報道発表資料
ブラジルにおいてeSIMソリューションの提供を開始
-法人のお客さまの海外展開をIoTで支援-
<2015年10月28日>
株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、ブラジルの携帯電話事業者Telefonica Brasil S.A.(以下Vivo)と、docomoM2Mプラットフォームをご利用の法人のお客さまを対象に、SIMを差し替えることなく、ドコモの電話番号からVivoの電話番号に入れ替えることができるeSIM及びeSIMを活用したソリューションの提供を開始することに合意いたしました。
eSIMは、業界団体であるGSMA※1 により2013年12月に仕様が公開されました。ドコモでは2014年6月からdocomoM2Mプラットフォームをご利用の法人のお客さまを対象にeSIMの商用提供を開始しておりますが、日本の通信事業者として、海外通信事業者とeSIMを活用したソリューションの提供に合意するのは今回が初めてとなります。
ブラジルでは恒常的に国際ローミングを利用することが規制されており、これまでは日本からブラジルに通信機能を組み込んだ車両や建設機械等の機器を輸出する場合は、物理的に現地通信事業者のSIMに差し替える必要がありました。今回の合意により、お客さまはSIMの差し替えを行うことなく、ブラジルでVivoの回線を利用できます。
本ソリューションは、ヤンマー株式会社が次年度以降にブラジルに輸出する予定の製品に組み込み、稼働状況管理、稼働診断保守、盗難防止などの遠隔情報サービスに活用される予定です。
ドコモは今後もeSIM及びeSIMを活用したソリューションの提供を通じて、お客さまのグローバル展開をサポートしてまいります。
- GSMAは、「GSM Association」の略で、携帯電話事業者のほか、端末メーカーやソフトウェア企業などを取りまとめるモバイル通信事業の業界団体。
別紙 Telefonica Brasil S.A.(Vivo)の概要
- ブラジルにおける最大手の携帯電話事業者
- スペインの大手通信事業者Telefonica S.A.(テレフォニカ)の南米子会社
- ブランド名「Vivo」で事業展開
会社名 | Telefonica Brasil S.A.(ブランド名「Vivo:ヴィヴォ」) |
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代表者 | Amos Genish(President and CEO) |
所在地 | サンパウロ市 |
営業開始日 | 2003年 |
従業員数 | 20,567人(2014年) |
事業内容 | 携帯電話事業 |
契約者数 | 8,143万人(2015年8月現在) |
市場シェア、順位 | 市場シェア 29.08%(2015年8月現在) 市場順位1位 |
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。