報道発表資料

  • +メッセージでシェアする

(お知らせ)ドコモ・チャイナモバイル・KTのAI技術開発推進に向けた協力体制構築に合意
<2017年11月30日>

株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、中国の通信事業者China Mobile Communications Corporation(以下チャイナモバイル)、及び韓国の通信事業者KT Corporation(以下KT)とAIの技術開発推進に向けた協力体制を構築することについて、2017年11月29日(水曜)に中国・広州にて開催された日中韓SCFA1社長級会合にて合意いたしました。

ドコモでは、今年9月からコールセンターにおいてAI機能でお客様のお問い合わせ内容を音声認識し、専門のセンターへ繋ぐサービスを開始しました。他にも、お客さまがお求めになる情報をAIエージェントが理解し、適切なタイミングでドコモやパートナー企業より最適なご提案をする「AIエージェントサービス」を2018年春に提供する予定です。

チャイナモバイルでも同様に、コールセンターにAI機能を導入することで、約8割の顧客の質問に回答をしており、大幅なコスト削減に成功しております。他にも顔認識によるオンライン決済の認証や、画像認識による災害検知やセキュリティ強化等を、AI技術を活用し行っております。

KTにおいても、AIコールセンターを設立し、音声認識や感情分析が行える技術開発をしております。他にも、AI搭載のIPTV用セットトップボックスであるGiGA Genieの開発に注力をしており、今年1月の販売から現在までに、40万台を販売致しました。GiGA Genieは単なるAIスピーカーとして音楽を流したり家電を操作したりするだけでなく、外部のディスプレイ機器と連携して映像コンテンツを制御出来る機能も持っており、今後はホームショッピング用にオンライン決済の認証を行えるよう新サービスをリリースする予定です。

これまでも3社は、2011年1月に締結した事業協力契約(SCFA)を通して、日中韓3か国間における国際LTEローミングの早期実現やコンテンツの共同制作など、各種サービスの利便性向上に向けた緊密な連携を進めてまいりましたが、引き続き、3社が行っているコールセンターでのAI技術導入をはじめ、情報交換を行うことで幅広い分野でのAIサービス開発を各国で推進し、相互連携による日中韓におけるお客さまの利便性向上およびアジア通信市場の発展に努めてまいります。

  1. SCFA:Strategic Cooperation Framework Agreementの略。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

このページのトップへ