報道発表資料

古河市立小・中学校へLTE対応学習用タブレットを導入
-ICTを活用し、児童・生徒主体の教育・学習支援を推進-
<2015年5月20日>
茨城県古河市
株式会社NTTドコモ
茨城県古河市(以下古河市)と株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、2015年9月1日(火曜)より、古河市立の小・中学校32校を対象に、通信モジュール搭載モデル学習用タブレット(以下、LTE対応学習用タブレット)1,421台を活用し、学校内のみならず、校外や自宅においても学習しやすい環境を構築し、児童※1・生徒※2 一人ひとりに最適な教育を行うことで、学力向上をめざします。
これまで古河市では、一部の小学校において学校内Wi-Fi®対応の学習用タブレットを用いて、学校内で電子黒板との連携などによる授業が行われていましたが、LTE対応学習用タブレットを用いることで、児童は電子教材を課外授業で利用したり、自宅に持ち帰ることなどによる能動的な学習が可能となります。
さらに、タブレット端末を用いて児童同士の意見交換が活性化し、新たな発見や気づきを生み出すことが可能となります。
古河市では、重点整備校として古河第五小学校、上大野小学校、大和田小学校の3校については児童1人1台、その他の小学校20校については1クラス分にあたる各校40台を導入します。加えて、教育ICTに先導的な役割を担う小・中学校教員1人につき10台のLTE対応学習用タブレットを導入します。
今後のさらなる教育ICTの発展を目的とした共同研究として、古河市とドコモは、古河第一小学校5、6年生を対象に、電子教材を搭載したクラウド型教育プラットフォームと連携した1人1台のLTE対応学習用タブレットによる個々人に合わせた学力向上効果と教育ICT環境整備のあるべき姿を今後検討してまいります。
また、小・中学校教員を対象に、ICTを活用した教育スキルの向上をめざし、オンライン学習サービス「gacco®(ガッコ)」の仕組みを利用した教員向けオンライン学習サービスによる効果検証に関する共同研究の検討を進めてまいります。
さらに、遠距離通学支援バスを利用する児童を見守るため、ドコモのお子さま向け腕時計型ウェアラブル端末「ドコッチ 01」の登下校時における有用性について検討を進めてまいります。
古河市とドコモは、社会価値の協創を推進すべく、さらなるICTを活用した教育・学習支援を通じ、児童・生徒主体の教育スタイルを構築してまいります。
- 小学校に入学・就学する者について、「児童」と表記します。
- 中学校に入学・就学する者について、「生徒」と表記します。
別紙1 LTE対応学習用タブレットの導入概要
1. 目的
LTE対応学習用タブレットを古河市立小・中学校に導入し、電子教材を用いて、学校内の授業や校外学習および自宅学習と連携した教育を行うことで、児童・生徒一人ひとりの個性に応じた教育を実践し、児童・生徒主体の能動的な学習の推進により、学力向上をめざします。
2. 導入開始日
2015年9月1日(火曜)
3. 対象
- 古河市立小学校23校
上記のうち、古河第五小学校、上大野小学校、大和田小学校は、児童1人1台。その他の小学校20校については、1校あたり1クラス人数にあたる40台 - 教員育成プログラムにおける教育ICTに先導的な小・中学校教員1人につき10台
4. 導入イメージ

別紙2 共同研究の概要
1. 共同研究の目的
以下の3点について共同研究の実施を検討します。
- 児童1人1台のLTE対応学習用タブレットの導入と電子教材による個々人に応じた学力向上効果の検証
- 小・中学校教員を対象に、オンライン学習サービス「gacco®(ガッコ)」の仕組みを利用した教員向けオンライン学習サービスを活用し、教育スキル向上効果の検証
- GPS機能搭載の腕時計型ウェアラブル端末「ドコッチ 01」を用いて、遠距離通学支援バスを利用する児童の登下校時の安心・安全を含めた連絡手段の有用性の検証
2. 共同研究の概要
- 1人1台学習用タブレットとクラウド型教育プラットフォームを連携した教育システム
内容:
小学校5、6年生の児童を対象に、LTE対応学習用タブレットを1人1台配布し、個別学習ドリルや協働学習ツールなどを搭載したクラウド型学習プラットフォームと有害なサイトへのアクセスを制限する「アクセス制限サービス」などを組み合わせた教育システムを導入し、対象児童の学力向上効果と教育ICT環境のあるべき姿を今後検討します。対象:
古河第一小学校5、6年生対象期間:
2015年9月1日(火曜)〜2018年8月31日(金曜) - 教員向けオンライン学習サービス
内容:
小・中学校教員を対象に、「gacco」の仕組みを利用した教員向けオンライン学習サービスを活用し、教員が映像による学習を行うことで、教育スキル向上効果に関する共同研究を検討します。対象:
教育ICTに先導的な役割を担う小・中学校教員導入開始予定:
2015年度中(予定) - ドコッチによる遠距離通学支援バス利用児童の見守り
内容:
通学時に遠距離通学支援バスを利用する児童が集合時間に遅れたりした場合、バスの運転手が居場所を把握するため、GPS機能を搭載した腕時計型ウェアラブル端末「ドコッチ」を対象の児童に配備し、「イマドコサーチ®」サービスにより、児童の位置情報を把握する有用性について共同研究の検討を進めてまいります。対象:
古河市内の遠距離通学支援バスを利用して通学する児童導入開始予定:
2015年度中(予定)
- 「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの商標または登録商標です。
- 「gacco」「イマドコサーチ」は、株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。
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