報道発表資料

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docomo docomo STARTUP

【NTTドコモグループ新規事業創出プログラム「docomo STARTUP」からスタートアップが誕生】
次世代キャリア探索を支援する事業「はたらく部」スピンアウト
<2024年4月1日>

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、NTTドコモグループ1の新規事業創出プログラム「docomo STARTUPTM」を通じて社員が発案した次世代のキャリア探索サービスを提供する「はたらく部」をスピンアウト2することを決定しました。「はたらく部」を運営する株式会社RePlayce(読み:リプレイス。以下、Replayce)の代表取締役社長には、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)社員の山本 将裕が2024年4月1日(月曜)から就任します。なお、Replayceへの出資は、ニッセイ・キャピタル株式会社およびドコモから行います。

「はたらく部」は、中高生が放課後に社会人コーチや同世代の仲間と社会や仕事について考えを深め、働くことをバーチャル空間で部活のように学べる次世代のキャリア探索サービスです。バーチャル空間を用いたオンライン部室で全国の仲間と共に語り、学び、実践することを通じて、学校や家庭など普段所属している場所から飛び出して多様な人や環境に触れ将来につながる共創経験の機会を提供します。「はたらく部」では、さまざまな業界の第一線で活躍する現役の社会人が社会人コーチとなり、中高生の学びや進路形成に継続的に伴走支援をします。職業の理解や企業の課題解決、起業体験などのはたらくことを楽しみ、リアルに体感できるプロジェクト型の学びや、社会人コーチとの対話により、自分でも気づかなかった自己の強みの発見や、将来の進路について考え、一歩踏み出すことを支援します。

はたらく部はたらく部

今後もドコモは、「docomo STARTUP」を通じて新たな価値を提供し、社会を変える事業創出をめざして取り組んでまいります。

  1. 株式会社NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ株式会社、NTTコムウェア株式会社
  2. スピンアウトとは、企業が特定の部門や事業を分離して新会社として独立させることで、元の企業からの出資を受けない
    もしくはマイナー出資で独立する場合をさします。
  • 「docomo STARTUP」は、株式会社NTTドコモの商標です。

別紙1 「はたらく部」概要

1. 「はたらく部」の取り組み

放課後、中高生が社会人コーチ・同世代の仲間と「社会や自分」について考えを深め、「はたらく」について学べるキャリア探索サービス。オンライン部室は、住んでいる地域に関係なく全国に仲間ができます。様々な業界の第一線で活躍する現役の社会人が「社会人コーチ」となり、「社会を知る・自分と向き合う・実践してみる」をテーマに、中高生の学びや進路形成に、継続的に寄り添う形で伴走支援をしています。自分でも気づかなかった自己の強みの発見や、将来の進路について考え、一歩踏み出すための機会を提供しています。

学生や社会人が集う「オンライン部室」での活動の図

学生や社会人が集う「オンライン部室」での活動の図。全国から多種多様な価値観、バックグラウンドを持つメンバーが集まり、フラットに、互いを尊重しながら対話や学びのワークショップを行う。

リアル開催型イベントの様子

リアル開催型イベントの様子。
全国から集まった30名程の学生がはつらつした様子で意見交換を交わしたり、「はたらく未来」についての対話を行った。青春18切符で四国から参加してきた学生もいる。

2. はたらく部の特徴

はたらく部の特徴はたらく部の特徴

詳細は、「はたらく部」サイトもご確認ください。
別ウインドウが開きますhttps://hatarakubu.jp/

3. 料金・利用方法

「はたらく部」は月額制のサービスとして、一般の家庭向けに提供しています。

  • 利用料金:2,750円/月~。
  • 利用方法:パソコン、スマートフォン

そのほか、起業やビジネスを学ぶ特化型のキャンプや、総合型選抜対策などの特別コースも用意しています。
体験会も実施しているので、以下の体験会予約フォームからお申込みください。
【体験会予約フォーム】別ウインドウが開きますhttps://hatarakubu.jp/entry/

学校や塾、自治体などでの導入や企業連携など法人のご相談については、以下のお問い合わせフォームからご連絡ください。
【お問い合わせフォーム】別ウインドウが開きますhttps://hatarakubu.jp/contact/

