報道発表資料

5Gを活用したサービス創出に向けてパートナー企業との連携を促進
-一般のお客様にも体験いただける5Gトライアル環境「5Gトライアルサイト」を構築-
<2016年11月9日>

株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、2020年を目標とする第5世代移動通信方式(以下5G1)の商用サービス創出に向けて、5Gの特長である受信時最大10Gbpsを超える超高速・大容量通信、低遅延、超多数の端末接続を活用した新たなサービス・コンテンツを鉄道業界、自動車業界、放送業界等におけるパートナー企業と幅広く連携して開発し、有望なサービスについて一般のお客様にも体験いただける環境「5Gトライアルサイト」を2017年5月以降に構築します。

当初は、ネットワーク機器ベンダーであるエリクソンと世界最大の半導体製造メーカーであるIntel Corporation(以下インテル)の協力のもと、東京臨海副都心地区(お台場・青海地区)および東京スカイツリータウン®周辺等に「5Gトライアルサイト」を構築する予定です。本環境の構築にあたっては、総務省の5G向け周波数候補の一つである28GHz帯を用いることをめざしており、より実用化に近い環境でのサービス・コンテンツ検証が可能となる上、一般のお客様にも5Gを活用したサービスやコンテンツを体験いただくことができます。
今後は、28GHz帯だけでなく、4.5GHz帯でも実験を行うことを計画しており、エリクソンやインテル以外の基地局(ネットワーク)ベンダーや端末(チップ)ベンダーとの協力も検討するなど、実験規模を拡大する予定です。

ドコモは、2010年より5Gに関するコンセプト検討を開始し、2014年5月以降は技術開発を目的に世界主要ベンダーと共同実験を実施する等、早期から様々な取り組みを実施してまいりました。
今後はさらに幅広いパートナー企業との連携を促進し、これまで世界主要ベンダーと研究を重ねてきた5G技術のもと、新たなサービス創出にも積極的に取り組んでまいります。

「5Gトライアルサイト」の概要は、2016年11月17日(木曜)から18日(金曜)までドコモR&Dセンタ(YRP)にて開催する「ドコモR&Dオープンハウス」に出展予定です。

  1. 5Gは、10Gbpsを超える超高速な通信速度、飛躍的な通信容量の拡大、IoTの普及に伴う端末数の増加やサービス多様化への対応などをめざして研究開発および国際標準化が進められている次世代の移動通信方式です。

別紙 「5Gトライアルサイト」における5G実験環境概要

1. 場所

東京臨海副都心地区(お台場・青海地区)および東京スカイツリータウン®周辺等

2. 提供開始時期(予定)

2017年5月以降

3. 周波数帯(予定)

28GHz帯および4.5GHz帯

4. 装置の特徴

  1. 基地局装置
    • 基地局当り最大20Gbps超の通信容量をサポート
    • 超多素子アンテナ(Massive MIMO)を実装
  2. 端末装置
    • 端末当り最大5Gbpsまたは10Gbps超の通信速度をサポート(端末タイプに依存)
    • 段階的に小型化を図る(2018年には持ち運び可能なサイズの実現をめざす予定)

<参考1>5Gトライアルサイト通信環境利用イメージ

5Gエリアでは5G通信環境を利用。5G以外のエリアではLTE環境に自動で接続・切替が行われるが、通信は切断されることなく、継続して利用可能。

イメージ画像

<参考2>商用サービス提供までのスケジュール(予定)

スケジュール表(予定)スケジュール表(予定)

  • 「東京スカイツリータウン」は、東武鉄道株式会社及び東武タワースカイツリー株式会社の登録商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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