報道発表資料
アトムがわが家にやってくる!
-2017年2月22日(水曜)、「ATOMプロジェクト」始動!講談社、手塚プロダクション、NTTドコモ、富士ソフト、VAIOは「日本初の本格的キャラクターロボット・ATOM」の開発プロジェクトをスタートします-
<2017年2月22日>

株式会社講談社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:野間 省伸)と、株式会社手塚プロダクション(本社:東京都新宿区、代表取締役:松谷 孝征)、株式会社NTTドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:吉澤 和弘)、富士ソフト株式会社(本社:神奈川県横浜市中区、代表取締役社長執行役員:坂下 智保)、VAIO株式会社(本社:長野県安曇野市、代表取締役:大田 義実)の5社は、来るべきAI時代に対応するため、日本の科学技術の象徴であり、長く人々から愛され夢を与え続けてきた“日本を代表するロボット・キャラクター”「鉄腕アトム」を目指し、「ATOMプロジェクト」を開始いたします。コミュニケーション・ロボット「ATOM」は、発話し二足歩行しクラウドで成長する「日本初の進化する本格的なキャラクター型コミュニケーション・ロボット」で、世界的に有名なコミック&アニメ、手塚治虫の『鉄腕アトム』をモデルにしています。「ATOMプロジェクト」は、各社の強みを生かし鉄腕アトムの世界観をベースに、ロボットという新しいエンターテイメント・デバイスの可能性を開拓し、発話コンテンツの研究・開発をあわせて進め、“一家に一台”の進化する家庭用ロボットの普及を目指してまいります。
日本初の本格的キャラクターロボットに5社の強みを結集して「ATOMプロジェクト」を始動。まず、今年4月パートワークとして発売します
プロジェクト第一弾となる『コミュニケーション・ロボット 週刊 鉄腕アトムを作ろう!』では、手塚プロダクション監修により、鉄腕アトムを元にモデリングを行ったロボット=ATOMをユーザーが組み上げるパートワークを今年4月4日より、発売いたします。ロボティクスおよび、ロボットに搭載するOSとAIを富士ソフトが設計開発。ハードウェアの信頼性でも、これまでにない高いレベルを目指しています。そしてATOM本体のAIはインターネット経由でNTTドコモの自然対話プラットフォームと接続。クラウド上での「成長する会話力」をNTTドコモと講談社の共同開発で実現します。VAIO株式会社は、ATOM本体で使用している電気系統のメインボードなどの基板実装(製造)や「ATOM組み立て代行サービス」を担当。会話のもとになるシナリオモデルの作成、出版コンテンツの開発、全体の企画、プロデュース、販売は講談社が担当し、5社それぞれの強みを生かしてキャラクターロボット「ATOM」を作りあげ、まずパートワークとして創刊。「ATOM」を組み立て、完成させるユーザーやその家族のために、コミュニケーション・ロボット「ATOM」は、2018年9月、完成・誕生いたします。
キャラクター性、自然対話、エンターテインメント。
〜全体企画・プロデュースで大切にしたATOMプロジェクト、3つのキーワード
講談社の1世紀以上に及ぶ歴史のなかで生まれた雑誌や書籍、コミックなどの出版物は、常に、読者に焦点を定めてつくられてきました。IoT※1 を始めとするAIT※2 が注目を浴びる現在も、またこれからも、私たちはこれまでのスタンスを大切に考えます。そこで、ATOMプロジェクトでは「キャラクター性」「自然対話」「エンターテインメント」を3つのキーワードとして設定しました。親しみやすく、おもしろい。おもしろくて、ためになる。これからも変わらぬ目標のもと、新たな可能性を探って参ります。
「手塚治虫生誕90周年記念企画」として位置づけ。
ATOMの外観=モデリングは手塚プロダクションの監修で完成
この企画は、「手塚治虫生誕90周年記念企画」として発売されます。鉄腕アトムの生みの親、手塚治虫先生のキャラクターデザインを再現するため、ATOMのモデリングでは手塚プロダクションが全面協力。「鉄腕アトム」のDNA がロボット「ATOM」のモデリングに生きています。微妙な三次元曲面を再現するため、手作りの粘土塑像からCADデータを起こし、可愛らしい表情を生み出しました。
成長する会話力を実現
〜富士ソフトのフロントエンドAIと、NTTドコモのクラウドAI
ATOM 本体の設計開発にあたった富士ソフトの「フロントエンドAI」は、8年に及ぶ高齢者施設などでの実績あるコミュニケーション・ロボット「PALRO(パルロ)」※3 の技術です。今回、「ATOM」はそのソフトウエアを共有。顔認識で家族や友達12人までを認識し、リアルタイムで人の表情に反応し、親和性の高い濃密なコミュニケーションを実現します。ATOM本体がわからない言葉だと分析した場合は、音声認識でテキスト化された後クラウドへ移行し、累計17億件以上の情報処理を行っているNTTドコモの「しゃべってコンシェル®」※4 の基盤技術を生かした「自然対話プラットフォーム」での対応を行います。これら一連の流れが、「ATOM」と付き合えば付き合うほど変化し、成長する会話力。この実現を目指して、各社の強みを結集します。
ATOMの心臓であり、頭脳でもあるメインボードはVAIOが製造
そんなATOMに使用している電気系統のメインボードなどの基板実装(製造)を担当したのは、VAIO※5 です。プロジェクト第一弾となる『コミュニケーション・ロボット 週刊 鉄腕アトムを作ろう!』では、ロボット製造で実績のある同社の安曇野工場で、組み立ての苦手な方のための「ATOM 組み立て代行サービス」(全70号一括のみ)※6 も担当します。
ハードウェアとソフトウェア、両面でプロジェクトを展開予定
パートワーク版ATOMからスタートする「ATOMプロジェクト」は、講談社を中心に、新たなロボット端末からBot AIなどの新たなアプリケーションソフトウェアまで、ハードウェアとソフトウェア両面で展開を進めて参ります。今後の「ATOMプロジェクト」の展開にご期待ください。
- IoT Internet of Things
- AIT Advanced Information Technology
- PALROは、富士ソフト株式会社の商標または登録商標です。
- しゃべってコンシェルは、株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。
- “VAIO”、
の登録商標:
http://vaio.com/products/trademark/
- 受付窓口は「講談社ONLINE STORE」フリーダイヤル0120-221-322 https://kodanshaonlinestore.jp/questionnaire/adaiko まで。
ATOMプロジェクトに関する各社役割など
各社の役割
講談社 |
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手塚プロダクション |
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NTTドコモ |
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富士ソフト |
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VAIO |
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- パートワークの詳細は、講談社のプレスリリースをご覧ください。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。