)に締結しました。

本協定は、海洋高校が保有する実習船「海洋丸」(以下、海洋丸)において、携帯電話基地局の設備を設置した「船上基地局」の運用と、避難所支援における必要物資の運搬などを行います。生徒の乗船実習以外にも「海洋丸」を活用し、被災地の早期復旧と地域貢献に向けて相互協力し取り組んでまいります。

実習船「海洋丸」の画像 実習船「海洋丸」の画像
〈海洋丸〉

ドコモは、災害に強い通信ネットワークの構築に取り組んでおります。能登半島地震の際は、NTTグループ NTTワールドエンジニアリングマリンが運用する海底ケーブル敷設船「きずな」に携帯電話基地局の設備を設置した船上基地局の活用を行いましたが、より近隣の対象海岸エリアから出航できる、「海洋丸」と連携することで、より迅速な復旧対応をめざします。
また、海洋高校は「海洋丸」による航海実習を通して、社会に貢献できる人材を育成してまいりましたが、本協定を通じて「海洋丸」を教育の場としてだけではなく、災害など有事の際における救援物資の輸送や通信網の補助活動などに貢献したいと考えています。

■本協定概要

  1. 協定の名称
    「実習船「海洋丸」の災害支援等多目的利用推進に関する連携協定」
  2. 協定締結日
    2024年12月12日(木曜)
  3. 連携・協力事項
    1. 自然災害やその他有事における、実習船「海洋丸」の有効活用に関すること
      • 船舶上に設置した基地局(船上基地局)から沿岸部の陸上に向けて電波発射しサービス中断した地域のエリア復旧を図る。
      • 孤立、もしくは復旧に急を要する地域の通信確保に向けた資材などを運搬する。
    2. その他、実習船「海洋丸」の更なる有効活用に関すること

■参考

  1. 新潟県立海洋高等学校について
    • 住所:〒949-1352 新潟県糸魚川市大字能生3040
    • 設立:1899年4月1日 創立
    • 校長:中田 匠
    • 学科:水産科(1年次全員)、水産資源科・海洋開発科(2年次以降)
    • 生徒数:208人(令和6年12月時点)
  2. 実習船「海洋丸」について
    • 全長:45.41メートル
    • 幅:8.50メートル
    • 総トン数:332トン
    • 航海速力:約12ノット

今後、両者は本協定に基づき、災害発生時の円滑な相互連携に加え、平常時から災害を想定した訓練を行うなど、被災地の早期復旧に向けて双方の活動の最大化を図ってまいります。


報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

このページのトップへ