  • 入会時に別途事務手数料5,500円(税込)がかかります。

4. 立ち上げの背景

今の日本社会の現状として、多くの学生は将来に関して悲観する若者が多いことが明らかになっています。OECDの学力調査などからも、日本の若年層は優れたポテンシャルを持っているにもかかわらず、彼らは自身の将来や国の将来に「希望を抱けない」環境下に置かれています。
それらの背景を踏まえ、ドコモで変革人材育成プログラム「docomo academy」を創立していた山本が、そのノウハウを用いて現代の中高生が「自身や国の将来に希望を抱ける」社会を創るためには何ができるのか?という着想から、開始したのが「はたらく部」です。その想いに共感するメンバーが集い、ドコモ社内を巻き込み、2021年より新規事業として事業検証に取り組み、2022年にサービスを開始しました。

立ち上げの背景立ち上げの背景

5. めざす世界

我々は、「いきいきとした大人との関わりが少ない」ことが、社会に希望を見出せない若者を再生産する課題構造があると捉えています。学校や家という場を超え、生き方のモデルとなったり、刺激や学びをくれたり、自身と向き合ってくれるような社会人との継続的な繋がりを創出することが、彼らの可能性を大きく切り開くと信じています。
はたらく部では、中高生のうちに、社会に飛び出し大人と会話をする越境活動を体験して、自分の得意なことを発見したり、将来への希望をもてるように後押しします。そうした経験を経て、自分の将来についてワクワクできるような学生を増やしていきたいと考えています。

また、社会人コーチだけでなく様々な企業とも連携することで、子どもたちに幅広い業界や仕事の魅力も伝えていきます。社会の広さ、職業ごとの楽しさを知ったうえで、幅広い進路から自らのキャリアを描いてほしいと願っています。

めざす世界めざす世界

6. これまでの実績

実績数値

  • 有償ユーザーは沖縄〜北海道まで全国21以上の都道府県より参加。
  • オンラインワークショップ提供回数は、2022年度は131回、2023年度は540回。
  • 2023年度に支援した実績は、25校の学校、2,656名の生徒にのぼる。

受賞・登壇歴

  • 2023年、Plug and Play Japan主催のアクセラレータープログラムSummer/Fall 2023 Batchにおいて、Fintechプログラムに採択。
  • PLUG AND PLAY「Japan Summit-Summer/Fall 2023 Batch」のスタートアップピッチに代表の山本が登壇。大企業の社内ベンチャー事業としては初。
  • 2023年経済産業省「第13回キャリア教育アワード」大企業の部で優秀賞を受賞。

別紙2 株式会社RePlayce 会社概要

株式会社RePlayce株式会社RePlayce
株式会社RePlayce 会社概要
会社名 株式会社 RePlayce
代表者 代表取締役 山本 将裕
所在地 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C
資本金 資本金100万円
設立年月日 2024年1月15日
主な事業内容 オンラインスクール事業、教育コンテンツ開発事業等
サービスサイト 別ウインドウが開きますhttps://hatarakubu.jp/
コーポレートサイト 別ウインドウが開きますhttps://replayce.co.jp

参考 株主/投資家からのコメント(順不同)

■ ニッセイ・キャピタル株式会社 チーフベンチャーキャピタリスト 笠井 智之 氏
日本の教育現場の課題は、学力が世界でトップクラスでありながら、自分で考えて行動する自律性の低さだと言われています。RePlayce社は、従来の学校プログラムでは学べない知識や経験を提供することにより、子供たちが自分の道を自分の力で切り拓く能力を育みます。RePlayce社であれば、子供たちが自分の将来に対してわくわくするような社会、そのための仕組みを作り上げることができると信じています。

■ 株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長 栗山 浩樹 氏
人材が国の発展の核であり、地域の元気の源です。そのために教育が果たす役割は大きく、一層の進化が期待されています。コロナ禍でリモートワークに光が当たり、WorkInLifeが進展しました。教育も個性を生かし、年齢や地域を超えて切磋琢磨する、いわば「D&I(Diversity & Inclusion)教育」が可能となっています。docomo STRATUPを通じた「はたらく部」のスピンアウトにより、「D&I教育」を進めます。子供や若者の自己実現機会を広げ、日本社会の持続的な発展・成長の原動力となることを期待します。NTTドコモグループは、ここで学んだ学生が社会に出て、事業を創る場としてdocomo STARTUPを使ってもらうことも期待します。今後も持続可能な未来を実現するために、様々な社会課題に対して社員のアイデアをいかし、パートナーの皆さまとともに引き続き挑戦してまいります。


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