報道発表資料
東京都内における自転車シェアリング「広域実験」の実施について
<2015年12月15日>
株式会社NTTドコモ
株式会社ドコモ・バイクシェア
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と株式会社ドコモ・バイクシェア(以下、ドコモ・バイクシェア)は、東京都千代田区、東京都中央区、東京都港区、東京都江東区(以下、4区)、および東京都と協力し、現在4区でサービス提供中の自転車シェアリングの相互利用の実現に向けた実験(以下、広域実験)を2016年2月1日(月曜)から開始いたします。
広域実験では、4区の自転車サイクルポートを共用(相互利用)することで、110か所以上のサイクルポート、1,100台以上の自転車を利用することができ、区境を越えた自転車の貸出や返却が可能になります。
また広域実験を通じて、相互利用により想定される自転車の集中・偏りを緩和し、スムーズに貸出・返却ができる運営体制について検証を行い、本格的な相互利用への移行を検討してまいります。
なお、現在すでに自転車シェアリングをご利用中のお客様は、特別な手続きをすることなく、2016年2月1日(月曜)より、区境を越えた自転車の貸出・返却をご利用いただけます※1 。
ドコモは、パートナーとともに新たな価値を協創する「+d」の取り組みを通じて、様々な社会的課題の解決に貢献し、お客様の生活をより豊かにすることをめざしております。
ドコモ・バイクシェアは、今後も自転車をはじめとする様々な移動手段のシェアリングや、利用分析データの活用を通じた新たな付加価値サービスの創出を進め、地域に根差した移動手段として、幅広いお客様にご利用いただくことで、温室効果ガス排出量削減や地域・観光の活性化に寄与してまいります。
広域実験の概要は、別紙のとおりです。
- 現在複数区に会員登録している場合、お手続きが必要となるケースがあります。別紙をご参照ください。
別紙1 自転車シェアリング広域実験の概要
1. 名称
「広域相互利用の実現に向けた自転車シェアリング広域実験」
2. 実験内容
- 現在東京都内4区(千代田区、中央区、港区、江東区)において提供中の自転車シェアリングについて、区境を越えて広域的に相互利用できるサービスの実験を行います。
- 対象となる4区のいずれかで会員登録があれば、4区のどのサイクルポートでも貸出・返却が可能となります。
- 広域実験を通じて、相互利用により想定される自転車の集中・偏りを緩和し、スムーズに貸出・返却ができる運営体制について検証を行い、恒常的な相互利用への移行を検討していきます。また、利用状況やお客様のご意見などをもとに、さらなるサービス内容の充実や利便性の向上に向けて取り組みます。
3. 相互利用対象サービス
- 千代田区コミュニティサイクル事業実証実験「ちよくる」
- 中央区コミュニティサイクル事業実証実験
- 港区自転車シェアリング事業実証実験
- 江東区臨海部コミュニティサイクル事業実証実験
4. 実施期間(予定)
2016年2月1日(月曜)〜2016年4月30日(土曜)※1
5. ご利用料金※2
対象 | プラン | 基本料(税抜) | 延長料金(税抜) |
---|---|---|---|
個人向け | 月額会員 | 2,000円/月 | 1回の利用が30分を超過した場合 30分毎:100円 |
1回会員 | 150円/回 | ||
1日パス | 1,500円/日 | なし | |
法人向け※3 | 法人月額会員 | 2,000円/月 | 1回の利用が30分を超過した場合 30分毎:100円 |
法人定額会員 | 4,000円/月 | なし |
6. 営業時間
年中無休・24時間(一部サイクルポートにおいては利用時間に制限があります)
7. サイクルポート数・自転車台数
サイクルポート116か所、自転車1,115台(2015年12月1日現在)
今後順次拡大予定です。
8. 必要な手続き等
現在、会員登録済のお客様は一部のお客様を除き、そのまま広域的に相互利用していただくことができます。なお、複数区に会員登録している場合、お手続きが必要となるケースがあります。
対象 | 登録状況 | 必要な手続き | |
---|---|---|---|
会員登録済のお客様 | 1区のみ会員登録中のお客様 | 特別な手続きは必要ありません。 | |
【重要】 複数区でご登録頂いているお客様 (以下2つのケース) |
重複課金となる場合がございますので、ご自身で登録の整理及び一部の解約手続きをお勧めいたします。 | ||
ケース1) 複数区で別のICカード※4 を会員証として登録頂いている場合 |
任意の1区のサービスのみを残し、その他の区で登録頂いている会員登録をお客様ご自身で削除していただくことを推奨します。 (複数区登録でご利用される場合、これまでどおりそれぞれのご利用料金が発生します。) |
||
ケース2) 複数区で同じICカードを会員証として登録頂いている場合 |
任意の1区のサービスのみを残し、その他の区で登録頂いている会員登録をお客様ご自身で削除(もしくは登録会員証情報を別ICカードに変更)していただく必要があります。(なおシステムへの影響も考慮し、1月31日夜間時点でお手続きがされていない場合、自動処理をさせていただく場合があります) | ||
新規でご利用いただくお客様 | これまでに会員登録がなく、新規でご利用いただくお客様 | 千代田区、中央区、港区、江東区のいずれか1つのサービスに会員登録いただければ利用可能となります。 |
9. 自転車安全利用キャンペーンの実施
4区の会員を対象に、広域実験開始時にヘルメットや自転車安全利用リーフレットを配布し、安全意識を高めるなど、自転車利用における安全性の確保にも取り組んでいく予定です。
- 実験の状況により延長する場合があります。
- 港区については2016年2月1日料金改定により「5.ご利用料金」記載の料金(すべて税抜価格)となります。(専用ICカードの発行には、別途カード発行手数料として500円(税抜)が必要です)
- 法人向けプランは従業員同士で会員証を共有してご利用いただけます。
- 「ICカード」とは会員証(鍵)としてご登録いただいているICカード(おサイフケータイ含む)のことを指します。
参考 ドコモバイクシェアシステムの特徴
1. 自転車本体に通信機能やGPS機能を搭載
自転車本体に従来のサイクルポートが持っていた通信機能やGPS機能、遠隔制御機能(自転車の貸出・返却制御や電動アシスト機能のバッテリー残量の把握等)を全て搭載しているため、大規模な工事をする必要がありません。そのため、設置コストおよびスペースを削減でき、サイクルポートを柔軟に設置することができます。
また、GPS機能が自転車に搭載されたことにより、自転車の位置情報をリアルタイムで把握することができるため、効率的な自転車の再配置が可能です。
さらに今後は利用者の走行履歴を分析し、お客様が安全にご利用いただくために役立つ情報の提供などを検討しております。
2. 自転車本体にICカード対応のカードリーダーを搭載
自転車本体の操作パネルにカードリーダーを搭載したため、ICカードやおサイフケータイ対応の携帯電話/スマートフォンをかざすことで、その場ですぐに貸出/返却が可能です。
<自転車仕様イメージ>

<操作パネル拡大図>

3. 会員情報サイト(自転車の予約管理・利用状況管理)の提供
貸出可能な自転車の情報などを携帯電話/WEBサイトから確認できるため、即時に自転車を予約することが可能となります。また、お客様の利用履歴や、請求情報をいつでも確認可能です。
4. 無人型登録機(タッチパネル式登録機)
無人型登録機では、タッチパネルでの操作で簡単に会員登録や1日パスの購入などができます。交通系ICカードでの決済にも対応します。
<無人型登録機>

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。