報道発表資料
(お知らせ)AIによるカラオケ歌唱における楽曲名・歌手名のレコメンド技術を開発
-全国のカラオケボックスやDAM設置店舗で利用可能-
<2019年9月5日>
株式会社第一興商
株式会社NTTドコモ
株式会社第一興商(以下、第一興商)と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、より一層楽しめるカラオケ空間の創出を目的に、AIによるカラオケ歌唱における楽曲名・歌手名をおすすめするレコメンド技術※1(以下、本技術)を開発しました。本技術は、第一興商が2019年10月1日(火曜)より新規に発売するカラオケリクエストコマンダーのデンモクシリーズ「SmartDAM Ai(TM30)」に採用し、全国のカラオケボックスをはじめとするDAM設置店舗でご利用いただけます。
本技術は、カラオケの歌い手にあわせて、それまでの歌唱履歴から次に歌う楽曲名や歌手名を推測し、「SmartDAM Ai」上でレコメンドするものです。なお、「SmartDAM Ai」と同日発売の業務用通信カラオケシステムDAMの最高位機種「LIVE DAM Ai(DAM-XG8000)」には発売日以降に、スマートフォンアプリ「デンモクmini」には2020年春に対応する予定です。
本技術は、第一興商が持つ膨大なユーザーの歌唱履歴や配信された楽曲情報及びその音源データ、歌詞を解析し、ドコモの映像視聴デバイス「ドコモテレビターミナル」で提供している映像配信サービスのレコメンド機能の技術をもとに開発したAIを掛け合わせることで開発しました。膨大な歌唱履歴から多種多様なグループの歌唱パターンをAIが学習する事により、歌唱順や周期性からグループ特徴をリアルタイムに推測し、歌い手が一人であっても、複数人のグループであっても適切なレコメンドが可能となります。
本技術の開発過程で行った実証実験では、これまでカラオケリクエストコマンダー「SmartDAM L」などで提供してきた類似ユーザーに歌唱されやすい楽曲をおすすめするレコメンドサービスと比較し、2.2倍の精度でお客さまが歌おうと思っていた楽曲をレコメンドすることに成功しました。
今後も第一興商とドコモは、お客さまが更なる驚きと喜びを体験出来る空間の創出をめざし、ドコモのレコメンドAI技術と双方のデータを用いた研究開発を推進してまいります。
- レコメンド技術は、NTTグループのAI「corevo®」を構成する技術です。
(「corevo®」は、日本電信電話株式会社の登録商標です。)( http://www.ntt.co.jp/corevo/ )
別紙 本技術の概要
1. 本技術開発の目的
第一興商は、お客さまの満足度向上をめざし、分かりやすく使いやすい業務用カラオケシステムの開発に日々取り組んでいます。その一環として、カラオケシーンにおける選曲、レコメンドの精度向上を行うことで、お客さまの選曲に掛かる時間を減らし、利用時間内にカラオケを1曲でも多く歌って楽しんでいただけるような環境作りを進めています。AIを用いた楽曲名、および歌手名をレコメンドすることで、歌唱度数UPの有効性を検証し、お客さまに1曲でも多くの曲を快適に歌っていただける空間を提供することをめざします。
ドコモは、中期戦略2020「beyond宣言」におけるソリューション協創を推進しております。ドコモのレコメンド技術は、第一興商以外のパートナー企業へも順次提供し、パートナー企業のビジネスを活性化させるソリューションを共に作り上げてまいります。さらに、このソリューションを活用することでパートナー企業のサービス向上に貢献し、ひいては来店者増加によるdポイント利用の促進をめざします。
2. 本技術のイメージ
- 上図の赤枠で囲った箇所に、本技術によってレコメンドされたオススメ曲、オススメ歌手が表示されます。
3. 各社の役割
第一興商 |
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ドコモ |
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- 「デンモク」「Smart DAM」は株式会社第一興商の登録商標です。
- 「ドコモテレビターミナル」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。