報道発表資料

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(お知らせ)お台場エリアにおいて、コネクテッドカー実現に向けた5G実証実験に成功
-小型車載アンテナを用いて、走行中の車両と下り1Gbpsの5G通信を実現-
<2017年11月6日>

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)、エリクソン、およびインテル・コーポレーション(以下、インテル)と、自動車における第5世代移動通信方式(以下、5G)の活用に向けた実証実験を、2017年11月2日(木曜)に東京臨海副都心地区(お台場・青海地区)にて開始し、小型車載アンテナを用いて、複数の5G基地局に跨る走行実験に成功いたしました。

本実証実験は、5Gにおける超高速・大容量通信、超低遅延、多接続通信等の特徴を活かした、コネクテッドカーにおける通信性能や、将来的なサービスの可能性を検証するものです。
エリクソンの協力のもとお台場・青海地区に3か所の5G実験基地局を配置し、インテルが提供する全長約25cmの360度対応小型車載アンテナヘッドを用いて、公道を走行する実験車両と5Gによる通信を行いました。
本実証実験では、時速約30kmで走行する実験車両との間で、受信時最大下り1Gbps/上り600Mbpsの超高速通信を実現し、車上からの4K画質のライブ映像伝送に成功したことで、走行中に連続して通信を行うコネクテッドカーの基本的な性能検証を確認いたしました。小型車載アンテナでの通信に成功することで、2020年の5G商用環境に近い状況でのコネクテッドカーの実現可能性を立証いたしました。

ドコモは、5Gを活用した新たなサービス・コンテンツをパートナー企業と幅広く連携して開発し、一般のお客さまにも体験いただける「5Gトライアルサイト」の構築に、2017年5月より取り組んでおります。また、NTTグループとトヨタは、2017年3月にコネクテッドカー向けICT基盤の研究開発に関する協業に合意をしており、今回の実証実験ではこれらの取り組みを具体化し、5Gの自動車向けの標準化の推進と、車両における5Gの利用用途の検証をさらに進めてまいります。

なお、本実証実験のデモンストレーションを、2017年11月9日(木曜)から11月11日(土曜)にかけて、日本科学未来館にてドコモが主催する展示イベント「見えてきた、“ちょっと先”の未来〜5Gが創る未来のライフスタイル〜」においてご覧いただけます。

ドコモは今後も、幅広いパートナー企業との連携を促進し、これまで世界主要ベンダーと研究を重ねてきた5G技術のもと、自動車分野における5Gの活用に向けて取り組みを進めてまいります。

別紙 コネクテッドカーの実現に向けた5Gの実証実験概要

1. 実験概要

実験用測定車の天井部に取り付けた360度対応小型車載アンテナヘッドから、5Gの電波を送受信する実証実験を2017年11月2日(木曜)に実施いたしました。カバー内には5cm四方未満の小型平面多素子アンテナが4方向に搭載されており、車の向きによらず、360度方向へ電波を送受信することができます。

<実験用測定車(トヨタ アルファード)>

2. 場所

東京臨海副都心地区(お台場・青海地区)において、3つの5G基地局を構築し、実証実験を行いました。

3. 使用周波数帯

28GHz帯


  • 「5Gトライアルサイト」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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