報道発表資料

インドTata Teleservices Limitedの株式に係る執行判決について
<2017年5月1日>

2017年2月28日(火曜)付「仲裁裁定に係るTata Sons Limitedとの間の共同申立について」にてお知らせいたしました、株式会社NTTドコモ(以下、当社)が保有するインドの通信事業者Tata Teleservices Limited(以下、TTSL)の株式に係る仲裁裁定についてのTata Sons Limited(以下、タタ・サンズ)との間の共同申立に関し、当社は、2017年4月28日(金曜)、インド・デリー高等裁判所(the High Court of Delhi)より執行判決を取得いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

  1. 執行判決取得までの経緯
    当社は、2016年6月23日(木曜)、ロンドン国際仲裁裁判所(London Court of International Arbitration)よりTTSLの株式に係る仲裁裁定(「LCIA仲裁裁定」)を受領いたしました。その後、ドコモは、2016年7月8日(金曜)、インド・デリー高等裁判所に対しインド国内におけるLCIA仲裁裁定の執行を求める訴えを提起し、2017年2月25日(土曜)、タタ・サンズと共同で同裁判所に対し、当該訴えに対する執行判決を求める申立てを行いました。今回、この申立てを受け、同裁判所が2017年4月28日(金曜)にドコモとタタ・サンズの申立て内容を認める判決を下したものです。
  2. 執行判決の要旨
    本執行判決は、タタ・サンズとの間の共同申立の内容に従うものであり、以下の内容を含みます。
    1. LCIA仲裁裁定のインド国内における執行を認め、タタ・サンズが既にデリー高等裁判所に預託している約1,180百万米ドル(約1,300億円)1 を当社に対し引き渡すことを命じる。
    2. 当社は、上記金額の受領と同時に、保有するTTSL株式をタタ・サンズに引き渡す。
  3. その他
    本判決に基づく送金はインド競争委員会(Competition Commission of India)への株式移転の届出等の必要な手続きを履践した上で行われます。そのため、具体的な入金時期は未定ですが、本判決に伴い当社業績に重要な影響が生じる場合には速やかに開示いたします。
  1. 1米ドル=111.29円(2017年4月30日(日曜)時点)

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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